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チャイルドシート

「子どもが嫌がる」「窮屈でかわいそう」チャイルドシートはなんのため?“子どもを守れない座らせ方”に怒りの声



妹家族の車にチャイルドシートを載せようとしたら…

チャイルドシート 法律 事故防止

©vladdeep/stock.adobe.com

チャイルドシートの形状や種類はさまざまであり、年齢や使用環境などによって選ぶべき製品も変わってきます。

複数の車両間で1つのシートを使い回す場合には、脱着が容易な製品が好まれる製品がありますが、「自分の車にチャイルドシートを載せたくない」と考える人もいるようです。

「妻と2歳の娘と、実家から車で10分ほどの場所に住んでいます。実家で父の車に娘を乗せることもあるので、実家にも1台チャイルドシートを用意してもらっているんですね。

それで、この間の長期連休に妹夫婦が帰省してきた際、みんなで近くのレジャー施設に遊びに行くことになって。駐車料金が高いので、一番大きな妹家族のミニバンに同乗して行くことになりました。

ウチの子も乗れるよう、実家のチャイルドシートを妹夫婦の車に装着しようとしたら、妹の旦那が『やりますよ』と言ってきたんです。妹夫婦には子どもがいませんし、少し不安でしたが、とりあえず装着をお願いして。ですがいざ娘を乗せようとしたら、ガタガタ揺れてまったく固定できていなかったんですよね。

これはまずいと思い、『動いちゃうから、つけ直すね』と固定して、一件落着と思いきや……1週間ほどして、妹から『旦那がチャイルドシートの跡が落ちないって』とメッセージが来たんですよね。跡を直すのに1万円くらいかかるから、負担してほしいと。

跡がイヤなら駐車場代を払ってでもウチの車と2台で行ったのに……と思いつつ、1万円で揉めるのも面倒なので、素直に払って終わりました。今後、妹の旦那とはなるべく距離を置こうと思います」(30代男性)

チャイルドシートの不使用や、不適切な取りつけは、万が一の事故の際に子どもに深刻なダメージを与える可能性が飛躍的に高まります。

警察庁の資料によれば、チャイルドシート不使用時における子どもの致死率は、適正使用時の約4.2倍に上るとのことです。

どのような事情があったとしても、大切な子どもに取り返しのつかない被害が及ばぬよう、チャイルドシートはなるべく安全基準に適合した製品を選び、しっかりと車両に取りつける必要があります。

そのうえで、ベルトの締めつけやハーネスの高さなど体格にあわせて調整することが欠かせません。

ライター:鹿間羊市
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