長期くるま旅の風邪対策〜ポイントは「暖・重・潤」の3ステップ〜
目次
風邪対策してる?
こんにちは。キャンピングカーで日本一周している、むっちゃんです。
突然ですが、皆さんクルマ旅をする上でしっかり風邪対策していますか?
空気がこもりやすく、限られたスペースに人が集まるキャンピングカーやバンでの生活は、普通の家に比べてウイルス感染や風邪を引くリスクが高いのは否めません。
だからこそ、しっかりと日頃から対策をすることが大事!ポイントをおさえれば何も難しいことはなく、健康的に楽しいクルマ旅を続けられますよ。
今回は、年間365日キャンピングカーで過ごしている我が家がどんな風邪対策をしているのかを紹介します。ポイントは「暖・重・潤」の3つです!
風邪予防の基本
まず最初に、風邪予防の基本を確認しておきましょう。
風邪予防に効果的だとされるのは以下の3つです。
- 十分な睡眠(免疫力の向上)
- 人の多い場所を避けてマスクを着用(感染の機会を減らす)
- うがい、手洗い(ウイルスを体内に入れない)
我が家の場合は手洗い・うがいは特に念入りにしています。睡眠時間の確保や人の多い場所を避けるよりも簡単ですぐに実践できます。手洗いはトイレや食事、調理前に、うがいは家(車)に帰って来た時に行います。
正しいうがいの仕方というのもあるのでここで紹介しますね。
- 口の中の食べかすなどを取る目的で、口に含んで強くうがいします。(いわゆる“クチュクチュペッ”)
- 上を向いて、のどの奥まで届くように15秒程度うがいします。(いわゆる“ガラガラペッ”)
- もう一度“ガラガラペッ”をします。
うがいを3段階に分けることで、口内にいる風邪菌をノドの奥まで運ぶことなく、しっかりと菌を出すことができるのです。
また、我が家ではうがいに加えて歯磨きもこまめに行います。なんと歯磨きは風邪やインフルエンザの予防にもなるのだとか。
口内が清潔になり唾液が粘膜を潤すことで、感染予防につながります。特に寝起きの歯磨きはインフルエンザ対策にも有効だと言われています。
さて、ここからは私たちが車生活で実際に意識している風邪対策のポイントを紹介していきます!
冷えからカラダを守る
走行ヒーターで車内を暖める
最初のポイントは『暖める』こと。冷えは免疫力を低下させるので自分の身はもちろん、キャンピングカーの装備を使って車内もしっかり暖めましょう。
我が家のキャンピングカーでは「走行ヒーター」という機能があります。これは走行中に稼働するエンジンを使って荷室の方へ温風を送れるもので、燃費に関係なく荷室を暖められる優れた機能です。移動中には常に走行ヒーターを稼働させて室内を温めています。
カーテンで冷気をシャットアウト
カーテンがあるのとないのとでは体感温度が大幅に異なります。私たちのキャンピングカーは布製のカーテンをつけていますが、それでも十分に力を発揮してくれます。
またカーテンでなくとも、断熱シートを窓に貼るだけでも外の冷気をかなりシャットアウトできますよ。
最近のキャンピングカーはシェードが付いている物が主流ですが、昔のモデルでシェードが付いていない方は試してみてください。
ホッカイロは〇〇〇に貼る
ホッカイロは冬には欠かせないアイテムですよね。
カラダのあちこちにカイロを貼るのもいいですが、おすすめは肩甲骨です。寒いとどうしてもカラダが縮こまって硬直し肩が凝りますが、肩甲骨に貼ると上半身全体が暖かくなり肩凝り防止にもなります。
私たちは−10℃の日だろうが関係なく雪遊びや、観光に出かけますが、その度にホッカイロには救われてきました。
ダウン・裏起毛製品はマスト
アウターは上着だけでなく、ボトムスまでこだわりましょう。最近、ダウンパンツや裏起毛製品のスラックスは、安価なものが増え購入しやすくなっています。
私は数年前まで、ジーパンの下にタイツを履いて対策していましたが、『薄着で寒さを耐えようとすると、カラダが冷えから守ろうとして脂肪がつきやすくなる』のだとか!
それを聞いてからは、しっかり着て温かくし、無駄に脂肪を蓄えないように気をつけています・・・。
また最近の防寒服はスタイルを良く見せてくれるタイプが多く、女性にもありがたいですね!
一着のセーターよりも重ね着!
一着分厚いセーターを着る方が見た目は温かそうですが、実は薄い服をいくつも重ね着する方がカラダは温まります。
なので上も下も、できるだけ重ね着しましょう。特に足元を温めれば全身の血の巡りが良くなり、健康にも良いです。
靴下の重ねばきは、つま先が丸いものと5本指ソックスの組み合わせがおすすめ。5本指ソックスが指間の汗をしっかりと吸ってくれるので蒸れを防ぐことができます。
上着はライトダウンにダウンを重ね着することが我が家では定番です。ユニクロのウルトラライトダウンなどの軽いものを使えば、重ね着しても肩が凝ることはありません。
空気の乾燥はご法度!
始めに「車内を暖めよう」とお伝えしましたが、暖房器具を使うとどうしても車内が乾燥してしまいます。乾燥すると、ノドや鼻の粘膜まで乾燥して、体内にウイルスが入りやすい状態に。
逆に、湿度が60%あれば、風邪ウイルスの約80%が死滅すると言われています!
そこで、簡単にできる乾燥対策を試してみましょう。
濡れたタオルを干す
部屋の湿度を上げるのには、濡れたタオルを干しておくのが簡単でおすすめです。シャワーを浴びた後のタオルはもちろん、洗濯物でも構いません。
我が家はコインランドリーで洗濯したものを車内干ししています。空気の乾燥も防げるし乾燥機代も節約でき、一石二鳥です。
ノド飴やこまめな水分補給
私は手元に常にタンブラーを置いています。タンブラーであれば、ふた付きなので移動中もこぼれる心配がなく便利です。保温性のものであれば、カラダも温まり風邪予防にさらに効果的。
ちなみに水分を摂取するには排泄の時間でもある午前中がベストなタイミングと言われています。カラダが冷えないように常温で、たっぶり水分を多く摂る様にしてみてください。
また水分を摂ってもノドが乾燥でコソコソする時は、ノド飴を舐めるとかなり楽になります。花粉が舞う季節のノドの保護にもおすすめです。
食事での風邪に負けないカラダ作り
最後に、風邪対策には食事での体調管理がとても大切です。旅行中はどうしても栄養バランスが崩れがちになりますし、車中泊だと自炊のレパートリーも限られてきます。
食事で1番簡単にできることは『冷たいものより温かいものをチョイス』することです。カラダの中から温めることで冬の不調はかなり起こりにくくなります。
温かいスープや味噌汁などでカラダの中から温め、さらにショウガや唐辛子など血液循環を高めるハーブやスパイスを入れると、より風邪予防に期待できます。また、タンパク質とビタミンA、C、Eは身体を守る抵抗力と免疫力を高めてくれるので積極的に取り入れたいですね!
食事面でも少しだけ意識することでカラダの調子は変わってきます。できるところから実践してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回紹介した風邪対策は、どれも簡単なので少し意識するだけで誰でも行えます。楽しい旅にするには、まずは体調管理からです!長期のクルマ旅ではなおさら体調に気をつけたいですね。
皆さんも風邪に負けずに、充実したクルマ旅を楽しんでください!