冬の車中泊に!用意しておきたい「暖かグッズ」と「雪対策グッズ」をご紹介!



少しずつ秋も深まってきた今日この頃。

秋や冬の車中泊で気になるのが、寒さや雪対策ですよね。

「朝起きたらペットボトルの水がガチガチに凍っていた!」なんてこともあるくらい、冬の車中泊は極寒になることもあります。

しっかりとした対策をしないと、凍えてしまい眠ることもできません。

家なら暖房をたくさんつければ済むところですが、電力に限りがあるキャンピングカーでは色々と気を遣います。

そこで今回は、メルセデス「トランスポーター」を車中泊仕様にしている、我が家流の冬対策をご紹介。

車中泊を乗り切る暖かグッズと、雪対策に使える便利グッズを紹介していきたいと思います。

冬の寒さをのりきる!車中泊の暖かグッズ


まずは車中泊をするときの暖かグッズから。

ヒートテックや冬用の靴下、裏起毛の服やズボンなど、まずはとにかく着込むのは基本として、それ以外に使用している暖かグッズについて紹介していきます。

冬用の寝袋


冬用の寝袋

寝袋にも冬用があるのをご存知でしたか?

夏用との違いはダウンジャケットのように、寝袋の内側に羽毛が詰まっていること。

車中泊よりも寒いであろう冬のテント泊でも使われるものなので、保温性もバッチリです。

さらに家から持参した毛布を上にかければ、とても暖かくできますよ。

冬用の寝袋2

見た目が怪しいものの(笑)、顔もほとんど隠せます。

冷たくなる鼻まで覆ってしまいましょう。

ダウンはとても軽いため圧迫感もありませんし、使わない時はクルクルと巻いてコンパクトに収納できとても便利です。

ダウン素材の靴下


ダウン素材の靴下

寝袋につづき、ダウン素材の靴下もあります。

冬になると足先が冷える!という方は多いはず。特に女性に多いのではないでしょうか。

私も足先が氷のように冷たくなり、自分の足の冷たさで眠れなくなるほど。冬は靴下が必須です。

車中泊の時は毛糸の靴下を履き、上からこのダウン素材の靴下を履いて寝ます。

それでも寒ければカイロを使うこともあります。足用の貼り付けるタイプはとても便利で重宝しています。

奥様をつれて寒い場所でドライブしたい旦那さまは、ぜひ奥様のために用意してあげてください。

私も少しずつ冬の車中泊が嫌ではなくなりましたから♪

電気毛布


電気毛布

コンセントがあることが条件になりますが、電気毛布も冬の車中泊に役立ちます。

生地は薄いものの、間に電熱線が入っており、じんわりと温めてくれます。

体の下に敷いても良いし、上からかけても使えます。

毛布や寝袋と組み合わせることで、とても快適に眠れますよ。

これを買ってからは、車中泊といわず自宅でも使うようになり、今ではうちの猫のお気に入りになっています(笑)

上の写真のものはインターネットで3,500円程で購入。

気軽に使えるので、ぜひためしてみてください。

FFヒーター


寝袋や靴下など、どれだけ温かいアイテムを増やしても、朝起きる時に布団からでれば、残念ながら極寒です(涙)

布団からでたくなーーーい!となるのは、家にいるときより寒い車中泊の方が断然上!

そこで便利なのが、車内を温めるFFヒーターです。

FFヒーターは、エンジンを止めていても車内を温めてくれる便利なもの。

燃料は車を動かすガソリンから補充し、少ない燃料で温めてくれるため燃費も良いそうです。

ただし、念のため排気口がどこにあるか、雪に埋もれないかなどを確認して使用しましょう。

うちは元々車についていますが、後から取り付けるとかなり高価なもののうえ、工賃もかかります。

キャンピングカーの購入を考えていて、冬の車中泊をする予定があるなら、最初からFFヒーターを装備した車を選ぶのがおすすめです。

また、多くないとはいえ電気も消費するので、電力量の確認も忘れずに!

冬の雪対策グッズ


キャンピングカーやバンライフを楽しむ人々は「冬でも旅行やドライブを楽しみたい」という方が多いのだとか。

その目的は、温泉やスキーなど冬ならではのものが多いようです。

ここからは冬の雪対策グッズをご紹介していきます。

あえて寒い地方へ出向く、なんて時のために、雪対策は充分にして安全第一で出発しましょう!

タイヤチェーン


タイヤチェーン

タイヤチェーンの装着は正直めんどうですよね。

「スタッドレスタイヤだから大丈夫」かどうかは、状況にもよるため各個人での判断も必要になります。

まず、スタッドレスタイヤで行く場合は、溝がすり減っていないかを事前に確認しておきましょう。

運転手が雪道に慣れていない、山の上のスキー場へ行く(坂道を登る)などの場合には、チェーンを装備しておくと安心です。

去年、長野県の志賀高原スキー場へ行ったのですが、まだ2割程度しか坂道を登っていない場所で、すでに車を押している大学生グループがいました。

道路は除雪されていましたが凍っていて、途中で止まった車を発進させることができなかったよう。

男の子4人くらいで一生懸命押していましたが、スキー場までは遥か彼方。結局どうしたのかは分かりません。

改めてチェーンを付けていて良かった、と思った瞬間でした。

キャンピングカーやバンは車体も重たく押すのは大変なため、チェーンは常備しておいた方が安心です。

スノーブラシ


スノーブラシ

T字型になったスノーブラシは、雪下ろしに便利です。

私が長野にスキーに訪れたのは3月だというのに平地は大雪でした(出発した神奈川では梅まで咲いていたのでびっくりです)。

車中泊をしたのはまだ山の麓だというのに、朝起きてみたら積雪が20cmくらいありました。

なので、出発前にせっせと雪下ろしと雪かき。

車高の高いキャンピングカーには、スノーブラシはとても便利でした。

身長153cmの私でも簡単に雪下ろしができ、その間に旦那がチェーンをはめてくれました。

スコップ


スコップ

うちはスノーブラシだけで除雪しちゃいますが、スコップもあると便利です。

とくに車の足回りの雪を除雪するのに役立ちます。

スコップには先端のとがっている「ケンスコ」と、先端が真っすぐな「カクスコ」があります。

雪かきに便利なのはカクスコ

プラスチック製のものが軽くておすすめです。

冬の時期には、ホームセンターなどで購入できます。

冬の車中泊で注意すること


キャンピングカー  車内

ここまで冬の車中泊の暖かグッズをご紹介してきましたが、よく見かける”いけない例”もご紹介。

それは、アイドリングしたまま暖房を朝までかけ続けることです。

多くの方はご存知だと思いますが、アイドリングしての車中泊は、まわりの就寝中の方にとても迷惑ですし、環境にも良くありません。

私も周りの車のエンジン音が気になって眠れなかったことがあります。

さらに、冬には雪が排気口を覆ってしまい、一酸化炭素中毒で亡くなるニュースも多く目にします。

楽しい旅行にするためにも、エンジンを切って、できる方法で寒い車中泊を乗り切りましょう!

冬の車中泊も楽しく、快適に乗り越えよう!


雪景色と猫

我が家で実践している、冬の暖かグッズ、雪対策グッズをご紹介しました。

冬の車中泊は必要な準備も多いですが、車内で食べるカップラーメンや、温かいホットコーヒーは格別です♪

それにフカフカの雪で滑るスキーやスノーボード、雪を見ながら入る露天風呂も冬ならでは。

「冬は寒いし、キャンピングカーやバンでの車中泊はちょっとなぁ」という方も、この記事を参考に冬ならではの楽しみ方を見つけてみてくださいね。