ワンコインで泊まれる!宮城県「RVパークライト道の駅三滝堂」
今回ご紹介したいのは、2017年4月1日に宮城県で13番目の道の駅としてオープンした、「RVパークライト道の駅三滝堂」です。
急ぎの旅行のため周辺観光はできませんでしたが、このRVパークがある登米市東和町は、全線開通になった気仙沼市~宮古市を結ぶ三陸自動車道の、ちょうど中間地点にあたります。
2021年には三陸自動車道が全面開通になるにあたって無料通行区間も増え、三陸方面への旅行やドライブの利便性が大きく向上するであろう場所。
これからの三陸方面への新しい観光拠点としても、ぜひチェックしていただきたいところです。
「RVパークライト道の駅三滝堂」の予約からチェックアウト、周辺観光や周辺の温泉施設などをまとめてご紹介します!
目次
予約~チェックインの手続き
道の駅 三滝堂は、三陸自動車道の無料通行区間と国道に面している道の駅。三滝堂IC出口を降りてすぐの場所で、この地区の災害避難拠点でもあります。
道の駅にある産直品の販売コーナーは19時まで営業しており、店内では多くの人が買い物をしていました。ファミリーマートも併設されているためか、お店の前の駐車場も混雑ぎみです。
チェックインの時間は当日10時~15時まで。産直品の販売コーナーのレジでRVパークの受付します。
RVパークを利用する旨を伝えた後、食堂の一角で施設利用許可書に記入し、利用料金を支払ってから施設利用案内書とゴミ袋を受け取ります。
利用料は、ゴミ処理代・電源使用料も込みで一台一泊500円です。
チェックアウトは10時まで。鍵などの返却はないので、自由に退去できます。
受付が完了したら、一般駐車場からRVパークの駐車エリアに移動します。
駐車場や電源について
RVパークエリアの出入り口には3本のポールが立っていますが、初回の入場時に担当の方が下げてくれます。同時に、作業手順も教えてくれました。
その後は、RVパークを出入りするたびに各自でポールを上げ下げする作業が必要です。
やや面倒ではありますが、その理由は、このRVパークが災害拠点として非常時の緊急車両の受け入れを行っているため。災害時には、緊急車両を優先してここに駐車させるシステムを取られているのだとか。
上げ下げの作業自体は、ポールを少し持ち上げてからロックを外して下ろすだけなので、女性でも簡単にできると思います。
写真でもお分かりだと思いますが、RVパークの出入り口から車道(県道)までのスペースは、全長6mの我が家の車でギリギリです。
これ以上、長さのある車種の場合、県道側に車体がはみだしてしまうので、一度停車し、ポールの上げ下げをする必要があります。交通量がそれなりにある道路なので、その点には注意が必要です。
RVパークの電源付き駐車エリアは、全部で6台分。当日の利用者は私たちだけでした。
駐車エリアの前は広く、旋回なども余裕でできるスペースがあります。
電源付きエリアには、ポール型の防水コンセントが設置されています。
コンセントのカバーは通常は施錠されており、受付の担当の方が解錠します。個人での施錠・解錠は不要です。
1口15Aで、防水型プラグにも対応。もちろん、通常のプラグでも問題ありません。
また、ここはキャンプ場ではないので、焚き火やバーベキュー、花火は禁止です。
椅子、テーブルの使用は、駐車エリアの枠内なら使用可能とのこと。
タープに関しては、駐車エリアに2個設置してあるフック付きのブロックを、ペグの代わりとして使うことができます(数に限りあり)。
夜の様子
トラックなどの大型車とは駐車エリアがかなり離れているので、夜でもエンジン音は全く気になりませんでした。
ファミリーマート前の駐車場も出入りがそれなりにありますが、こちらも離れているので問題ありません。
一般道からも離れているので、車の騒音とは無縁です。
施設について
駐車エリアの目の前には、24時間利用可能の水道があります。横に水栓が2個と、上に水飲み用の水栓が1個。飲んだり汲んだりと、使い勝手が良いです。
トイレは、道の駅の情報センター内にあります。
トイレに行くまでの通路に、東日本大震災の写真や資料の展示と、道路交通情報や天気の情報などをチェックできるタッチスクリーンもありました。
奥にあるのがトイレ。RVパークの駐車エリアから約90歩ほどで到着します。
コンビニの屋根がトイレの入り口まで続いているので、小雨であれば傘なしでも大丈夫です。
ゴミは、受付時に渡されたゴミ袋に入れて、情報センター側のゴミ箱の脇に出します。
道の駅の様子
犬の大きさごとにエリアが分かれている、無料のドッグランを完備。ワンちゃんと一緒に旅行されているファミリーにはうれしいですね。こちらは、RVパーク利用者以外の一般の方も利用可能です。
道の駅の玄関すぐの場所には生花コーナーが。398円からと、お手軽な価格で販売されています。
産直品の販売コーナーでは「人は登米のだし」と書かれているのぼり旗が目立ちました。
気になって手に取ってみると、これは少しのお醤油を加えただけで、ほかには何も入れていない和風だしとのことだそう。購入して、帰宅後に高野豆腐の煮物を作ってみましたが、とてもおいしかったです。
お弁当の種類も豊富でした。道の駅としてはめずらしく、予約も受け付けているそうです。
ほかにも、パン、お餅などが棚一杯に並んでいました。
支払いは、RVパークの利用料金も含めて、現金はもちろん、各種カード、スマート決済に対応しています。
近くにスーパーマーケットはありませんが、道の駅には酒のつまみになる食材がたくさんあり、食べるものには困りません。
前述のとおり、お弁当がとても充実しているので、手ぶらで来ても食事の心配はまず必要ないでしょう。
登米市や南三陸町で採れたばかりの新鮮野菜もあるので、簡単にサラダを作るのも良いですね。
デザートも充実しています。
特におすすめなのは、南三陸町の自然卵農園で作られた、たっぷりクリームの「卵皇の生カスタードケーキ」や、自家製のカスタードクリームと生クリームを合わせた「卵皇のプリン」。
平飼いで太陽の陽をたっぷり浴びながら元気に走り回って育った鶏さん達の卵を、ぜひとも味わってください。
周辺観光地と温泉施設
周辺観光としては、三陸道登米IC出口を降りた場所に、ロマンただよう街並みが広がる「みやぎの明治村」をはじめ、パワースポットなどが点在しています。
20km圏内には道の駅が4か所あるので、道の駅めぐりをしても良いかもしれませんね。
長沼温泉 ヴィーナスの湯
「RVパークライト道の駅三滝堂」から約20km。三陸道登米ICを降りて登米方面に進んだ場所にあるのが「長沼温泉 ヴィーナスの湯」です。
距離だけ見るとRVパークから近いですが、一般道にある商店街を通るルートにあって、渋滞にはまると時間がかかってしまうため、時間に余裕がある時に訪ねるのがおすすめです。
泉質は、等張性弱アルカリ性温泉(ナトリウム_塩化物泉)で、塩の働きによって体の芯まで温まり、肌もしっとりとします。
敷地内でマラソン、ウォーキング、キャンプ、バーベキューも楽しめるため、遊んだ後はお風呂に入って、RVパークで就寝という行動パターンもおすすめ。
2時間以内もしくは夕方5時からは料金が500円になります。
道の駅 上品の郷 ふたごの湯
道の駅 上品の郷の施設内にある「ふたごの湯」は「RVパークライト道の駅三滝堂」から約30km。
三陸道河北IC出口を降りて850mのところにあるため、信号機もIC出口にしかなく、渋滞もなく到着します。帰りも同様、RVパークまでスムーズ。
土日祝は利用料が750円と少し高めですが、施設内はとても清潔。
天井が高くて開放感があり、和紙の照明も高級感があります。
茶褐色に濁った高濃度の本格温泉は、塩分と鉄分が非常に多く含まれた泉質のため、お風呂上がりの体はいつまでもポカポカ。
8月18日から機械設備改修工事で休館になっており、再開時期は12月初めの予定だそうです。
まとめ
「RVパークライト道の駅三滝堂」は、ワンコインの利用料の中にゴミ処理代・電源使用料も含まれている、とても良心的な施設です。
どのRVパークもこの値段なら、もっと気軽に利用できるのにと思いました。
昨今キャンカーのマナーについて取り沙汰されることが多いですが、RVパークを含めて、こういった施設が増えていくと、その問題の解消にもつながるのではないでしょうか。
また、三陸は私たちの故郷でもあります。生まれ育った家が3.11の津波で流され、タンクローリーが突き刺さった光景は、今でも忘れることはありません。
今後、震災復興事業でもある三陸自動車道の全面開通により、たくさんの人が三陸に訪れて、さらに復興が進んでいくことを願っています。
RVパークライト道の駅三滝堂
所在地:〒987-0908 宮城県登米市東和町米谷字福平191番地1
電話番号:0220-23-7891
チェックイン:当日10:00~15:00
チェックアウト:翌日10:00
利用料金:1泊500円/1台(トレーラー含む)
ペット:可
公式サイトはこちら
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