【長野】日本一の星空を期待して阿智村・馬の背で車中泊してみた
日本一の星空が見られる場所として知られる、長野県阿智村。
せっかく訪れるなら、満天の星を眺めながら車中泊してみたいと思いませんか?
今回、そんな星空を期待して向かったのは、阿智村にある「馬の背」。
ところが、楽しみにしていた星空は、残念ながら期待どおりにはいきませんでした。
それでも、夕暮れの景色や翌朝の雲海、地元グルメなど、実際に訪れたからこそ出会えた魅力もたくさん。
この記事では、10月6日に訪れた阿智村の観光スポットや、馬の背での車中泊体験を実際のスケジュールに沿って紹介します。
阿智村で星空鑑賞や車中泊を楽しみたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
星空を期待して阿智村へ!
長野県の南端に位置する阿智村は、「日本一の星空の村」として知られています。
環境省の全国星空継続観察で、星が観察しやすい場所として紹介されたこともあり、美しい星空を求めて多くの人が訪れます。

周囲を山々に囲まれた自然豊かな地域で、昼神温泉や花桃の里など、星空以外にも楽しめるスポットが点在。
今回、私たちが阿智村を訪れたのは10月6日。
旅の一番の目的は、満天の星を眺めることでした。
せっかくなら日中は周辺を観光し、夕方には山の上へ移動して車中泊をしようと計画。
そこで目指したのが、蛇峠山にある「馬の背」です。
標高約1,600mに位置し、視界が開けているため、周囲の山々を見渡せるスポット。
星空はもちろん、山の上ならではの景色も楽しむことにしました。
ただし、標高の高い場所では天候が変わりやすいため、当日の天気や気温に注意が必要です。
【12時ごろ】お昼ご飯は「昼神十割そば」
阿智村に到着したのは、お昼の12時ごろ。
まずは腹ごしらえをしようと、昼神温泉にある「昼神十割そば」へ向かいました。
昼神温泉周辺にはそば店がいくつもありますが、今回選んだのは、つなぎを使わず、そば粉だけで作る十割そばの専門店。
こちらのお店では、店内の石臼で毎日そばを挽き、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」のそばを提供しています。
そばの風味をしっかり楽しめるのが魅力で、阿智村観光のランチにもぴったりです。
昼神十割そば
住所:長野県下伊那郡阿智村智里408
営業時間:平日11:00〜14:30、土日祝日11:00〜16:00
定休日:木曜日
TEL:0265-43-3191
料金:ざるそば800円、平打ち麺への変更は+150円(訪問時)
詳細はこちら▷阿智村商工会「昼神十割そば」
※営業時間や定休日は変更される場合があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
ざるそばと平打ち麺を食べ比べ!食感と風味の違いを楽しむ

今回注文したのは、妻が「ざるそば」、私が150円を追加して「平打ち麺」に変更したざるそばです。
平打ち麺とは、きしめんのように平たく打たれたそばのこと。
せっかくなので、2種類を注文して食べ比べてみました。
まずは、妻が注文した普通のざるそばから。
ひと口食べると、ツルツルとした食感で喉越しも抜群。
今回は塩を少しだけ付けて食べてみましたが、そば本来の香りがしっかりと感じられ、とてもおいしかったです。
続いて、平打ち麺。
こちらは普通のそばとは食感がまったく異なり、もちもちとした噛みごたえがあり、そばの香りと甘みが広がります。
個人的には、噛んで味わう感覚がとても新鮮でした。

今回は妻と半分ずつ交換して食べたので、それぞれの食感や風味の違いを楽しめました。
2人以上で訪れるなら、別々の種類を注文して食べ比べてみるのもおすすめです。
訪れたのは平日で、店内には私たち以外に2組ほど。
混雑もなく、ゆっくり食事を楽しめました。
なお、駐車場の詳しい収容台数や広さを確認できていないため、利用する際は現地の案内に従ってください。
昼神温泉周辺を観光するなら、まずは地元のおいしいそばを味わってから散策を始めるのも良さそうです。
【13時ごろ】川のせせらぎに癒やされる!無料の足湯「ふれあいの湯」

そばを食べた後は、昼神温泉の朝市会場周辺へ。
次に立ち寄ったのは、無料で利用できる足湯「ふれあいの湯」です。
阿智川沿いにあるこちらの足湯は、昼神温泉の出湯35周年を記念して2009年に設置されたもの。
最大15人ほどが利用できる、比較的大きな足湯です。
昼神十割そばと同じ昼神温泉エリアにあるため、食事の後に立ち寄りやすい場所でした。
この日は平日だったこともあり、なんと貸切状態。
足を温泉に浸けながら周囲を見渡すと、すぐそばにはきれいな阿智川が流れています。
聞こえてくるのは、鳥のさえずりや川のせせらぎ、山を吹き抜ける風の音。
観光地に来たというより、自然の中でゆっくりと過ごしているような感覚でした。
無料で昼神温泉を満喫!足湯の入り心地や駐車場の様子

実際に足をお湯に浸けてみると、じんわりとした温かさが心地よく、観光の途中でひと息つくにはぴったり。
昼神温泉は、肌がすべすべになるといわれる泉質でも知られています。
そんな温泉を無料で気軽に楽しめるのは、うれしいポイント。
足湯を利用する際は、足を拭くためのタオルを持参しておくと便利です。
駐車場については、朝市会場周辺に駐車スペースがあり、普通車が20〜30台ほど停められる広さでした。
ちなみに、今回は朝のうちに快活CLUBでシャワーを済ませていたため、夜は温泉施設に立ち寄らず、足湯だけを楽しむことにしました。
昼神温泉 足湯 ふれあいの湯
住所:長野県下伊那郡阿智村智里307
料金:無料
利用時間:現地の案内をご確認ください
TEL:0265-43-3001
【14時ごろ】昼神温泉散策の休憩に!「昼神キヲスク」で秋限定スイーツを発見

足湯でゆっくりした後は、徒歩で「昼神キヲスク」へ向かいました。
昼神キヲスクは、昼神温泉の入り口にあるショップ&カフェです。
店内には地元のお土産が並び、カフェスペースではドリンクやスイーツを楽しめます。
地元産のフルーツを使ったスムージーなど、地域の食材を取り入れたメニューも魅力です。
先ほど訪れた足湯「ふれあいの湯」からも立ち寄りやすい距離にあるので、散策の合間に休憩するのにちょうど良いお店です。
地元産かぼちゃの風味がたっぷり!秋限定アイスを実食
訪れたのは10月ということもあり、秋らしいスイーツを食べたいと思っていました。
そんな中、店内には気になる商品を発見。
今回注文したのは、季節限定の「地元で採れたかぼちゃのアイス」です。

ひと口食べてみると、かぼちゃの香りがしっかりと感じられ、想像以上のおいしさ。
ほどよい甘さの中にかぼちゃ本来の風味があり、秋らしさを感じられる一品でした。
旅先で、その土地ならではの食材や季節限定のメニューを味わうのも、旅の楽しみのひとつ。
今回のように、昼間は昼神温泉周辺を散策しながら地元グルメやスイーツを楽しみ、夕方から山へ向かうという過ごし方もおすすめです。
なお、かぼちゃアイスは季節限定商品のため、販売時期や価格など訪問前にお店へ確認してみてください。
昼神キヲスク
住所:長野県下伊那郡阿智村智里347-1
営業時間:9:30〜11:30、13:00〜17:00
カフェのラストオーダー:11:00、16:30
定休日:木曜日
TEL:0265-49-0705
詳細はこちら▷昼神キヲスク
※営業時間やメニューは変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。
【16時半】標高約1,600mの絶景スポット「馬の背」へ!
昼神温泉周辺で観光やグルメを楽しんだ後は、今回の目的地である「馬の背」へ向かいました。
馬の背は、阿智村の浪合地区にある蛇峠山の展望スポットです。
標高は約1,600mに位置し、周囲の山々を見渡せる見晴らしの良さが魅力。
登山口近くまでは車でアクセスでき、無料の駐車スペースもあります。
ただし、駐車場にはトイレや水場がないため、事前に準備を整えておく必要があります。
蛇峠山 馬の背 登山口駐車場
住所:長野県下伊那郡阿智村浪合
駐車料金:無料
駐車台数:約10台
トイレ・水場:なし
標高:約1,600m
星空を求めて馬の背へ!キャラバンで走ってわかった道の険しさ
今回、阿智村を訪れた最大の目的は、満天の星空を見ること。
できるだけ周囲の視界が開けた場所で星空を眺めたいと考えていました。
当初は、星空観賞スポットとして知られる「浪合パーク」周辺を候補にしていましたが、調べてみると、蛇峠山の馬の背付近にも駐車場があることがわかりました。
そこで今回は、さらに山の上にある馬の背まで足を延ばしてみることに。

ところが、実際に向かってみると、駐車場までの道は想像以上に険しいものでした。
浪合パーク方面から馬の背へ向かう道は急勾配が続き、道幅が狭い場所や路面が荒れている場所もあります。
私の車は、キャラバンのスーパーロング。しかも2WDです。
「この坂を登れるかな?」正直、少し不安になるほどでした。
結果的には問題なく登ることができましたが、これはあくまで訪問時の状況です。
路面状況や天候、車両の大きさによっては、走行が難しくなる可能性もあります。
特に、車高の高い車や全長の長い車で訪れる場合は、狭い道でのすれ違いや切り返しにも注意が必要です。
馬の背に到着!山の上から見える景色

無事に駐車場へ到着し、馬の背付近まで登ってみると、目の前には雄大な山々の景色が広がっていました。
周囲には高い建物がなく、視界を遮るものもほとんどありません。
山の上なので、観光施設のような設備はありませんが、その分、人工物が少なく、自然に囲まれた場所でした。
当初は浪合パーク周辺で過ごす予定でしたが、実際に馬の背まで来てみると、想像以上の景色に感動しました。
「ここで寝たいな」そう思うほど気に入り、今回はこの場所で夜を過ごすことにしました。
馬の背の駐車場にトイレや水場はなし!利用前に確認したい注意点

今回利用したのは、登山口にある無料駐車場です。
公開されている登山口情報によると、駐車場にトイレや水場はありません。
そのため、訪れる前にトイレを済ませ、飲み水や食料など必要なものを準備しておくことが大切です。
また、標高約1,600mの山の上は、平地よりも気温が低くなるため、防寒対策も欠かせません。
さらに、注意したいのが、駐車場の利用マナーです。
馬の背の駐車場は登山者も利用する場所であり、無料だからといって車中泊専用の施設ではありません。
利用する際は、次の点に注意しましょう。
・登山者の駐車や通行を妨げない
・アイドリングや大音量での音楽を控える
・ゴミは必ず持ち帰り、排水などを現地に流さない
・夜間や早朝は静かに過ごす
・現地の看板や利用ルールに従う
自然の中で気持ちよく過ごすためにも、周囲への配慮を忘れずに利用したいですね。
【17時半】馬の背から眺める夕日の絶景!山々が夕焼けに染まる時間

馬の背に到着してしばらくすると、空が少しずつ夕暮れの色に変わり始めました。
そして、17時半ごろ。
今回の旅で、特に印象に残る景色に出会えました。
それが、山の上から眺める夕日です。
周囲に視界を遮るものがほとんどなく、太陽がゆっくり沈んでいく様子を眺められました。
時間が経つにつれて空の色が変わり、山々を照らす光も少しずつ柔らかくなっていきます。

「星空を見るためにここまで来たけど、夕日だけでも十分来た価値があったな」そう思えるほど美しい景色で、しばらく時間を忘れて眺めていました。
ただし、10月の山の上は、夕方になると空気がひんやりしてきます。

標高約1,600mの馬の背では、日中と夕方以降で体感温度が大きく変わることもあるため、防寒着を用意しておくと安心です。
星空を一番の楽しみにしていましたが、日が沈むまでの時間も、馬の背の魅力を存分に感じられました。
【18時半】キャラバンの車内で夕食作り!オーブンで焼くサンドイッチ
夕日を楽しんだ後は、キャラバンの車内で夕食の準備を始めました。
この日のメニューは、前日にパン屋で購入しておいた食パンを使ったサンドイッチです。

せっかくなので、今回は車内に設置しているオーブンで食パンを焼いてみることに。
パンを焼き始めると、車内に香ばしい香りが広がります。
普段なら自宅で何気なく食べているパンも、山の上に停めたキャラバンの中で焼くと、なんだか特別な料理に感じられます。

焼き上がったパンに具材を挟めば、この日の夕食が完成。
窓の外には、夕日が沈んだ後の静かな山の景色が広がっています。

そんな景色を眺めながら、車内で作った夕食を味わう時間は、バンライフならではの楽しみだと感じました。

車内に調理設備があれば、周辺に飲食店がない場所でも、自分たちの好きなタイミングで温かい食事を楽しめます。
ただし、車内でオーブンなどの調理器具を使う場合は、消費電力や電源設備の容量を確認し、製品の使用条件を守ることが大切です。
また、調理中は十分な換気を行い、周囲に燃えやすいものを置かないなど、安全面にも注意しましょう。
【20時半】深夜2時の星空観賞に備えて早めに就寝
夕食を済ませた後は、星空を見るために20時半ごろに就寝することにしました。
天気予報を確認すると、夜間は晴れの予報。
「これは期待できそう!」
そんな期待を胸に、深夜2時に目覚ましをセットしました。
【午前2時】晴れ予報だったのにまさかの曇り
深夜2時。眠い目をこすりながら車外へ出てみると、なんと空一面が曇りに覆われ、星がほとんど見えません。
今回の旅で一番楽しみにしていただけに、正直、残念でした。
改めて感じたのは、山の上での星空観賞は天候に左右されるということ。
たとえ天気予報が晴れでも、山間部では雲の状況によって星が見えないこともあります。
残念ながら、今回は星空を見ることはできなかったため、馬の背から実際にどの程度の星が見えるのかは確認できませんでした。
星空を目的に訪れる場合は、天候に恵まれない可能性も考え、日程に余裕を持たせておくとよさそうです。
【午前5時】星空は見られなかったけれど、朝焼けと雲海の絶景に感動!
午前5時過ぎ。
もう一度目を覚まして車外に出てみると、目の前には思いがけない絶景が広がっていました。
それは、朝焼けと雲海です。

山々の向こうから少しずつ朝日が昇り、空がオレンジ色に染まっていきます。
さらに、その下には、まるで海のように一面に広がる雲海が!
山の稜線と雲海が重なる幻想的な景色に、思わず見入ってしまいました。
もちろん、朝焼けや雲海も、いつでも見られるわけではありません。
今回は天候や雲の状態など、さまざまな条件が重なったことで、この景色に出会えたのだと思います。
星空を見るために訪れた馬の背でしたが、思いがけず朝焼けと雲海という絶景を楽しむことができました。
予定どおりにいかないこともありますが、予想していなかった景色に出会えるのも、車旅の魅力のひとつです。
あとがき|星空は見られなかったけれど、阿智村の魅力を満喫!

今回の阿智村車中泊旅では、残念ながら一番の目的だった星空を見ることはできませんでした。
それでも、昼神温泉周辺で味わった地元グルメや足湯、馬の背から眺めた夕日、翌朝の朝焼けと雲海など、思い出に残る景色や体験がたくさんありました。
一方、馬の背は駐車場までの道が険しく、トイレや水場もないため、訪れる際は事前の準備が欠かせません。
また、登山者も利用する駐車場なので、車中泊の可否や利用ルールを事前に確認することも大切です。
今回の旅で感じたのは、星空が見られなくても、阿智村には十分に楽しめる魅力があるということ。
昼間は温泉街を散策し、夕方は山の景色を楽しみ、翌朝は早起きして絶景を眺める。そんな過ごし方もおすすめです。
いつかまた阿智村を訪れて、次こそは満天の星空を眺めたいと思います。
