駐車場に停まっている車中泊仕様のルノーカングー

無料車中泊スポットを探す時の5つのポイント!



最近、テレビでも注目されている「車中泊」や「バンライフ」。

実際に、週末バンライフを楽しむ方や、車中泊をしながら旅をするという方も増えてきており、2021年はより流行していくような予感がしています。

私たち夫婦も、車中泊をしながら日本一周を目指して旅をしているのですが、
・近くに有料の車中泊施設がない
・毎日有料施設に車中泊するのでは、かなりの費用がかかってしまう
などの理由から、無料の車中泊スポットを探すことも多いです。

そこで今回は、4ヶ月以上車中泊旅を続けてきた経験から、『無料の車中泊スポットを探す際、どんなところに気をつけているか』をご紹介します!

私たち夫婦が今までしてきた、スポット選びの失敗も防げると思いますので、是非最後まで見てみて下さいね!

車中泊スポットするには、どんなところがある?


運転席

日本一周中の私たち夫婦の場合、その日その日で『今日はどこに泊まろうか?』というような議論を交わし、現在地からの距離や車中泊のしやすさなどを考慮して車中泊スポットを決めています。

車中泊スポットの候補となる場所といえば、主に下記の5つ。

・RVパークやCarstayなどの有料車中泊施設
・有料オートキャンプ場
・無料キャンプ場
・車中泊が許可されている駐車場
・道の駅・SA(原則仮眠休憩のみ)

RVパークやオートキャンプ場などの有料施設は、トイレはもちろん電源やゴミ箱、またお風呂や炊事場があったりと、充実した設備が用意されています。

管理もしっかり行き届いているので、快適な車中泊をするには特におすすめです。

ですが先でもお伝えした通り、全国を周るとなると近くに有料の施設がなかったり、毎日有料施設を利用しているとかなりの費用がかさんでしまうため、無料の車中泊スポットを利用することが多くなります。

無料の車中泊スポットは、有料施設のように設備が整っていないところも多いため、しっかりと事前リサーチしておくことが大切です。

それでは早速、私たちが「どんなところに注意して車中泊スポットを探しているのか」そのポイントを解説していきます!

無料の車中泊スポット 5つのポイント


道の駅

トイレの状態


車中泊スポットの条件として「車を停めることができること」はもちろんですが、「24時間利用可能なトイレがあること」も最低限の条件の一つになります。

トイレを装備しているキャンピングカーの場合、車を停める場所さえあれ問題ないかもしれませんが、そうでない場合は、24時間トイレを使用できる場所でないと車中泊することはできません。

そのまま草むらで済ませることはできませんからね…(笑)

公衆トイレ

またトイレの状態もかなり重要です。あまり管理のされていない汚れたトイレでは、便座に座るのも躊躇してしまいます。

私たちが車中泊スポットとしてよく利用するのが、無料キャンプ場や道の駅です。(道の駅は宿泊施設ではなくあくまでも仮眠・休憩する場所なので、そこをしっかりと配慮した上で車中泊しています。)

無料キャンプ場や道の駅は、googleで調べれば大抵の場合は口コミなどがあるので、チェックしてから向かうようにしています。

基本的に道の駅はしっかりと管理されているので、よほど古い場所でない限り安心して利用できます。

ですが無料キャンプ場の場合は、私の経験上、あまり管理されていないところもあったので、事前にしっかりとチェックが必要です。

アルコールスプレー

トイレ問題を緩和するためのおすすめアイテムは「アルコールスプレー」。

どうしても気になる場合はアルコールスプレーを持って行き、トイレットペーパーに吹きかけて拭いたりします。

騒音・傾斜


駐車場の白線

車中泊では、外の車の走行音やエンジン音が気になって、ぐっすり眠れないと言うことはしばしばあります。

また、立っていると気にならないような傾斜も、いざ寝ようと横になると気になって、快適な睡眠ができません。

しかし、こればかりは現地に行ってからじゃないと分からない部分も多くあるので、現地に到着してから駐車場所に気をつけています。

騒音問題をできるだけ回避するためには、
・道路際からは離れて駐車する
・大型トラックが停まるスペースから離れた場所に駐車する
上記2点に気をつけています。

意外と盲点なのが『トラックのエンジン音』です。

トラックが並んだ駐車場

トラックのエンジン音は結構大きいです。

私は一度エンジンをかけたままのトラックに挟まれてしまって、全く仮眠がとれなかった経験があります。

繊細な方は、耳栓を持っていくと良いかもしれません。

車中泊をする時は、目隠しをしたり座席をセッティングしたりなど、色々準備する必要があります。

それらが終わってから騒音問題や傾斜問題に気づいても、また駐車し直すのに手間がかかるので、停車後すぐに確認するのがおすすめです。

街灯の様子


夜の駐車場

街灯があまりないような車中泊スポットは日が暮れると、1人でトイレに行くのが怖く感じるほど、本当に真っ暗になります。

また街灯がないようなところは、ひと気もあまり無いので、特に女性一人で車中泊する場合にはおすすめできません。

無料キャンプ場では、あまり手入れがされておらず、夜は真っ暗というところも多いので、こちらも事前に口コミサイトで調べてみるといいと思います。

近隣施設の様子


スーパー

車中泊旅で近くにあると便利な施設は、『スーパー・入浴施設・コインランドリー』です。

車内で食事する場合、車中泊スポットに向かう前に買い物を済ませておく必要があるため、道中にスーパーなどがあるかどうかも、チェックするポイントの一つです。

また、入浴施設も探さないといけません。

場合によっては、まず入浴施設を探してから、付近の車中泊スポットを探すこともあります。

長期の車旅だと、旅をしながら洗濯も済ませないといけないので、コインランドリーが車中泊スポットの近くにあると、大変助かります。

施設検索は主に、googleマップで探しています。

水道施設があるかどうか


野外の炊事場

車中泊旅では、「炊事場があるか」もスポット選びで考慮するポイントの一つです。

水道設備のない車内での調理は、『洗い物がなるべく出ないように』、またスープや調理汁を捨てる場所もないので『調理汁が出ないようなもの』と工夫が必要になります。

しかし車中泊スポットに炊事場があると、料理の幅が広がります!

『寒い日、「どうしても鍋が食べたい!」という日は、炊事場がある場所で車中泊をする』など、特に私たちのように長期の車旅となると、炊事場があるかどうかは本当に重要です。

炊事場のある車中泊スポットを探すには、有料の車中泊施設か、または無料キャンプ場を探すのがおすすめです。

無料キャンプ場の全てに炊事場が備えているわけではないので、口コミを見たり、問い合わせしておくと安心です。

SAや道の駅での洗い物は、マナー違反になるのでやめましょう。

まとめ


長期間車旅をしていると、車中泊スポットを探すのは意外と大変です。

トイレと駐車場があれば良いというわけではなく、『ここは車中泊スポットとして最高だ』『ここは車中泊スポットとしては微妙だな…』という場所があります。

良い車中泊スポットと微妙な車中泊スポットを見分けるには、様々なところに行ってみたり、何度か経験してみないと分かりにくいものです。

今回ご紹介した、車中泊スポットを選ぶポイントを参考に、快適な車中泊をしていただければ幸いです!

皆さんのバンライフが素晴らしいものになりますように!

▼車中泊でのマナーに関しては、こちらの記事を参考にしてください。