車中泊時の結露対策には除湿機がおすすめ!簡単な結露対策も紹介します



日産キャラバンで車中泊しながら日本一周中のとおるんよしみんの妻、よしみんです。

車中泊していて結露に困ったことはありませんか?

私たちは冬の間結露にずっと悩んできました。

実際どんな除湿対策があるのか?そして、最終的にたどり着いた解決策は何か?

私たちが試してきた結露対策を紹介します。

車中泊時になぜ結露するのか?


まず結露する仕組みについて説明します。

水蒸気をたくさん含んだ空気が冷やされ、飽和水蒸気量(空気中に含める量の限界値)を超えると水が発生し結露します。冬場は温度が下がりやすいため結露しやすくなります。

断熱材がしっかり入っている車は結露で悩むことは少ないですが、私たちのキャラバンはドアや天井の中には断熱材は入っておらず、また車内は鉄板がむき出しになっておりかなり結露しやすいです。

特に一番結露しやすいのは、車内でお湯を沸かしたり鍋をつくったりする時です。

車内が結露するとなぜ問題なのか?


木材 カビ

車内で結露するとカビが生えやすくなります。我が家のベッドは木材で出来ているので、少しカビが生えてしまいました。

また、結露した水分は下に落ちていき、ベッド下には荷物を置いているため、服などの荷物が濡れやすくなります。水分をずっと放置していると荷物にもカビが生えてくるので注意が必要です。

また、窓が曇ります。朝起きて運転しようとしたら窓が曇っていて前が見えないので、結露がなくなるまで運転はできません。

フロントガラスの結露

エアコンをかけたり結露取りワイパーやタオルで水滴を取ったりしていますが、毎回毎回結露を取るのも大変。また、結露のせいでメーターが壊れてしまいました(※断定はできませんが車の電子部品は湿気に弱い)。

そのためフロントガラスの結露はこまめに取ることが大切です!

今までしてきた除湿対策


私たちも結露には悩まされてきたので、色々と対策をしてきました。以下は、今まで実際に行ってきた結露対策です。

結露吸収シート


結露吸収シート

こちらは100円ショップなどにも売っています。

結露するところに貼ると結露吸収シートが結露の水分を吸い取ってくれて床まで水分が落ちることを防いでくれます。

また、結露吸収シートに溜まった水分は蒸発させてくれる効果もあります。

しかし根本的に結露を防ぐわけではないので、貼っても結露が減ることはなく、車内に結露吸収シートを貼ると見た目もあまりよくありません。

換気をする


キャラバンの窓

換気扇がある方は換気扇を使えばいいのですが、私たちの車には換気扇はついていません。

そのため、結露しやすい調理時はドアを開けて換気をしていました。

しかし、当たり前ですが、冬の寒い時期はドアを開けると冷気が入り込んできてかなり寒くなります。あまりにも寒い時や雨の時などは開けられないので、すぐに結露してしまいます。

結露とりワイパー


結露とりワイパー

朝起きて運転しようと思ったら窓ガラスが結露していて運転ができない。そんな時は結露とりワイパーで結露を取っています。

自宅で使用している方も多いのではないでしょうか?冬の車中泊には必須アイテムです。

車内で除湿機を使ってみた


いろいろな結露対策グッズを使ってきましたが、車内に洗濯物を干す時や、冬に車内で調理をした時には特に湿度が上がり、80%も超えることも……。

そのためついに除湿機を導入!

除湿機

アイリスオーヤマのIJC-J56という除湿機です。

大きさは幅約25cm、奥行約23cm、高さ約38cmになります。電力は約100~150Wで、水のタンクは約2リットル。

私たちが使っている除湿器はコンプレッサー式になります。使い方は簡単で、コンセントを差してボタンを押すだけで除湿開始!

そして水が溜まったら捨てるだけ。雨の日は1日2リットル溜まることもあります。今までこの2リットルの水分が車内にあったと思ったら、カビが生えるのも納得しました。

除湿機を使ってみて気づいたのですが、除湿を開始すると温度が上がって車内が暖かくなって快適に!冬は色々な寒さ対策をしていましたが、FFヒーターがない私たちにはとても助かります。

除湿機には大きく分けて3種類があります。まず一つ目は私たちが使っているコンプレッサー式。

コンプレッサー式とは、部屋の空気を冷やし湿気を水滴にする方法です。冬場は除湿力が下がり、動作音も大きめになります。しかし、私たちはポータブル電源しか持っていないためコンプレッサー式の除湿機を選びました。

今使用しているsuaokiのG500のポータブル電源だと、3〜4時間は除湿機を使用できます。

suaokiのG500のポータブル電源

車内にいる間ずっと除湿機を使うにはもっと大容量の電力が必要ですが、料理する時や洗濯物を乾かしたい時などであれば、3〜4時間でも充分です。

他にはデシカント式の除湿機があります。乾燥剤のゼオライトを使ってフィルターに水分を吸着させて除湿します。コンプレッサー式とは逆で冬に除湿効果が高く、夏の除湿は不向きです。

また、比較的小型のものが多いです。しかし、消費電力が多いので大容量の電力がある方や電源がある場所でないと使用するのは厳しいです。

また、コンプレッサー式とデシカント式の両方が使えるハイブリット式の除湿機もあります。夏場はコンプレッサー式を使用して、冬場はデシカント式を使用することで1年中除湿力をキープできます。

正直これが1番欲しかったのですが、コンプレッサー式とデシカント式の両方使えるようになっているため除湿機のサイズがかなり大きくなり、狭い車内にはなかなか置き場がありません。

また、電力もかなり消費します。ハイブリット式の除湿機は、車内がかなり広くて大容量の電源がある方におすすめです。

除湿機を使ってみて助かるのが洗濯物がよく乾くこと。

私たちは洗濯をする時、服が縮むのが嫌で服だけは乾燥機を使用せず車内で干しています。すると、なかなか乾かず車内の湿度は上がってジメジメ。しかし除湿機を使うことですぐに乾いてとても助かってます。

車内の洗濯物

また、車内で料理する時は寒くてもなるべくドアを開けて頑張っていたのですが、料理中に除湿機を使うとほぼ結露しなくなりました。寒い中ドアを開けなくていいのがうれしい!

他にも、冬寝る時に羽毛布団が車内の鉄板のところに当たってしまうと布団が濡れてしまいましたが、そんな時は除湿機をかければすぐに乾きます!

布団が結露部に当たる

車中泊旅中はなかなか布団を干せる場所がないので、車中泊をずっとしている私たちとしては本当に助かります。

まとめ


今回、結露対策として除湿機を導入してみました。

冬は特に結露に悩まされていた方も多いと思います。私たちも冬の車中泊では結露対策にとても苦労していました。それが今でははほとんど悩むこともなくなり、もっと早く除湿機を導入しておけば良かったと思っています。

特に料理をした後は湿度が80〜90%とかなり高めでしたが、今は常に50%前後に保つことができます。洗濯物も乾くし、ジメジメすることもかなり減ったので快適です。

冬の車中泊での結露に悩まされている方、除湿機を導入するのはいかがでしょうか?