【初心者向け】高速道路SA・PAでは車中泊できる?最低限知っておきたいルールや注意点を解説
目次
車中泊をする時の最低限知っておくべきルール
前述したように高速道路のSA・PAでの車中泊はグレーゾーンではありますが、筆者も含め実際に車中泊(仮眠)スポットとして利用する方は多いようです。
高速道路SA・PAで車中泊(仮眠)を検討している方はまずは最低限知っておくべきルールについて理解しておくのも重要と言えます。
高速道路のSA・PAで車中泊をする際に最低限知っておくべきルールは以下の5つ
・長期間の滞在はしない
・キャンプやバーベキューはしない
・洗面所で洗い物や洗濯はしない
・車中泊のゴミは持ち込まない
・周りの迷惑になる行為はしない
長期間の滞在はしない
前述したように高速道路のSA・PAはあくまで「休憩スポット」としての利用が前提です。
そのため、車中泊で同じSA・PAに何泊も滞在するという長期間の利用はもちろんNGとなります。
なるべく車中泊をしたSA・PAでは早めに切り上げて次の方に駐車場を譲れるように体調を整えるなどして出発するように心がけましょう。
高速道路の長時間の滞在によって、高速出口でETCのゲートが開かないトラブルも実際にあるようです。
明らかに走行距離と高速道路上での滞在時間が合わない場合には説明を求められることがあるので、高速道路に長期間滞在するという行為は控えるようにしましょう。
キャンプやバーベキューはしない
当たり前ですが、高速道路SA・PA内でキャンプやバーベキューといった行為は禁止です。
SA・PAによっては広い公園や広場が隣接していて開放的な場所も多くあり、キャンプやバーベキューをしてもいいのではないかと勘違いする人もいるようですが、SA・PA内でのキャンプやバーベキューは禁止されています。
絶対に行わないようにしましょう。
また、車の周りが空いているからといって車の横に椅子やテーブルを広げて車外で過ごすことも禁止です。
周りの迷惑になるだけでなく、重大な事故が起きることも考えられます。
SA・PAはいろんな方が利用するスペースなのでしっかりとルールを守りながら過ごすことがとても重要です。
洗面所で洗い物や洗濯はしない
車中泊の食事で出た食器やコップなどを洗面所では洗わないこともSA・PAでの車中泊をする際の最低限知っておきたいルールの一つと言えます。
もちろん汚れた衣類の洗濯をするといった行為も同じです。
洗面所の正しい使い方として洗い物や洗濯による汚れは想定されていないため控えるようにしましょう。
筆者が実際に目にした悲しいエピソードですが、施設の洗面所にラーメンの残り汁を平気で捨てていく人もいます。
こういった行為は次の人に迷惑がかかるだけでなく、施設側の掃除の負担も増えてしまいますよね。
綺麗に使ってみんなが気持ちよく利用できるように心がけることがSA・PAでの車中泊をする際の最低限のマナーといえます。
車中泊のゴミは持ち込まない
各SA・PAにはゴミ箱が設置されていますが、基本的にSA・PAのゴミ箱に捨ててもいいものは高速道路上で出てしまったゴミのみという認識が一般的です。
停車させているSA・PAもしくは別のSA・PAで購入したもののゴミを捨てる場所となります。
SA・PAに設置されているゴミ箱には「家庭ゴミの持ち込み禁止」と書かれている施設がほとんどです。
車中泊で出てしまった家庭ゴミを捨てる人を見かけることもありますが、禁止されているため控えるようにしましょう。
明らかにSA・PAでの購入品からは出ないような生ゴミなどは家庭ゴミなので、車内で出たゴミは責任を持って処理するといった意識が大切です。
周りの迷惑になる行為はしない
当たり前ですが、周りの迷惑になるような行為をしないこともSA・PAで車中泊をする際に意識するべきルールの一つです。
休暇を利用して旅を楽しんでいる人ばかりではありません。
中にはやむを得ず仕事の途中でSA・PAを利用して休息をとっている人もいます。
エンジン音などの騒音や車内で騒いで周りに迷惑をかけるといった行為は絶対にしないようにしましょう。
高速道路SA・PAでの車中泊の注意点
ここまで高速道路のSA・PAで車中泊(仮眠)をする際のルールについて紹介してきました。
ここからはSA・PAで車中泊をする際に注意をしなければいけないポイントについて解説していきます。
危険も隣り合わせのSA・PAなので、注意点もしっかりと理解して快適で楽しい車中泊を過ごせるように意識していきましょう。
高速道路SA・PAで車中泊をする際の注意点は以下の4つ
・SA・PAの規模を事前に調べる
・騒音には注意する
・車外での事故に注意する
・プライバシーを守るために窓にはカーテン
SA・PAの規模を事前に調べる
SA・PAの規模を事前に調べておくことも忘れないようにしましょう。
場所によっては車が数十台しか停められないような小さな施設もあります。
小さなSA・PAの場合には満車で次に使いたい人が停められず利用できないといったことも考えられます。
なるべくそういったことが起きないように大きめの規模のSA・PAを利用して車中泊(仮眠)をするのがいいでしょう。
騒音には注意する
車中泊をするときには自分の車のドアの開閉などの音もそうですが、いろんな車が出入りするので周りの車の騒音にも注意する必要があります。
思いがけずトラックなど大きな車が横に停車した場合にはエンジン音がうるさくて寝られないといったことも考えられます。
なるべく騒音に対応できるように防音対策を車に施す、難しい場合は耳栓を用意して周囲の騒音を遮断するといった工夫も必要になるので事前に用意しておくようにしましょう。
車外での事故に注意する
SA・PAでの車中泊では車外の事故に注意する必要があります。
ドアを一歩出れば車が行きかう危険な箇所も多く一瞬の判断のミスが事故につながることも考えられます。
車の外に出る時には周囲の状況をよく確認して事故が起きないように普段以上に注意するように心がけましょう。
また、子どもと一緒に車中泊をする場合には子どもたちにも危険性を伝えながら、車外に出る時には事故を起こさなように注意することも忘れてはいけません。
プライバシーを守るために窓にはカーテン
SA・PAはさまざまな人が利用しています。
中には車内をのぞき込んでくる人もいるので、なるべく車外から中の様子が見えないように工夫することも重要です。
夜間車内でライトをつけていると思った以上に外からは丸見えです。
なるべく、プライバシーを守るためにも窓にカーテンや簡単に取り付けられるサンシェードなどの目隠しを設置するのを忘れないようにしましょう。
まとめ:ルールを守って高速道路SA・PAを利用しよう
そもそも高速道路SA・PAでの車中泊はやってもいいのか?といった疑問や高速道路SA・PAでの車中泊で最低限守りたいルールや注意点について具体的に解説してきました。
近年のアウトドアブームの影響もあり、全国各地のSA・PAで車中泊を楽しむ人は増えてきました。
とはいえ、中にはルールをイマイチ知らないままやっているという方も多いようです。
本記事で紹介したルールや注意点をしっかりと意識して高速道路SA・PAでの車中泊をより快適に安全に楽しく過ごせるようにしてみてください。