国産SUV・新型ハリアーで車中泊ができるのか試してみた!
目次
【新型ハリアーで車中泊!】車中泊を行う上での3つの不安
私はアウトドアが大好きで、キャンプや釣りに行くことが多いです。
釣りに行くときには、深夜に出発して朝4時には現地で行動開始することが多く、前泊できたらラクなのになと、前々から思っていました。
でも、車中泊をするならキャンピングカーや車中泊専用車が必要というイメージがあったので、自分のSUVで前泊したことはありませんでした。
夏の暑い時期に車中泊、それもキャンピングカーや車中泊専用の車両ではない、国産のSUVということで、本当に快適に過ごすことができるのかな?と不安があったからです。
特に不安を感じていたのは、【寝床の確保】【虫対策】【暑さ対策】です。
この3つの不安を解消するために様々な準備をして車中泊に臨みました。
寝床の確保
普段は後列にチャイルドシートを載せていますが、寝床を確保するためにチャイルドシートを外し、後列シートを倒して、フルフラットの状態にしました。
その上にキャンプ用のマットを敷いて寝床をできる限り平らに変更したところ、これだけでも格段に寝心地が良く、安心して寝られます。
身長140cmの息子と167cmの私は問題なく足を延ばして寝ることができましたが、身長が170cmを超えてくると、少し斜めに寝るなどの工夫が必要になるかもしれません。
運転席のシートを一番前までずらせば、170cm前後の方でも足を延ばして寝られるスペースを確保できると思います。
ただ、このスペースで快適に寝られる人数は大人2人が限界かと思いました。
虫対策
次に夏の車中泊で不安だったのは、“虫”です。
暑さ対策のために窓を開けて寝てしまうと、虫が侵入する恐れがあります。
そのため、事前にあるグッズを購入しておきました。
購入したのは車用の網戸。
ハリアー専用の網戸ではなく、汎用の網戸を購入しましたが、虫の侵入に遭うこともなく、網戸ということもあり、風もしっかりと通って快適に過ごすことに貢献してくれました。
メーカー:Oziral
金額:1,638円
詳細:バックウインドー用2枚セット
暑さ対策
虫と同じくらい心配だったポイントとして、“暑さ”がありました。
私が住んでいるのは埼玉県で、夏になると日本一暑い地域としても名前が上がるようなところです。
日中の気温が38度を超す日も非常に多く、キャンピングカーのように快適に過ごすための装備もないSUVでの車中泊には不安がありました。
夜は日中よりも涼しいからといって暑さ対策を怠ると、熱中症や体調不良に陥る可能性も大いにあります。
夏の車中泊を快適に過ごすために涼しい車中泊スポットを選定したり、アイテムを購入したりと準備をしました。
次項では今回SUV・ハリアー80で車中泊するに当たって、いちばん力を入れた暑さ対策についてくわしく紹介したいと思います。
【新型ハリアーで車中泊!】暑さ対策として準備したこと
快適に過ごすためにしたことは、以下の2つ。
・できる限り山間部で車中泊
・暑さ対策アイテムの購入
山間部で車中泊
私は普段、山の中で渓流釣りを楽しんでいます。
今回車中泊スポットに選んだのはよく釣りをする場所のすぐ近く、栃木県の山間部にある公園でした。
山間部で車中泊することにしたのは、できるだけ夏でも気温が低い場所で寝るためです。
一般的に標高が100メートル上がると気温は約0.6度、1,000メートル上がると6度低くなると言われています。
夕方頃自宅を出発しましたが、出発した際の気温は37度。
目的地の山間部にある公園に19:00頃到着したときの気温は28度と、気温が10度近くも違います。
結果、川の近くということもあり、夜は虫や鹿の鳴き声や川のせせらぎを聴きながら、快適に眠りにつけました。
暑さ対策アイテムの購入
暑さ対策アイテムとして購入したのは、サーキュレーターと、サーキュレーターを稼働させるためのポータブルバッテリーです。
先程紹介した網戸だけでは、風がないときに暑そうだったため、いつでも風を感じられ、空気を循環できる環境にしたかったのです。
■ポータブルバッテリー
今回購入したポータブルバッテリーは【Jackery】のポータブル電源 240です。
Jackery社からは多くのポータブル電源が発売されており、240Wh~3,024Whまで様々な容量のポータブル電源がありましたが、一番コンパクト&リーズナブルな240Whのタイプにしました。
定価は29,800円(税込)ですが、たまたまセール期間中で、20,000円を切る価格で購入できたのでラッキーでした。
●Jackery ポータブル電源 240 商品概要
電池タイプ:リチウムイオン電池
容量:241.9Wh
定格出力:200W
DC入力:19V/3.42A(12-30V対応)
AC出力:100V〜2A,60Hz
シガーソケット:12V/10A
USB出力:2x5V 2.4A,最大24W
サイズ:230×133×167mm
重量:3.1kg
■サーキュレーター
サーキュレーターはIRIS OHYMAMAのものをAmazonで購入しました。
1,000円前後から10,000円と調べると値段はピンキリでしたが、今回は約3,000円でサーキュレーターを購入しました。
睡眠時には車内温度が25度まで下がりましたが、まだまだ快適に寝るためにはサーキュレーターや扇風機が欠かせない気温でしたので、導入してよかったと心底思いました。
付けっぱなしで寝たら朝方にはさらに車内温度が下がって、真夏にもかかわらず、すごく寒かったくらいです。
SUV・新型ハリアー80で車中泊ができるのか まとめ
今回はキャンピングカーや車中泊専用車ではない国産SUVのハリアー80で、真夏に車中泊ができるか検証してみました。
結論、SUVで車中泊をすることは可能。
しっかりと対策・準備をすることで夏でも快適に車中泊できることがわかりました。
秋、冬にもチャレンジしてみたいと思います。
これから普通乗用車で車中泊をしようかと考えている方の参考になればうれしいです。