車中泊に役立つ食材の保存や選び方と、お手軽ホットサンドメーカーレシピを紹介
みなさんはキャンピングカーや改造バンなどで車中泊をする際、食事はどうしていますか?
うちは手軽にコンビニ弁当を食べたり、ご当地グルメをいただいたりと、あまり車内のキッチンを活用できていませんでした。
その理由は、材料集めや調理が面倒だったり、ゴミや洗い物の問題があるからです。
それに寒い時期は車から出るのさえ億劫です(笑)
とはいえ、いざ車内で料理をしてみると、自宅でする料理よりも特別感があって楽しいし、味もおいしく感じるから不思議です。
そこで今回は、車中泊の際に筆者がしている「食材の保存や選び方の工夫」と「お手軽ホットサンドメーカーレシピ」をご紹介します。
ホットサンドメーカーを使った料理は、ズボラな私でも簡単でおいしく食べられました。
気になるレシピは後半でご紹介します!
目次
車中泊するうえでの食材の保存、食材の選び方
食材の調達は家から持参するか、旅先で購入するかだと思います。
まずは食材の保存や、食材の選び方、お店について。
車中泊料理の食材はどこで買う?
食材の調達で一番簡単なのは家から持参することだと思います。
スーパーでは大量パックで売られているものも、家から持参すれば必要な分だけ持ち出せます。
ただ、夏場などは食材が悪くなりやすいため、季節によっては現地調達が安心。
行き先のスーパーでそのつど必要な分を購入したり、道の駅なら新鮮な地元野菜を安く手に入れることができます。
ただし、調味料はいちいち購入していると費用がかさんでしまうので、塩コショウや油など、常温で保存できてよく使うものは家から持参するのがおすすめです。
食材はキャンピングカー備え付けの冷蔵庫、またはクーラーボックスで保存
キャンピングカーによっては冷蔵庫が備え付けられていますよね。
うちは車中泊仕様の改造バンのため、冷蔵庫は無く、クーラーボックスを利用しています。
初日に入れた保冷剤や氷はだんだんと溶けてしまうので、無くなりそうになったらコンビニで氷の塊を購入します。
ロックよりも分厚い板氷を買うとより長持ちしますよ。
ただ、毎日氷を購入するのももったいないので、長旅の場合、要冷蔵の食材は早めに食べきるようにしています。
また、クーラーボックスは何度も開け閉めしないようにしたり、車の中の直射日光の当たらない場所に置くことで保冷効果が長持ちさせています。
さらに、座席の上などに置くようにすると、下からの熱を減らせるそうです。
長期保存のきくものや常温保存の食材を利用する(ただし夏は要注意)
要冷蔵の食材をできるだけ使わないことで、冷蔵する手間やわずらわしさを省けます。
キャンピングカーの冷蔵庫も一般的には小さく、その容量にも限りがありますしね。
要冷蔵ではない食材といえば、缶詰や常温保存できる野菜類、フルーツなど。
ただし夏場は思った以上に車内が高温になるため、家で常温保存している食材でも車では注意が必要です。
もし見た目や臭いなど、おかしいなと思ったら無理して食べないことも大切です。
野菜は家で切っておく
出発当日に使うなら肉や野菜は家で切っておくと便利です。
ジップロックやタッパーに入れて持ち出します。
また、梅雨の時期に野菜をまるごと保管する場合は、野菜の種類によりますが、新聞紙で包んでおくと湿気を防げますよ。
車中泊料理で、洗い物を増やさない工夫
食材の保存とならぶ、車中泊料理の悩み事が食器洗いです。
シンクが付いたキャンピングカーであっても、水は貴重なもの。使った分だけ汚れた水を処理することになるし、手間が増えます。
なので、料理や食べるさいに工夫して、洗いものを減らしましょう。
ホットサンドメーカーで事前準備も行う
ホットサンドはパンに食材をはさむだけのお手軽料理ですが、はさむものによっては事前準備が必要です。
例えば目玉焼きやスクランブルエッグ、カリカリベーコンなどは予め焼いておきたいもの。
そんな時もホットサンドメーカーを使うことで、洗い物を減らせます。
うちにあるものだと、焼くとシマシマの線がついてしまいますが、自分で食べるだけなので気にしません。
使った後のホットサンドメーカーも、ティッシュで軽く拭くくらいでも大丈夫。
ただし家に持ち帰ったらきちんと洗うようにしています。
皿を使わずに手で食べる
ホットサンドメーカーの良さは、皿がなくても大丈夫なこと。そのまま手で持って食べられます。
中身が飛び出してきそうな時は、ティッシュで包んで持てば完璧です。
車中泊で気軽にできるホットサンドメーカーのおすすめレシピ
ここからは、車中泊に便利な、手軽にできるホットサンドメーカーを使ったレシピをご紹介します。
ホットサンドメーカーはパンに好きな具材をはさむだけなので、とても簡単!
短時間で作れるので、食べたい!と思ったときにすぐできて、ちょっと強めに焼き色を付ければ外はカリッ、中はとろ~り美味しくいただけます。
ベーコン&目玉焼きのホットサンド
朝食におすすめ、ベーコンと目玉焼きのホットサンドです。
ベーコンの代わりにハムを入れてもOKです。
作り方は簡単!
①油を敷いたホットサンドメーカーで、あらかじめベーコンと目玉焼きを焼いておきます。目玉焼きはあとでつぶすので、半熟に。
②パンの上に目玉焼きとベーコンを乗せます。お好みでマヨネーズや塩コショウを振りかけます。
③もう一枚のパンをかぶせて挟みます。
焼き加減は、お持ちのホットサンドメーカー指定の時間で。
強火は焦げやすいので、色を付ける程度に弱火で焼きます。
目安は片面1~2分ずつ。時々焼き色をチェックしながら、表面がパリっとキツネ色になったら完成です。
ツナと玉ねぎ、チーズのとろとろホットサンド
次はツナ缶を使ったレシピ。
材料はツナ缶と、玉ねぎ1/8、チーズ。
調味料に、塩コショウとマヨネーズ、バターを用意します。
玉ねぎは無くても良いのですが、あるとシャキシャキ感が増しておいしいです。
バターをホットサンドメーカーにたっぷりひくことで風味が出ますが、無ければ油でもOK。
シーチキンは油分を切っておきます。
①まずは、みじん切りにした玉ねぎと、シーチキン、マヨネーズ、塩コショウ(少々)を混ぜます。
車中泊では洗い物を増やしたくないので、ホットサンドメーカーの上でまぜまぜ。
汚れたらティッシュで軽くふきとります。(面倒な方はそのままでもOK)
②具材をパンの上に移し、チーズを乗せます。
③ホットサンドメーカーの両面には、たっぷりめのバターを。
④先ほどのレシピと同じく、表面に焼き色がつくのを加減しながら、弱火で片面ずつ2分程度焼けばできあがります♪
食べてみると、想像よりもおいしくてびっくりしました。
チーズのとろとろは、ホットサンドメーカーと相性ぴったりですよ。
肉まん・ピザまんを使ったホットサンド
冬になればコンビニなどでも手に入る、中華まんを使ったお手軽ホットサンド。
某キャンプアニメに取り上げられたことから、一気に人気レシピになったんだとか。
上の写真はピザまんを焼いたものです。
外はカリカリ、中はふわふわで、私は普通に中華まんを食べるよりも好きになりました!
用意したのは、スーパーで売られているセットのもの。肉まんとピザまんが入っています。
①ホットサンドメーカーに、たっぷりのバターをぬります。
②焼き加減を見ながら弱火で、片面2分前後焼いていきます。
お好きな焼き色がつけば完成です。なんて簡単!余計な洗い物も出ません。
ピザまんはとろとろ、肉まんはジューシーでとっても美味。
お好みで、肉まんに辛子や醤油を付けても合いますよ。
甘いのもいける!チョコバナナホットサンド
ホットサンドは甘いものが欲しい時でもおいしくいただけます。
なかでも手軽に作れるのは、バナナとチョコレートを挟んだホットサンド。
作り方はバターを塗ったホットサンドメーカーにパンを乗せ、さらにカットしたバナナとチョコレートを乗せて焼くだけ。
チョコレートは板チョコが無難ですが、家にあったウェハース入りチョコでもサクサク感が出ておいしかったです。
「チョコバナナのクレープならまだしも、パンはどうなのかなぁ」と少し嫌そうだった旦那も「うまい!」と食べてくれました。
お好みでマシュマロを挟んだり、シナモンをかけるのもおすすめです。
余ったバナナも、シナモンを振りかけてホットバナナでいただきました♪
ホットサンドメーカーは、パンを使わなくてもフライパンとしても使えたり、両側を合わせて蒸し焼きっぽく使えたりとても便利なんです。
ホットサンドメーカーで、車中泊を楽しく過ごそう
安いものだと2,000円程度から手に入るホットサンドメーカー。
キャンプ道具としても注目度が高まり、車中泊にも便利です。
今回ご紹介したレシピ以外にも、インターネットで検索すると山のような種類のレシピを見つけることができます。
プリンをパンではさんだり、リンゴをパイ生地ではさんだりと……。私も色々なレシピを挑戦してみたいと思っています。
好きな物をはさむだけという手軽さと、サクサクのおいしさにはまる人の多いホットサンドメーカー。
次の車中泊飯に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。