【車中泊で350泊してわかった】春の長距離ドライブは意外と危険! 注意点を4つ紹介
春の車旅は要注意!スタッドレスはまだ必要?
一概には言えませんが、山間部を通過する、もしくは滞在するのであれば4月くらいまではスタッドレスを装着したほうがいいでしょう。
2月末に地元の富山を出発し、太平洋に面している静岡県に向かい、その後神奈川県から山梨県を巡ろうと考えていました。
岐阜県飛騨地域の山間を通るので悩みましたが、気温が高い日が続いていたこともあり、タイヤはノーマルタイヤに交換して出発。
順調に南下し、渥美半島から浜松、そして静岡を巡っているときはタイヤのことなんて一度も気にしたことはありませんでした。
しかし3月の半ばに箱根から神奈川に入ろうとしているとき、天気予報を確認するとなんと箱根峠で雪マークが。
ニュースでよく見る雪の箱根の映像がよみがえりました。
その後山梨で甲府、山中湖・河口湖、清里にも雪予報が出ていたので慌てて静岡に戻り、様子をみることに。
いくら富山から南下したとはいえ、特に山梨は南アルプスの麓。
雪予報が出てもおかしくありません。
今回は静岡の海側に逃げて無事に旅を続けていますが、もし雪に遭遇してしまったらと思うとちょっと怖かったです。
春の山道の運転は要注意!
春の山道は工事が多いです。
冬の間に雪や土砂の影響で傷ついた路面やガードレールを再整備したり倒木や落石を除去したりしている工事現場もあります。
山道はただでさえ道が細いのに、工事車両が入ると通行止めにならざるを得ません。
工事をしている場所の情報が少なくて、現地で工事中だと知らせる看板を見るまでわからないこともあります。
工事を知らせる看板があったら、書いてある内容をよく確認しましょう。
工事中でも曜日や時間帯によっては通行できたり、夜間だけ工事をしたりしている場合もあります。
通行できる時間を把握しておけば行きは迂回したとしても、帰りは通れる時間に合わせて移動することもできます。
それとこの間、静岡の山中で突然作業現場が現れたのでびっくりして「ここは通行止めですか?」と聞くと「ちょっと待っててね」と言われ、作業車を横に寄せて通してくれました。
Uターンして来た道に戻る覚悟をしていたので、工事の人に聞いてみるのも大事だと思いました。
山の奥まで入ってからのUターンは心のダメージが大きいですからね。
山道の運転は熊にも要注意!
昨年の秋に富山の私の家に熊がやってきたようです。
ちょうど九州を車中泊しながら巡っているときだったので実際には見ていませんが、自宅に戻ったときに柿の木を確認すると枝が複数折れていて爪痕が残っていました。
絵に描いたような3本線の爪痕です。
車中泊旅で野生の動物に出会って危険な目に遭ったことは今のところありませんが、これは気をつけないといけないなと改めて思いました。
特に春先は冬眠から目覚め、新芽を食いあさる時期なので危険増。
安易に山奥で車中泊したり、景色がよいからといって山深いところでご飯を食べたりしないようにしています。
熊に遭遇することは滅多にないとは思いますが、自宅にも現れたくらいなので絶対にないとは言えません。
この春は東北を巡るので山間部では特に気をつけようと思います。
寒暖差のある春に車旅すると体調不良を引き起こす?
冒頭で小淵沢の気温差について触れました。
同じ場所での昼と夜の気温差なので13℃程度で済みましたが、県をまたいだ場合はもっと気温の開きが大きい場合があります。
昨年桜が咲き始めた頃、埼玉県の岡部という町にいました。
その日の最高気温はなんと28℃。その夜北上して日光から車で30分ほどの栃木県塩谷へ。
標高が違うとはいえ明け方の気温が8℃。なんと1日の気温差が20℃でした。
次の日、福島県の大内宿に向かったのですが最低気温がマイナス1℃。
たったの2日のうちに気温差が29℃も。
岡部では長袖Tシャツ1枚、大内宿ではダウンを着ていました。
長期間車中泊旅をしているので寒暖差には慣れているとはいえ、この温度差は過去最高。さすがに戸惑いました。
異常気象が関係しているのかもしれませんが、近年は3月でも夏日を記録したり、思いがけない雪が降ったりします。
マイナス1℃、2℃の予報ならダウンジャケットを持っていった方が無難。
特に東北や北海道に行く場合は春でも冬物衣料は必須です。
1日だけでも長距離ドライブすると、地域によって激しく気温が変わることがあります。
寒暖差は体調に影響するので気をつけましょう。
あとがき
春は秋と並んで車旅しやすい季節だと思います。
虫はいないし、暑くない、かといって寒すぎるってほどでもない。
車中泊するにも、暖房も冷房要も要りません。
ただし、今年(2024年)の春は花粉が大量飛散!花粉症の人は車旅でも花粉対策が必要です。
私は花粉の飛散量が多いときは目が痒くなったり鼻水が出たりします。
今まではあまり酷くならなかったので対策していませんでしたが、今年は例年以上に花粉症の症状が出ました。
特に目の痒みが酷く、今回の車中泊旅の大きな悩みです。
花粉の飛散量が多いときは対策を講じないといけません。私は道の駅やトイレ・洗面所のあるところで必ず目まわりを洗います。
すると痒みが引くというかスッキリするので効果的。
それと日中のどこかで寝具とラグマットを外ではらい、埃と花粉を落とします。
今のところこの2つを行うだけで軽減されているので大丈夫ですが、これ以上に酷くなるようだったらアレルギー系の薬を服用する予定です。
花粉症の症状は人それぞれなので一概には言えませんが、今年の花粉対策は例年以上に行う必要があると感じています。