中・長期車中泊の「ネット環境」、最適な選択

車中泊のプロが教える!1週間以上の旅で使えるネット環境の選び方とコツ




「1カ月まで」の車中泊旅は「スマホのテザリング+フリーWi-Fi」でOK


中期車中泊旅 長期車中泊旅 ネット環境

基本的には、2泊以上~1ヶ月程度なら、ポケット型Wi-Fiやスターリンクを別途契約するよりも、スマートフォン本体とスマートフォンのテザリング+RVパークやカフェ等のフリーWi-Fiを利用するのが現実的です。

筆者も車中泊の際にはパソコン持参しテレワーク有りで車中泊をしていますが、ポケット型Wi-Fiは現在まで1度も利用していません。

1週間前後の車中泊であっても、テザリング+外部施設のフリーWi-Fi活用することで、現在までストレスなく車内で仕事ができています。

スマートフォンの回線を利用した「テザリング」は、速度もさほど遅くならず、かなり使えます!

「仕事でネット回線が絶対必須!」という場合は、事前にご自身の携帯プランにテザリングが含まれているか、契約が必要かどうかを契約会社のサイト等で調べ、必要に応じて別途オプションの追加をしておきましょう。

ちなみに、筆者の利用している楽天モバイルはテザリングは料金に含まれており、別途契約は不要です。

また、1〜2泊の車中泊であっても「旅先で動画をストレスなく観たい!」という方も多いと思います。

その場合はフリーWi-Fiが使用できるRVパークを利用するか、事前に動画をダウンロードしておくのがおすすめです。

もし「1〜2ヶ月と少し長めの車中泊旅&テレワーク必須」であれば、テザリングだけでなく、別途ポケット型Wi-Fiの短期契約を検討してみるのもアリ。

ポケット型Wi-Fiは、1ヶ月から契約可能なサービスが複数あります。

車中泊の期間や行き先に合わせて、ネットでお値段や口コミなどをチェックし、旅のスタイルに合わせて導入を検討してみてくださいね。

「フリーWi-Fi」をうまく活用しよう


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「ネットに繋がらないことがストレスなる」という方や「仕事で必ずネット回線が必要」という方は、フリーWi-Fiの利用が可能なRVパークやキャンプ場に滞在するようにしましょう。

最近はフリーWi-Fiを導入しているRVパークやキャンプ場もかなり増えてきましたが、まだ導入していない施設も多くあります。

事前(または予約時)に、フリーWi-Fiが使用可能かどうかの確認をしておくのがおすすめです。

また、特に山間部では携帯会社の回線がまったく繋がらないといった場合も想定されます。

そういった場所ではポケットWi-Fiも圏外であることが多いため、特にリモートワークでネット回線が必須という場合は、事前確認は必須。

利用予定の車中泊スポットがフリーWi-Fiに対応しているか、回線速度が十分であるかを施設の公式サイトや口コミ、電話問い合わせなどで確認したり、SNSなどで情報を集めておくようにしてくださいね。

さらに、立ち寄り予定のカフェや飲食店、日帰り入浴施設も要チェック!

特に飲食店や日帰り入浴施設などは、フリーWi-Fiを導入している場所が多いです。

日中も仕事のためにネット環境が必要という場合は、立ち寄り場所の候補を複数箇所調べておくと良いでしょう。

1カ月以上の超長期旅&リモートワーク必須なら「ポケット型Wi-Fi」導入も


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日本一周などの超長期旅や自宅を持たずクルマで暮らすバンライフをする予定の方で、さらにネット回線必須のリモートワークを行う予定がある場合は、フリーWi-Fiやテザリングだけではすこし不安ですよね。

そういった場合は、ポケットWi-Fiやスターリンクの導入を検討してみるのもおすすめです。

超長期旅&ネット環境がないと仕事が成立しない方なら、ポケットWi-Fiも有効に使うことができ、料金が無駄になるということもありません。

さらに、2名以上の複数で使用する場合やデータ利用料による追加料金も、心配なし。

安心して思う存分、ネット回線を使うことが可能になります。

ただ、筆者は現在まで1週間程度の車中泊旅を経験していますが、契約している携帯回線のデータ利用が定額無制限であることから、現在までテザリング&施設のフリーWi-Fi利用で不便を感じたことはありません。

「接続している場所の回線状況がよかった」ということもあるかもしれませんが、オンラインミーティングなどもテザリングで問題なし。

ミーティング中に音声や映像が途切れるといったことは、一度もありませんでした。

とりあえず、テザリング&施設のフリーWi-Fiを利用してみて、どうしても不便を感じるようならポケットWi-Fiを契約する、という形でもまったく遅くはないと思います。

フリーWi-Fiの1ヶ月プランでお試しをしてから、導入を検討するのもアリですね。

ただし、ポケットWi-Fiも携帯回線と同様に「どこでも繋がる」わけではありません。

どこにいても回線を利用したいという場合は、導入時の初期費用が高額になりますが、スターリンクの導入を検討するのが良いでしょう。

「リモートワーク必須」以外はスマートフォンだけで大丈夫!


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超長期旅であっても、パソコンなどネット環境必須の仕事がなければ、別途ポケットWi-Fiを契約しなくてもOKです。

スマートフォンがあれば、とりあえずの調べ物や動画鑑賞、音楽鑑賞や写真撮影、SNS投稿なども行うことが可能。

テザリング使用可能な環境なら、パソコンやタブレットも接続可能になります。

スマートフォンのみで対応する場合は、回線の利用料金が一定の定額無制限のプランに加入しておくのがおすすめです。

定額無制限なら、動画鑑賞や音楽鑑賞、読書やSNSへの画像投稿などを料金を気にせずストレスなく行うことができます。

また、フリーWi-Fiが利用可能な場所ではできるだけWi-Fiに切り替えることで、速度に関するストレスも感じず、スムーズな利用が可能になります。

ネット接続できない場所は「デジタルデトックス」を試すのもアリ


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現在でも、山間や林道・海の近くなど、電波が入らない場所はかなり多いです。

スマートフォンもポケット型Wi-Fiも繋がらず、フリーWi-Fiもないという場合は、思い切って一定期間「デジタルデトックス」を試してみる、というのも手段のひとつです。

仕事がお休みの日であれば、1〜2日程度スマートフォンが繋がらなくても大きな問題はありません。

緊急時には電波の繋がる場所までクルマで移動すればOK。

電波のない場所でゆったりと景色を眺めて過ごしたり、読書をしたり、料理を楽しんだり。

デジタルデトックスをすることで、一緒に車中泊をしている家族や仲間とより密な時間を過ごすことが可能になります。

また、北海道や離島などで利用するフェリーは、海上のため電波の繋がりがとても悪いです。

海上から陸地の電波を拾うことができなかったり、混み合って船内の電波に接続しづらいなどネット接続が難しい場合が多いため、フェリー利用の際には「海上はデジタルデトックス必須」と考えていた方が良さそうです。

結論!長期車中泊&仕事必須なら、定額無制限プラン加入かポケット型Wi-Fiを


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今回は、1週間程度〜長期の車中泊でのネット回線の選択肢について、筆者の実際の車中泊スタイルを含めてご紹介しました。

ファミレスなど多くの飲食店でもフリーWi-Fiが使用できますが、Wi-Fiを使用する予定がある場合は、事前に立ち寄る予定のカフェや飲食店がフリーWi-Fiを提供しているかをチェックしておくのがおすすめです。

また、車中泊を頻繁にする方やリモートワーク予定がある方は、スマートフォンの契約を定額無制限にしてテザリングが使える状態にしておく、またはポケット型Wi-Fiを契約することが必須となります。

ただし、スマートフォンの定額無制限プランの場合も、フリーWi-Fiの方が速度が出る場合が多いです。

RVパークやキャンプ場、カフェなどフリーWi-Fiが使用可能なところでは、できるだけWi-Fiに切り替えるようにすると、回線速度に関するストレスも減りそうです。