ハイエースベースの国産キャブコン最高峰!すべてを標準装備したRVトラスト「TR550L Bolero-v.max」
工夫を凝らしたレイアウト
TR550L Bolero-v.maxは、機動的なハイエースをベースとしながら、常設ベッドとマルチルームを備えるという贅沢なレイアウトを実現しています。
ダイネットを中央に挟んで、車両前方にスライドベッド、車両後方に常設ベッドを配置。
マルチルームに続く通路には、ギャレー(キッチン)の設備が並び、限られた空間を最大限に活用しています。
ゆったりと過ごせるダイネット
車内で目を引くのは、ハイエンドモデルにふさわしい美しい木目の調度品と、ゆったりとしたダイネットソファーシート。
後述するように車両後部に常設ベッドがあるため、就寝のたびにダイネットを片づけてベッドに組み替えるといった手間がかかりません。
家族が先に就寝していても、残った人がダイネットで過ごせるというのは大きな魅力です。
L字型のソファーは高級ラウンジのような質感で、静かな夜にグラスを傾けたら、寝るのが惜しくなりそうです。
カップホルダーを備えたテーブルは、必要に応じて回転・スライドし、車内の移動がスムーズに行えます。
TVモニターは角度を自由に変えられ、車内のどこからでも見やすいフレキシブルアーム付き。
各所にあるオーバーヘッドコンソール(上部収納)、シューズボックス、前述の外部収納庫と、豊富な収納も魅力です。
余裕をもって衣類、生活雑貨、常備食、旅行ガイドブックなどの身の回り品を収納できるでしょう。
ホテルのようなカーテンや室内照明もシックで、温かみのある空間に仕上がっています。
2種類のベッド
後部にある拡張型常設ベッドは2名が就寝可能な1,200mm×1,850mmサイズ。
一般的にキャンピングカーのマットは簡易的なものが多いですが、TR550L Bolero-v.maxではウッドスプリングと体圧分散のオリジナルプロファイルウレタンマットを採用し、快適な寝心地が期待できます。
ほかに1,900mm×1,900mmのバンクスライドベッドがあり、展開すれば2~3名が就寝可能なベッドとして、格納すれば広々した収納スペースとして利用できます。
手前に引き出すだけでベッドとなり、毎晩のセッティングも簡単です。
使いやすさにこだわったキッチン
キッチンスペースにはキャンピングカー専用の耐熱ガラス付きシンクと、本格的な2バーナーコンロを備えます。
作業スペースを確保できるよう、キッチン横には折りたたみ式テーブルを採用。
60Lの清水タンクと62Lの排水タンクを備え、車内での調理や洗い物に対応します。
キッチン下収納部には、カセットコンロ用ボンベを使用した3連ガス供給機を搭載しています。
充填やフェリー移動で困ることがあるLPガスに比べ、どこでも購入・補充できるカセットガスは国内事情に適しています。
キャンピングカーの収納は変則的な形をしていたり、天井灯の光が届かなかったりして、奥まで見にくいことがありますが、キッチン収納内部にはLED照明を設置。
中までしっかり見え、調理をする人への気配りが細かいところまで行き届いています。
振動などがある車内でも安定した性能を発揮するキャンピングカー専用の冷凍冷蔵庫(65L)を備えるほか、電子レンジを標準装備しています。
電子レンジの使用はおもに外部電源入力時になりますが、本格的な調理をしない場面でも、ちょっとしたものを温めるのに便利です。
旅先で仕入れた食材を新鮮なまま保管できる冷凍冷蔵庫、各地の名物料理や惣菜を温め直して食べられる電子レンジ、どちらも豊かな日本の食文化を堪能するのに活躍してくれるはずです。
温水シャワーを備えるマルチルーム
車両後部にはトイレ&シャワーが使えるマルチルームがあり、カセットタイプのトイレ、格納式の洗面台、ミラー、収納棚を備えます。
大型キャンピングカーでは大容量のマリントイレを採用することもありますが、ダンプステーションがなかなか見つからない国内事情を考えると、処理が容易なカセット式トイレには大きなメリットがあります。
オプション装備となることが多い温水シャワーも標準装備し、外部バゲッジドアを開けてノズルを伸ばすことで車外でも使用可能です。
温浴施設の豊富な日本とはいえ、マリンスポーツをする人やペットを散歩させる人、いろいろな事情で大浴場に入れない人など、温水シャワーが大活躍する場面もあるはずです。
電源と電装品
TR550L Bolero-v.maxの特徴のひとつに、従来はオプション品として追加料金で用意される装備のほとんどを、標準装備していることがあります。
あれこれ頭を悩ませて取捨選択しなくても、すべてが揃っている満足感や安心感は格別です。
暑さがもっとも気になるのは就寝時ですが、常設ベッド上部に家庭用エアコンを装備し、真夏の夜でも涼しく就寝可能。
FFヒーターの吹き出し口がソファーの足元に設置されているほか、ダクトが常設ベッド下の外部収納庫の中を通っているため、冬でも快適に車内に滞在できます。
寒冷地に住んでいる人や、ウィンタースポーツを趣味にする人にも安心です。
換気装置として、雨の日にも使えるマックスファンと、ルーフベントからの光や冷気を遮断するローロキットを装着しています。
車内の電気設備を作動させるサブバッテリーには、リチウムバッテリー4個、ソーラーパネル、走行充電システムを採用し、過充電防止装置とサブバッテリーの保護装置も備えます。
長寿命・小型軽量・高性能で知られるリチウムイオンバッテリーは、まだまだ高価な装備でもあります。
それをふんだんに搭載しているところにも、TR550L Bolero-v.maxの最上級を求めるコンセプトが感じられます。
多くの電装品を装備すると管理が大変になりがちですが、各部の操作を集中コントロールできるオリジナルタッチパネル式モニターを採用しています。
まとめ
人気のハイエースをベースとしながら、どんなユーザーをも満足させる充実した装備で、まさに最高級の1台と言えるTR550L Bolero-v.max。
乗車定員5人、就寝定員4人で、価格は2WD 14,465,000円(税込)、4WD 14,850,000円(税込)となっています。
キャンピングカーの機能を最大限に活用したい方のほか、トラックベースのキャブコンの走行感覚に抵抗がある方にもおすすめできます。