ラウンジスタイルのダイネット
後方空間を贅沢に使い、かつストレージスペースを残すように配置されているのがU字型ダイネット。
最奥部のシートは着脱が可能で、外せば最後尾までウォークスルー可能な通路になります。
さらにテーブルを外せば、自転車など大型の荷物も収納できます。
オプションで追加できるプルダウン19インチTVモニターは、ソファから見やすい配置。
上部には日用品を収納できる大容量のオーバーヘッドキャビネットが設置されています。
車幅いっぱいに展開する大きなベッド
ダイネット部分を展開すると、家庭用のクイーンサイズにも相当する大きなベッドになります。
ベッド展開時でもテーブルを残すことができ、就寝前の晩酌も楽しめます。
ベッド下の床面や、フレームの内部は収納スペースとして使えます。
また、リヤに残された空間はストレージとして使えるほか、ポータブルトイレを置くことも可能。
オプションでカセット式ポータブルトイレや、特殊フィルムで汚物を密閉する「ラップポン」を設置できます。
L字型のキッチンスペース
エントランスからすぐのキッチンには、十分な調理スペースをとれるL字型ギャレーキャビネットを備えます。
天板が部分的に跳ね上げられる構造で、前述のとおり運転席からの通り抜けを可能にしています。
車外に出ずとも行き来できるので、雨の日の移乗や、愛犬の移動にも好評だそう。
キャビネットには各19Lの給排水タンクと、フタ付きシンクがビルトインされています。
加熱調理はカセットコンロで行います。
オプションで追加できる電子レンジは、右キャビネット内にすっきりとインストール。
冷蔵庫は49Lサイズの上開きタイプが標準装備されています。
電源には「古河電池」を採用
サブバッテリーには日本の老舗メーカー、古河電池株式会社のプロダクトを採用。
50Ah×2個を標準装備し、オプションで合計4個まで増設可能です。
インバーターはオプションで、350Wまたは1500Wが用意されています。
別途ポータブル電源入力ポートをオプションで追加することも可能です。
考え抜かれたスイッチ類の配置にも注目。
エントランスのすぐそばに集約することで、車内のどの位置からも手が届くほか、降車時に消し忘れに気づいたときなどにもすぐにオフにできます。
さらにバッテリー保護装置が標準装備で、過放電を防ぎます。
オプションでFFヒーター、セパレートルームエアコン、MAXXFANベンチレーターなども追加可能です。
まとめ
ラグジュアリーホテルのラウンジのようなダイネットは、普段のドライブでもついつい車を停めて休憩したくなる快適空間。
就寝時には、夫婦二人なら十分すぎるほどの広さのフルフラットベッドになります。
実用性のあるギャレーを備えながら、悪天候時の車内移動など、車中泊特有の事情まで考慮されているのはさすが。
車外に出なくても物事が完結するというのは、見逃しがちですが車中泊の快適さを左右する重要なポイントです。
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