【取材】たくさん積める!大人4人or子供がいるファミリーでも余裕で寝られる!ハイエースのキャンピングカーが欲しい?ドコデモライフのgoto
目次
外観はほぼハイエースのまま!
gotoのベース車はハイエース・スーパーロングDXまたは特装車。
外観はほぼハイエースのままです。
オプションでアウトボックス(出窓)を選んだ場合は、後部の窓が↑出っ張ります。
こうすることで室内の後部ベッドの幅が広がり、大人が横向きに寝られるように。
天井には断熱材、防音材、制振材を施工。ボディサイドには断熱材、防音材を入れています。どちらも標準装備。
そのほか外から見えるところでは、外から家庭用の電気を引き込める外部電源取り込み口が標準で付いてきます。
あえてキッチンはなし。シンプルな室内レイアウト!
gotoは5名(ディーゼル車)または6名(ガソリン車)乗車。
室内レイアウトは車内前方にダイネット。
後方には常設可能な上段ベッドがあり、ベッド下には広々とした収納スペースがあります。
セカンドシートはフラットにすることで下段のベッドにできます。
gotoにキッチンはありません。オプション設定もなし。
「自分の車中泊経験からキッチンはあってもそんなに使わない。スペースを収納として有効に使うため水道やシンクなどのキッチン設備は車内に用意していません。ただ、上段のベッドマットを外せばカセットコンロは置けるスペースがあるので、簡単な調理はできます」(濱中京子専務)
あえてキッチンスペースを省くことで、その分を就寝&収納スペースに充てられ、家族で車中泊して、積んでいったアウトドアレジャー用グッズでみんなで遊べるというメリットが生まれます。
運転席・助手席と純正シートを活かした対面リビング
ダイネットは運転席・助手席を前にスライドし、シートを倒すことで背面を活用。テーブルを挟んで、セカンドシートと対面着座が可能です。
団らん時には、大人4人がゆったりと食事やお茶を楽しめます。
デッドスペースになりがちなフロントシートを使用することで、展開のたびに荷物を移動させる必要がないのは嬉しいポイント。
もちろんこの時も、後部の二段ベッドはそのままにしておけます。
スペースを有効活用し、さらにベース車が大型のハイエースだからこその余裕の空間ですね。
(※ガソリン車は助手席がスライドしないため、運転席のみの展開となります。)
上段ベッドと下段ベッドに大人4人がゆったり就寝
ゆったり寝られる、そしてたっぷり積めることに特化しているゴート。
特長の一つである就寝スペースはかなり余裕があります。
車両最後部の上段ベッドは常設可能。
大人2人なら下段ベッドを作らなくても、常設の上段ベッドで即就寝できます。
遊び疲れた後や、ちょっと仮眠をしたい時などにも、ベッド展開の手間がないのはラクで便利ですね。
展示車はオプションのアウトボックス(出窓)が付いていたので、アウトボックスなしの場合より横幅が長め。
取材時に巻尺(メジャー)で実際に測ってみたところ、横幅が約180cm、縦は約130cmでした。
少し余裕をみても身長が175cm以下なら大人が2人横向きに、子どもなら体格にもよりますが3人は寝られるでしょう。
下段ベッドはセカンドシートとつなぎ合わせることで縦の長さが約187cmになります。
幅は狭いところで約120cm、いちばん広いところだと約155cmありました。これらも実測値です。
こちらでも大人2人が就寝可能。
寝具にテント、スキー板も積める余裕の収納スペース
大人4人が十分寝られるスペースがあっても、荷物があまり積めないのであれば実用的とは言えません。
アウトドアレジャーを家族で楽しむためにキャンピングカーや車中泊仕様車を購入しようと考えているなら尚更。
その点ゴートには、室内各所に収納スペースが設けられていて収納力は抜群です。
車両後部の天井右側に扉付きの収納棚。
収納棚の右横には扉なしの棚もあります。
下段のベッドマット下の収納ボックス。
上段ベッドを支えるキャビネットの中には家族4人分の寝具が収まっていました。
後部キャビネットにはリアハッチ側からもアクセス可能。
こちらも寝具入れとは別の収納スペースとなっています。
展示車ではここにオプションの外部シャワー用のポリタンクやペットボトルのミネラルウオーター(5本)が積まれていました。
下段ベッドの展開時にはベッド下にも荷物が置けます。
最後部の上段ベッド下はテントなどの大きな荷物も積める広い収納スペースとして使えます。
↑写真のようにベッドマットを外した状態だと、高さのある荷物もラクラク積載可能。
さらに床下にはスライド式の収納も。
こちらにはスキー板などの長物も積んでおけます。
これでもかと言わんばかりに室内のあちこちに収納スペース。
家族分の着替えとアウトドアなどのレジャー用具をたっぷり積載して出かけられますね。
照明・家電・電源類も使い勝手を考えて装備されています!
ゴートには天井照明が標準装備のほか、セカンドシート上のブックライトも標準で付きます。
「夜、下段ベッドに寝ころんでスマホをいじったりするときに便利なように」(濱中専務)とのことでした。
照明のスイッチ類は個別にオンオフが可能。
これは、夜中にトイレなどで起きて全部の照明が点いてしまうと寝ているほかの人がまぶしいから。細かな使い勝手まで考えられていますね。
家電では、ポータブル冷蔵庫は車中泊に必須という考えで標準装備。
冷蔵庫や照明を動かす電源にはポータブル電源を採用しています。
標準装備されているのはGOAL ZERO(ゴールゼロ)のYeti 1500X(1500W)。
展示車はオプションのエアコンを動かすために同じゴールゼロのYeti 3000X(3000Wh)が搭載されていました(1500Xが標準装備で3000Xはオプション扱い)。
ゴートではポータブル電源を「持ち運べるサブバッテリー」として捉えています。
ポータブルなので当然取り外して車外に持ち出して使えて便利。
さらに、走行充電システムからも外部電源取り込み口(標準装備)からも、オプションでソーラーパネルを付けた場合はそこからもポータブル電源に充電できるように、電源システムを組んでいます。
エアコン、FFヒーターほか、オプション装備でグレードアップも可能
前述しましたがエアコンはオプション。
車両最後部中央の天井部分に「生活感が出ないように」(濱中専務)パネルで隠したエアコン(クールスター)が設置されます。
「最後部中央の天井にエアコンを付けることで、室内全体に風が行き渡りやすくなるようにしました。また、エアコン左右両方のドレン口からそれぞれ車体左右に排水ホースを設置していますので、駐車場所の車両の傾きによって室内に水が漏れるのを防ぐことが出来ます。」(濱中専務)
キャンピングカーのエアコンは横向きに付いていることが多いので、これもゴートならではの工夫と言えるでしょう。
これも前述しましたが、エアコンを付ける場合はオプションの3000Wのポータブル電源を推奨。
3000Wのポータブル電源だと日中の炎天下で約3時間、夜間の抑え目の運転だと約8時間エアコンが稼働できるとのことです。
このほかここまで本記事で紹介したオプション設備をあらためて紹介すると、ソーラーパネル、アウトボックス(出窓)、外部シャワーがあります。
さらに冬の車中泊の暖房器具として最強とも言われるFFヒーターもオプションで選択可能。
センターコンソールに取り付けて飲み物などが置けるようにするテーブル、レカロシート、フリップダウンモニターも用意されています。
※オプションはほかにも多数。くわしくはドコデモライフにお問い合わせください。
ドコデモライフのGOTO紹介。あとがき
ゴートはベース車としてハイエースの2WDと4WD、ガソリンとディーゼルが組み合わせで選べます。
キッチンが付かないので8ナンバーキャンピングカー登録ではなく、1ナンバー貨物登録。
車内で調理はほぼしない、荷物をたくさん積めて大人4人がゆったり寝られればいい、ということなら割り切った仕様のゴートはおすすめだと思います。