こんな防犯対策もあるの?!約300日間キャンピングカー旅で学んだ、実践している防犯対策
目次
車中泊での防犯対策
車中泊スポットはレビューやコメントを参考に選ぼう
まずは車中泊スポット選びが重要です。
私たちは、キャンプ場やRVパークなどの専用スポット以外で寝る場合、「Googleマップ」や車中泊スポットアプリ「Park4night」で他の利用者のコメントやレビューを参考にして選ぶようにしています。
その場所で車中泊をしたことがあって問題がなかったというコメントがあればOK。
「窓ガラスを割られた」「窃盗にあった」「怪しい人たちが車の周りをウロチョロしていた」などちょっとでも気になるコメントがあった場合、その場所で車中泊をしないようにしています。
車中泊スポットを見つけるのに利用しているアプリの紹介記事はこちら▷【車中泊でヨーロッパ一周中】車中泊スポットはどうやって見つける?車中泊に便利なスマホアプリ3選【日本でも使用可!?】
また、人通りがない場所、街灯がないスポットは控え、他の車中泊者が利用したことある場所でも、実際行ってみてちょっとでも「変だな」と感じたら自分の直感を信じて移動するようにしています。
どうしてもスリや窃盗被害が多い都会へ行くときは、有料の24時間警備の駐車場、キャンプ場を利用します。
ヨーロッパでは、車中泊者同士集まってお互いがお互いを助け合う!という「暗黙の了解」のようなものがあり、他の車中泊者の近くで寝泊まりすると比較的安心します。
窓やカーテンなど全て閉じて外から中が見えない状態にする
外から中の様子が完全に見えない状態にするのが重要です。
リュックなどの荷物や中の様子が外から見える状態だと狙われてしまうことも!
外出する際は窓やドアのカギをしっかり閉じ、カーテンやシェードを使って外から中が見えないようにします。
犯人は中に何があるかわからない状態で、リスクを負って車をこじ開けて侵入する可能性は低いので、なるべく車内を見せないようにしましょう。
車を離れた数分の間でも被害に合うケースがあるので、私たちは車を離れる際はしっかりと戸締りと目隠しをしています。
そして、外出時だけでなく車内に居る時でもカギをしっかり掛け、カーテンを引いて中に人がいるのか、何人いるのかわからない状態にするのがいいでしょう。
SNSにリアルタイムの位置情報を載せない
SNS等にリアルタイムの位置情報を投稿したことがきっかけで「ネットストーカー」に狙われる被害も近年増えてきています。
「1人で○日間の車中泊旅に行ってきま〜す」「今日はこんな素敵なスポットに車中泊」などと位置情報付きで何気なく投稿した内容でも、いつどこで誰が見ているかわかりません。
特に女性の1人車中泊は注意が必要です。
位置情報を投稿していなくても、文章や写真に写った看板、風景だけで場所を特定されかねません。
私たちはリアルタイムで投稿せず、そこのスポットから離れて3〜4日ほどずらして投稿するようにしています。
車に個人情報を特定できる装飾をしない
日本一周中やバンライフを楽しまれている方がやりがちですが、車に自身のインスタグラムやYouTubeのURLのステッカー等、個人情報がわかる物を貼ったりするのも危ない行為です。
「SNSで旅の様子を多くの人に届けたい!」といった気持ちはわかりますが、どこで悪意のある第三者が目撃しているかわかりません。
装飾で車に注目が集まるだけでなく、自身のSNSの投稿を見て「この車の子一人旅中なんだ」や「日本一周中って事は車内に荷物があるはず」「高価なカメラを使って撮影しているから車内に金目の物ありそうだな」「リモートワークで旅してるって事は車内にパソコンがあるな」など車上荒らしのターゲットにされるなんて事も!
なるべく車の外装の装飾は控えめにし、どうしてもステッカー等を貼って自身のアカウントを拡散させたい、と言った場合はそのようなトラブルも起こり得るという事を頭に入れましょう。
ちょっとした情報でも個人特定に繋がるので、気をつけるようにするのが大事です。
アラーム、防犯カメラ、ドアロック、南京錠などをつけてセキュリティを強化
セキュリティを強化して車内への侵入を難しくさせるのもひとつの対策です。
アラームや防犯カメラの取り付け、ドアロックの強化をしましょう。
キャンピングカー専用の外側に取り付けるタイプのドアロックや、セキュリティハンドルもあります。
二重ロックをすることで鍵開けに時間と手間をかけさせるのが効果的です。
参考▷キャンピングカー用セキュリティハンドルFiamma(商品価格19,935円)
前方ドアを開けられ車内に侵入されるケースが多いので、ワイヤー付き南京錠を運転席ドア、助手席ドアの間に取り付け、外側から開けられないようにする方法もあります。
他の旅行者がしているちょっとした防犯対策
車中泊旅をしている中で目撃した、他の旅行者の防犯対策を紹介します。
ガードドッグとして犬と一緒に旅をする
外のちょっとした音でも反応して吠えてくれるので、ヨーロッパでは犬と一緒に旅をする人が多いです。
犬がいなくても「猛犬注意」のステッカーを貼って対策している車もあるので、ステッカーを貼って人を寄せ付けない対策は名案だなと思いました。
外出時、車の入り口にサンダルや犬の水容器を置いといて中に人がいると思わせる
車内に人が居ないのを見計らって車に侵入するケースが多いので、中に人が居ると思わせるのもひとつの対策です。
外出時、入り口にサンダルを置いておく以外にもラジオやテレビをつけっぱなしにして中から少し音が漏れてる状態にするのも効果がありそうです。
セーフティーボックスを作る
車内に貴重品を置いておかない、と言いますが車中泊旅をしているとなかなかそういうわけにはいきません。
車内の隠れた場所にカギ付きのセーフティーボックスを作り、その中に貴重品や身分証明書、高価な電子機器などを保管するようにしましょう。
最悪車内に入られたとしても貴重品が見つかりにくく、開けにくい場所にあれば車上荒らしも諦めて被害を最小限抑えることができます。
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車中泊防犯対策で安全な旅をしましょう
車中泊は自由度が高く、好きな場所で寝泊まりできるのが大きな魅力ですが、その反面外との距離が近いので安全対策や防犯対策をしっかり行う必要があります。
今回はヨーロッパでキャンピングカー旅している私たちの防犯対策を紹介しました。
ヨーロッパは治安が悪い場所もあるので、日々の体験や現地の先輩車中泊者の話を参考にしながら気をつけている内容ばかりです。
時々心配し過ぎかな、やり過ぎかなと思う時もありますが、安全面でしっかりすることに越したことはないと思います。
日本は比較的、治安が良い国ではありますが、いつどこで危険な目に遭うかわかりません。
防犯対策をしっかり行い、安全で楽しい車中泊をしましょう。