キャンピングカー 価格 安く買う方法

キャンピングカーを安く買いたい!専門家が教えるコスト削減のコツ




1.オプションを吟味する


キャンピングカー 価格 安く買う方法

購入金額を大きく左右するのが「オプション」です。

キャンピングカーを買ったら「自分ならどんな使い方をするであろうか」をよく考え、具体的にシミュレーションしてみて、必要(であろう)装備を厳選します。

装備を最小限に絞れれば、少しでも費用を抑えることにもつながります。

ここで理解しておきたいのは、ビルダーやモデルによって『標準装備』の考え方はそれぞれ違う、ということです。

一見、高いように見えても、およそ必要であろうものは全て『標準装備』している車もあります。

他方、『標準装備』はごく最低限におさえて、それ以外は各個人のニーズに合わせてオプションとして付け足していく、という方式もあります。

前者の場合、中には自分にとって不要な設備も含まれているかもしれません。

後者の場合は、欲しい機能を盛り込んでいったら、最終的に高額になる可能性はあります。

だからこそ、「自分には何が必要か」を見極めることが大切なのです。

また、前者の「フル装備が標準装備」のタイプの場合、『レスオプション』が設定されている場合もあります

レスオプションとは、オプションの反対の考え方。不用な装備を省くことで、その分値段を引いてくれる、というサービスです。

とはいえ、初めてのキャンピングカーの場合、「自分にはどんな装備が必要か」がよくわからない、ということもあるでしょう。

真冬には乗らないだろうと思って暖房はつけていなかったが、ウィンタースポーツに目覚めて、雪山へも行くようになった、なんていうケースもあります。

ならば「最初はシンプルな車でスタートして、あとあと必要になった装備は付け足せばいい」という考え方もあります。

この場合、結果的には余分なコストがかかったり、そもそも後付けできない装備もあることに注意が必要です。

例えば、サイドオーニング。バンコンなら比較的簡単に後付けもできますが、キャブコンの場合、一度家具を取り外さねば取り付けられないなど、大工事になってしまうこともあります。

他にも、配線や配管など、最初の架装であれば簡単にできたことも、後から付け足すとなると大変だったり、そもそも不可能な場合もあります。

いずれにせよ、初めから必要十分な装備が確定できるとは限りません。

だからこそ、わからないなりに、自分ならどんな遊び方をしたいのか、ペットは同伴したいのか。

どんなところで・何をして遊びたいのか、ビルダーやディーラーに詳しく事情を伝え、カウンセリングしてもらって装備を固めていくのがよいでしょう。

2.中古車を探す


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新車が無理なら中古車。当たり前の考え方ではありますが、キャンピングカーについてはちょっとした注意が必要です。

現在キャンピングカーは人気があり、新車の納期2年待ちもザラです。そのため、中古車市場の相場は高止まり状態です。

高年式の人気車種だったりするとプレミアがついて新車より高いなんてことさえあります。

そして、前項でもご紹介したとおり、キャンピングカーの装備品はこの数年でグッと進化しました。

特に家庭用エアコンが当たり前の装備になったのは、この数年です。

「手ごろな中古車がある!」と思って飛びついても「欲しい装備」がついていなければ、後付けすることにもなります

また人気の装備の有無は、次に自分が手放すときの『リセールバリュー』にも大きく影響します。

3.展示車を狙う


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国産のキャンピングカーは受注生産が基本、とご紹介しましたが、例外なのが各ビルダーやディーラーの展示車両です。

ショーや店舗での展示に使われる車は、ずっと同じではありません。

商品の仕様がマイナーチェンジしたり、ベース車がモデルチェンジすることだってあります。何かあるごとに、展示車両も代替わりするのです。

ショー会場や店頭で「この展示車売ります」というPOPを見かけたことがある人もいるでしょう。

受注生産ではない分、当然、即納車です。価格もお得であることが多いでしょう。

中古車よりも数は少ないですから、ショーや店頭に足を運んでみないと出会えませんが、ねらい目であることに違いはありません。

とはいえ、安さにつられて即決するのも考えもの。本当に必要な装備はそろっているか。不足分は後からでも付け足せるのか。

じっくり考えてから結論を出さないと、安さにつられて自分に合わない車をつかんでしまう可能性だってあります。

キャンピングカー購入で価格以外に重要なポイント


高いものを、いかに安く買うか。

物価上昇に悩まされる昨今、キャンピングカーに限らない課題ですが、高額な買い物であるからこそ、「高い」「安い」を金額の「多い」「少ない」だけで考えない方がいいのではないかと思います。

「お金を払うだけの価値があった」「自分にとって支払う価値があった」のなら、それは高くはないはずです。

逆にどんなに価格が低くても「欲しい機能が十分そろっていない」「確かに安かったが、居心地が悪い・使いにくい」では、結局「せっかく買ったのに使わない」になってしまうかも。

ぜひ金額の「高い・安い」だけでなく、いかに「納得のいく金額で」「満足度の高い買い物ができるか」に着目して考えていただけたらと思います。