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車検シールを貼らないと違反!貼り方や再発行方法、保安基準適合標章との貼り替えについて解説



場合によっては自分で作業することもある車検シールの貼り方や剥がし方、ドライブレコーダーの取付け時に役立つ再発行の方法などを解説します。

公道を走行する車にはフロントウィンドウに車検シールの掲示が義務付けられており、これに違反した場合は50万円以下の罰金が科せられる恐れがあります。

車検シールとは?

車検シール

©U-image/stock.adobe.com

車検シールの正式名称は「車検標章」

フロントウィンドウの上部に貼られる四角い車検シールの正式名称を「車検標章」といいます。

保安基準を満たしていることの証であると同時に、車検が有効であるかを外部から確認するためのシールです。

車検シールの貼付けは道路交通法で定められた義務であり、普通車は水色・軽自動車は黄色のシールが貼られ、車検のたびに張り替えられます。

シール表面に記載された数字は車検の有効期限を表す和暦の年数と月であり、車内側の裏面には「自動車検査証の有効期限が満了する日」の日付が記載されています。

丸いシールは「点検整備済みステッカー」

一方、フロントウィンドウの助手席側上部隅に貼られる丸いシールは「点検整備済みステッカー」「ダイヤルステッカー」などと呼ばれ、1年点検を受けた証であり次の定期点検時期を示すものです。

車検シールとは異なり、点検整備済みステッカーの方には貼付け義務がありません。

丸い点検整備済みステッカーに対して、四角い車検シールは角型ステッカーと呼ばれる場合もあります。

車検を通してもシールが貼られない場合も

通常、車検シールは車検整備完了時に整備士が適切な場所に貼り付けてくれます。

しかし、1日車検のような短時間で終わる車検の場合には、発行手続きが間に合わず、車検シールが貼られないまま納車されることがあります。

その場合は、臨時の許可証としてビニールケースに収められた「保安基準適合標章」が、車検シールの代わりとしてフロントウィンドウに貼られます。

保安基準適合標章はあくまで15日間のみ有効な代用書類であるため、正式な車検シールが送られてきてから自分で貼り付けなければいけません。

また、ユーザー車検の場合も自分で貼り付ける必要があります。

保安基準適合標章は車検証の代わりにもなるため、多くの個人情報が記載されています。

車検シールが届いた後、保安基準適合標章は文字部を黒塗りしたりシュレッダーにかけるなどしてから処分しましょう。

次のページ▷ 車検シールの貼り付け位置と、貼り方をご紹介します。