スクールゾーンとは?標識・スクールゾーンの範囲・違反時の罰則など解説
スクールゾーンとは?
スクールゾーンとは、交通事故から児童を守るために小学校周辺に設けられた交通規制区域の名称です。
多くのスクールゾーンでは児童の登下校時刻にあわせて、周辺の道路条件に応じた速度規制や一方通行、通行禁止など交通規制が実施されます。
地域によっては幼稚園や保育園の通園路などもスクールゾーンの対象となります。
スクールゾーンの代表的な目印は、黄色いひし形の看板に児童のイラストが描かれた標識。
この「学校、幼稚園、保育所などあり」の警戒標識と「スクールゾーン」と記載された補助標識が備わる区域がスクールゾーンです。
ほかにも、路面に大きく描かれた「スクールゾーン」や「通学路」などの路面表示、明るい緑色で着色された歩道や路面、緑色の電柱巻付標示に学校を表す「文」などの表示がスクールゾーンであることを意味します。
ただし、これらスクールゾーンを表す標識や記載自体に交通規制の意味はありません。
交通規制の内容は、あくまで地域ごとのスクールゾーンに設置された規制標識や指示標識の内容に準じます。
スクールゾーンの範囲
スクールゾーンの交通規制が実施される範囲は、小学校や幼稚園、保育園などを中心とした半径約500mです。
交通規制の時間帯は、おもに児童の登校時間となる午前7時~9時30分と、下校時間となる午後3時前後に設定されています。
前述したように、具体的な交通規制内容と時間帯はスクールゾーン内の規制標識と補助標識に明記されており、時間帯を示す補助標識がない場合は土曜日や日曜日はもちろん、夏休みや冬休みなどの長期休みの期間中も交通規制の対象となります。
登下校の時間帯以外であっても、学校行事や部活動などで児童が通る場合があるため、時間帯に関わらずスクールゾーン内を走行する際は十分な注意を払いましょう。
また、注意したいのはスクールゾーン内だけではありません。
「通学路」の補助標識が付いた警戒標識は学校から1km圏内に設置されており、スクールゾーンの隣接地域であることを意味します。
当然、登下校の時間帯には児童が通るため、通学路を示す標識などがある道路は交通規制が実施されておらずとも児童の急な飛び出しなどに注意して走行する必要があります。
次のページ▷▷▷【どれくらいの罰金や罰則があるのかご紹介します!】