「こういう人はフルサービスに行ったほうが…」店員が見たセルフ式ガソリンスタンド利用者の“謎ムーブ”…大事故につながるおそれも
いつから「吸っていい」と錯覚していた?
ガソリンスタンドは非常に引火性の高い危険物を扱う場所ですから、利用する際にはさまざまな注意が必要です。
なかでも絶対にNGな行為として、喫煙をはじめとする「火気の使用」が挙げられます。
しかし無数の利用者のなかには、何食わぬ顔でルールを逸脱してくる人もいるといいます。
「給油中に加熱式タバコを吸う人をたまに見かけます。火を使っていないとはいえ、その製品がどういった性質のものかわかりませんし、発見次第すぐに声をかけているんですけど……。
正直、素直に聞き入れてくれることはほとんどないですね。『なんで? 火使ってないじゃん』とか、毎回説得するのに苦労します。そもそもスタンド内は禁煙ですし、どうして『吸っていい』と思えるのか不思議です」(ガソリンスタンドスタッフ・勤務歴14年)
ガソリンスタンドをはじめとする危険物施設において、加熱式タバコをどのように扱うかについては、総務省消防庁の「加熱式たばこ等の安全対策検討会」において検討がなされています。
それによれば、加熱式タバコの危険性を「一律に評価することは困難」であり、また施設側がその危険性をその都度判断することも難しいことなどから、危険物施設においては「使用しない運用とすることが安全管理上適当」との結論が導かれています。
また加熱式タバコ製品の説明書などにも、引火性の高い物質の近くで使用しないよう記載されていることが一般的です。
つまり火を使わないからといって、ガソリンスタンドでの喫煙行為は絶対に避けるべきだと考えられます。
マナーやルールが利用者側に委ねられているセルフ式だからこそ、安全に配慮したスムーズな行動を心がけたいですね。
ライター:鹿間羊市
オリジナルサイトで読む
1 2