100Wのソーラーパネルを購入!どれだけ充電できるかEBLポータブル電源1000で試してみた
天気のいい日を選んで日中にポータブル電源1000を充電してみた
暖かくなり始めた5月のはじめ。
ちょうど1カ月間、ポータブル電源の自宅での常時充電を止め、子どものスポーツ大会や車中泊の時など、主に車内で使い続けました。
1カ月間での消費W数は35%。
日常的に高出力の家電などを使用しない限り、大きく減ることはないようです。
65%まで充電が減ったところでソーラーパネルを使用してポータブル電源の充電を試みます。
ソーラーパネルを使用した充電実験に選んだのは、晴天で予想最高気温が22℃の日。
北海道の初夏としては十分に暖かいですが、風の強い平日でした。
日が高くなる時間を選び、午前10時から午後4時までの間でどこまで充電できるか検証。
1時間で約6%充電。
71%まで充電が回復していました。
ソーラーパネルからの供給電力は79W。
天気が良くて太陽が雲に隠れる時間が少なかった結果、予想以上の高効率。
単純計算すると1000wの6%なので60W程度の充電ができたことになります。
つまり、スマホ(20W前後)などの充電には十分のW数が、1時間でEBLポータブル電源1000本体に充電できたということ。
1カ月間携帯などの充電に使用した電気が本体の35%だと考えると、かなり効率よく充電できているように感じます。
2時間経過。
78%充電完了。
ソーラーパネルからの供給電気は47W。
2時間で13%約130Wの充電が完了した計算になります。
風が強く雲が勢いよく流されていたので、影になる時間がほぼなく良い結果で推移していると思われます。
3時間経過。
85%まで充電完了。
ソーラーパネルからの供給電気は43W。
雲が太陽を隠す時間が増えた1時間は日陰になっている時間も多かったようです。
徐々に供給スピードは落ちてきてしまいましたが3時間で20%の充電ができました。
4時間経過。
89%充電完了。
ソーラーパネルからの供給電気は27W。
10時から14時までの1時間あたりの平均は約6%程度。
朝一に比べると供給電力は半分以下になっていることから、ちょっとした条件の変化に大きく供給電力が左右されることが伺えます。
5時間経過。
91%まで充電完了。
ソーラーパネルからの供給電気は66W。
日差しの強い時間帯での供給率には満足できます。
6時間経過。
6時間の充電で92%の充電が完了しました。
ソーラーパネルからの供給電力33W。
夕方になり建物や車の影になる時間が大幅に増えたため、後半はソーラーパネルからの供給が激減してしまいました。
太陽を遮断するものが少ないキャンプ場などではもう少し優秀な数値が期待できそうです。
6時間ソーラーパネルをつないで27%充電できたという結果となりました。
ソーラーパネルの充電では、日光がしっかりとソーラーパネル部分に当たれば十分な性能を見せてくれることが分かりました。
逆に、条件を満たしていない状況では充電速度が大幅に減少するということ。
しかし災害時や車中泊など、電源が確保できない状況においてポータブル電源の充電が切れてしまった場合、追加で電気の供給ができる手段があるのとないのとでは大違い。
そう考えると、ポータブル電源とセットでソーラーパネルを用意することの必要性を感じました。
ソーラーパネルを購入!どれだけ充電できるか まとめ
EBLソーラーパネル100Wを使用してEBLポータブル電源1000Wを充電してみた結果、天候や条件に大きく左右されることが分かりました。
気になるタイミングで角度や位置などを変えられる場合は、「1000Wの大容量ポータブル電源では約6~8時間でフル充電ができます」というメーカー発表に近い数字が実証されるのかもしれませんが、今回はそれほどの数字を出すことができませんでした。
それでも、今回私が検証したEBLソーラーパネル100W+EBLポータブル電源1000の組み合わせは、日中にソーラーパネルでポータブル電源を充電して電源を確保して、夜に必要最低限の電力を使用するパターンであれば、十分な性能であると考えられます。
EBLソーラーパネル100Wよりも高価で高速充電機能を備えたソーラーパネルも販売されています。
家電を多く使うようなシーンではそちらの方が使い勝手の良い場合もあります。
いずれにしろ、ほかに電源がないときに追加でポータブル電源に充電を行う方法としてソーラーパネルを用意しておくことは、不安要素の多い時代に合っているように感じます。
食料や飲料水などの備蓄品を備えるように、ポータブル電源とセットでソーラーパネルを自宅にお迎えすることを家族のために考えてみてはいかがでしょうか。