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【初心者向け】ポータブル電源の選び方|車中泊で後悔しないためのポイントと実例レビュー

自分にとって最適なポータブル電源の選び方

車中泊に向きのポータブル電源は人や用途によって違う

ポータブル電源は災害対策品としても広く知られるようになったが、急成長した分野なので、実は歴史はそれほど長くない。

私自身がポータブル電源を使うようになったのもこの5年程度に過ぎない。

それでも、人は便利さに慣れてしまうのは早い。

私も長い間ポータブル電源なしで車中泊してきたのに、今ではあって当たり前の存在になってしまった。

「ポータブル電源は車中泊の必需品」と言う人がいるのも、今となっては頷ける。

とはいえ、現在はメーカーも種類も多く、選択肢が増えたことで逆に迷ってしまう人も多いのではないかと思う。

用途や人によって適したものが異なるので、高性能でパワフルな物を選べば良いということでもない。

幸い私は記事を書くにあたり少し勉強し、検証記事を書くためにいくつかのポータブル電源を試用する機会にも恵まれたので、自分に合った一台をすんなり選ぶことができた。

この記事では、私が実際にどこを重視して選んだのかを解説するので、ぜひ、自分に合ったポータブル電源を選ぶ際のヒントにしていただけたらと思う。

私が新たに選んだポータブル電源


最初に、今回私が選んだポータブル電源を紹介しておこう。

ジャクリーのポータブル電源1500 New

選んだのは、バリエーション豊富なJackeryのポータブル電源の中でも最新機種の1500 Newだ。

最新モデルなので、安全性が向上、小型化され、寿命が長く、充電時間が短いなど、性能も最新鋭だ。

もちろん、単に「最新機種だから」ということだけで選んだわけではないので、そういったことをこれから解説したいと思う。

1500 New 詳細はこちら

ポータブル電源を選ぶ際の着目点


では、着目したポイントを順を追って具体的に挙げて行こう。

搭載されているバッテリー


最初に着目したのはバッテリーの種類だ。

ポータブル電源の多くがリチウムイオンバッテリーが搭載されているのだが、これまで主流だったのは三元系のリチウムイオンバッテリー。

しかし最近は「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用するポータブル電源が増えている。

安全面


このバッテリーが増えた理由は、安全性の高さだ。

最近モバイルバッテリーの発火事故が話題に上がることが多いが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはそのリスクが格段に低くなる特性を備えている。

高温下での過充電や過放電に対する抵抗力が非常に高い性質があり、過充電時や短絡時でも発火や爆発のリスクが非常に低いのだ。

そして、高温耐性が高く、比較的気温が高くても性能が安定している(Jackery 1500 Newは低温にも強い)ため利便性が高いが、これも安全性に大きく貢献している。

寿命


また、充放電サイクルがこれまで一般的だった三元系のリチウムイオンバッテリーと比べて、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、数倍(1サイクル=空の状態から満充電を行い、空になるまで使用)に増えているため、寿命もずっと長くなっている。

これも大きな長所の一つだ。



今回私が選んだJackery 1500 Newのバッテリーも、もちろんリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用している。

充放電を繰り返せる回数が6,000回で、6,000サイクル後もバッテリー残量は70%を維持できるそうだ。

経年劣化や他のパーツの耐久性も考慮に入れなければならないが、かなり過酷な使い方をしても10年程度では性能が落ちるようなことなどなく、使い続けられそうということになる。

また、自己放電率が非常に低いといった特徴(使わずに放置しておいても減りにくい)や、充電に要する時間が短い。

コバルトやニッケルのようなレアメタルではなく、鉄とリンが主成分であるため、低コストでリサイクルも比較的しやすい点もリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの魅力だ。(Jackeryには寿命を迎えたポータブル電源の無償回収・リサイクルサービスなどもある。)

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのデメリット


唯一の短所といえば、やや重いこと。

とはいえ、そんなに気にするほど重くなってしまうわけではない。

これからポータブル電源を購入するのであれば、「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を第一条件とすることを私はおすすめする。

バッテリーの容量


バッテリーの容量とは、ポータブル電源に内蔵されたバッテリーに溜めておける電気の量のことだ。

一般的にWhで表される。

WhはW(電力)にh(時間)を乗じた数値なので、電気の量ではなくて電力量と言った方が正しいのかもしれないが、細かいことは気にしないでほしい。

簡単に言えば、数字が大きいほどたくさんの電気を使える、あるいは長時間電気を使えるということだ。

しかし、容量が大きいほど本体も大きく、重量も増加してしまう。

車中泊の場合は頻繁に積み下ろしをする(暑い時期などは特に積みっぱなしは厳禁)ため、大きなものを選ぶと扱いづらくなる。

欲張らず、自分の使い方に合った容量を選ぶ方が賢明だ。

どういった電気製品をどれだけ使うのか、旅は一泊か数日か、途中で充電をすることが可能なのか。

まずはそういったシミュレーションをしてみることが必要だ。

旅のスタイルで容量を選ぶ


RVパークで電源を使う

例えば、RVパークのように電源設備のある施設を利用するなら、交流100Vから比較的短時間で充電することもでき、大容量のポータブル電源である必要はない。

その他にも走行充電器、シガーライターソケットやソーラーパネルからの充電など途中で充電できる方法はいくつかある。

走行充電器:交流100Vほどではないが充電速度が速く、頼もしい機器。ただし、導入のハードルは高め。
シガーライターソケット:長時間(長距離)走行でなければ、気休め程度にしかならない。
ソーラーパネル:天候や日光の角度次第で大きく左右される。

このように、途中で充電できるか否か、あるいは充電方法で条件が大きく変わるため、それに応じてバッテリー容量を選ぶ必要もある。

Whの考え方


Whの意味が理解できていなければシミュレーションをすることもできないので、これについて簡単に解説しておこう。

先述した通りWhは「W(電力)×h(時間)」だ。

消費電力100Wの電化製品を10時間使ったとしたら、100W×10hなので1,000Wh消費する。

逆に考えれば、計算上では1,000Whのポータブル電源なら消費電力100Wの電気製品を10時間使えるし、500Wの電化製品を1時間使えば残量は約半分になる。

電気のワット数表示

しかし、ロスなどもあり、実際の消費量は少し多めに見積もる必要がある。

電子レンジのような家電はさらに注意が必要だ。

定格消費電力1,000Wの電子レンジを2分使用(1,000W×2/60h)すると、約34Wh消費する計算になるが、電子レンジは起動時に定格消費電力の1.5~2倍の電力(瞬間最大消費電力)を消費するので、実際はもっと多めに見積もっておく必要がある。

しかし、一般的に家電製品は消費電力がWで表示されていることが多いので、このように比較的目安が立てやすい。

ところが、ちょっと厄介なのがスマホやタブレットなどに関してだ。

スマホやタブレットなど(スマホなど用のモバイルバッテリーも)のバッテリーは、mAh(1,000mAh=1Ah)で表示されていることが多い。

ということで、Whの表示がない場合、スマホなどの充電回数を知りたければ、まずはAhをWhに換算する必要がある。

忘れてしまった人も多いかもしれないが、W(電力)はA(電流)とV(電圧)の積で求めることができることは義務教育で教わっている。

Ah(mAh÷1,000)×V(電圧)=Wh

モバイルバッテリーの表示例

モバイルバッテリーの表示例



4,000mAhで電圧が3.7Vのスマートフォンのバッテリーを例に挙げると、4,000mAh×3.7V÷1,000=14.8Whになるので、そのスマホを1回満充電するためには約14.8Wh消費するということになる。

約15Whという数値は、例えば1,000Whクラスのポータブル電源にとって大した数値ではないように感じるが、家族で動画鑑賞やゲームなどで電気を使いまくれば大量に消費してしまい、案外侮れない数値になってしまうので、シミュレーションの際は、そういったことも考慮に入れておいた方が良さそうだ。

結局どうやって容量を決める?私の場合


ともかく、これからポータブル電源を購入するのであれば、

・使用したい機器の消費電力を調べる
・使い方のシミュレーション
・途中充電の可否を考える

ポータブル電源

それに応じてバッテリーの容量を決めるのが賢明だ。

そして購入後は、家で実際に使って目安を立てておくのも良いと思う。

私はこれまで600Whクラスのポータブル電源を使用していたが、特に不便はなかった。

シガーライターソケットからの充電も、走行距離(時間)が長いと意外と溜まるし、日中活動している時間にソーラーパネルを繋いでおくと、天気の良い日であれば何かとても得をしたような気分になることもあった。

しかし、困るようなことがなかったとは言え、600Whクラスはバッテリーの容量に合わせて電気を使っているような感じもあった。

最近は小型化も進み、次は1,000Wh以上のクラスにしようと考えていた。

2台のポータブル電源

少し古い600Whクラスと最新の1,500Whクラスの大きさの差はこんなにも縮まった



実際のところ私には1,000Whクラスで十分な気がしつつも、飛び越えて1,500Wクラスの1500 Newにした理由は後述する。

定格出力


ポータブル電源の性能を表す数字で、目につくのが定格出力だ。

電気製品を動かすために必要な消費電力(「定格消費電力」と大きな意味の違いはないのでここではその違いについての説明は省く)は、このポータブル電源の定格出力の範囲内に入っていなければ使うことができない。

例えば、あっという間にお湯が沸くポットは便利だが、お湯が沸く時間が早い理由は一気にたくさんの電気を消費するからで、要するに定格消費電力が高い。

具体的に言えば、消費電力が1,300Wの湯沸かしポットは定格出力1,000Wのポータブル電源では動かせない。(定格出力を超える機器を使用できる特殊な機能を備えたポータブル電源も例外的に存在するが)

また、ポータブル電源には複数のACポート(コンセント)があるが、同時に使用する機器の消費電力の合計が定格出力を越えればアウトだ。

このように、自分の使いたい機器に合った定格出力を備えたポータブル電源を選ぶ必要がある。

もちろん、定格出力が大きくなるほどポータブル電源のサイズも大きくなり重くなる傾向がある。

軽くコンパクトさ優先したいなら、バッテリー容量も定格出力も控えめにして、使用する電気機器をポータブル電源に合わせるという考え方もある。

瞬間最大出力(サージ)も重要


また、もう一つ重要なのが、瞬間最大出力(サージ)だ。

電子レンジが起動時に1.5~2倍の電力を消費するように、機器側にも「瞬間最大消費電力(サージ)」がある。

これがポータブル電源側の瞬間最大出力の範囲内に入っているかどうかも必ず確認が必要だ。

Jackery 1500 NewのAC出力は3ポートあり、合計で2,000W、最大瞬間4,000Wとなっている。

2,000Wあれば、一般的な電気製品で使えないものはまずない。

私自身、同時に2,000Wを超えるような使い方は私はしないので、かなり余裕があると感じている。

躯体の大きさ・重量・形・パネルの使い方


大きさに関しては、車内のどこに置くかを想定し、ポータブル電源の寸法を購入前に照らし合わせておいた方が良い。

Jackery 1500 Newの大きさは、330×221×242mmで重量が14.5kgだ。

ジャクリーポータブル電源の大きさ比較

依頼したわけでないのだが、大きさの目安になるようにと考えたのか、モデルが勝手に横に並んでくれた。

どんな車両に積んでも問題ない大きさだと思うが、私もこの数値を基にシミュレーションしてから購入を決めた。

ワンランク上のJackery 2000 New(容量:2,042Wh、定格出力:2,200W、瞬間最大出力:4,400W)は、335×264×292mm・重量17.9kg。

幅は大差ないが、高さが4cm以上、奥行きが5cm大きくなり、重量は3.4kg増加する。

大きさは違えど、どちらも基本的な形状は同じで、しっかりとした折り畳みのできる大きなハンドルが付いたJackeryの最もスタンダードな形状だが、5cmの奥行きの差は狭い車内では案外小さくない違いだと思う。

Jackery 2000 Newの詳細はこちら

重量には注意


ポータブル電源を車内に置いた様子

そして、3.4kgの重量増加と言うより約18kgという重量に注意した方が良いと思う。

18kgと聞いて私が思い浮かべるのは、長さ5mあるシーカヤックの重さだ。

片手では持ち上がらない人もいるだろう。

大きくしっかりしたハンドルは両手で持つこともできるが、特に女性にとっては厳しいと感じる人が多そうだ。

家と駐車場が離れていたり、車外に出して使うことも多い人には、あまり向いていないような気がしてしまう。

とはいえ、Jackery 2000 Newは2,000Wクラス最小最軽量なので、このクラスを選ぶならとても良い選択になると思う。

しかし、基本的な形が共通しているので写真で見ると1500 Newより少し大きい程度に見えるが、2,000Wクラスを選択したいのであれば、このサイズ差と重量差を理解しておく必要がある。

1500 New を選んだ理由


次に、先程1,000Whクラスではなく1500 Newにした理由を後述すると書いたが、それについて説明しておこう。

以前、検証用にJackery 1000 Newを借りて使ったことがあり、使いやすくて大変気に入っていた。

Jackery 1000 Newの詳細はこちら

容量は1,070Wh(30.4Ah/35.2VDC)、定格出力も1,500W(瞬間最大3,000W)あるので、私にはこれで十分だ。

しかし、より新しい1500 Newはバッテリーの寿命が6,000サイクル(1000 Newは4,000回)と長く、充電時間も短いなどさらに性能が向上している。

そして、1000 Newは大きさが327×224×247mmで、むしろ1500 Newの方が小さいくらいなのだ。

これらが1500 Newにした理由だ。

ただし、重量は1000 New が10.8kgと1500 Newより4kgも軽い。

私は15kgでも特に問題を感じないが、力に自信のない人にとって約11kgと約15kgの差は体感でかなり大きいのではないかと思う。

ポータブル電源を持った様子

重量の軽さを重視する人には、1000 Newは依然魅力のある存在だと思う。

1000 Newのサンゴールドカラー

また、見た目がそっくりだが、1000 NewにはJackeryの定番カラーだけでなくサンゴールドというカラーも選べる。

これも人によっては譲れない魅力になると思う。

形・デザイン・ハンドルの合理性


形・デザイン・色などは、好みやセンスで選んだら良いようにも思えるが、形は利便性に大きく関与する。

凝ったデザインのメーカーもあるが、私はシンプルな形状が好みで、置いた際に収まりが良いことを重視する。

Jackery 1500 Newシリーズはハンドルが折りたためるため、天板が平らになる。

ポータブル電源に物を置く

あまり重い物は推奨できないが、充電中のスマホやタブレットの置き場になり、LEDランタン程度を置いても問題ない。

狭い車内では、意外とこういったことが大きく影響し、小さいことだがこれも私がJackeryを選んだ理由の一つになっている。

また、操作パネルや入出力ポートの配置もメーカーによって考え方が違うのか、個性が現れる部分だ。

Jackery 1500 New(1000/2000 Newも共通)は、
操作パネルと出力ポート:前面に集約
入力ポート(AC・DC):右側面に配置(左側面と背面には何もない)

Jackery 1500 Newのポート場所

広いスペースで使用するなら気にならないことかもしれないが、車内のような限られたスペースでは、入出力ポートが3面以上に分かれて配置されていると、壁に接した状態で置くことができないとか、左右どちらにもスペースを空けておかなければならないなど、置き場所が制限されてしまう。

これも実際にいくつかのタイプを試用した経験で感じ取ったことなので、私にとってはこのレイアウト(左右はどちらでも良いが2面に集約)は外したくないポイントになっている。

出力ポートの種類と数


出力ポートの種類と数についても触れておこう。

ポータブル電源の出力ポートの種類と数

Jackery 1500 Newの出力ポートは
AC100V出力:3ポート
USB-C:2ポート
・USB-A:1ポート
シガーライターソケット(12V10A):1つ

私は同時に3つ以上のAC機器を使うことはなく、USB-Cでパソコンも充電できるので、ACポートは2つでも十分なくらいだ。

ただしUSB-Aを省いているポータブル電源もあるが、Jackeryはしっかり残してくれているのが嬉しい。(USB-AがなくなったMac miniを使っていて不便を感じているので余計に。)

また、シガーライターソケットを省いてしまったポータブル電源もあるが、カー用品には今でも多用されている。

Jackeryにはいざという時に役に立つ自動車のバッテリー充電ケーブルなどもあり、これがシガーライターソケットからの給電なので、搭載されているのはありがたい。

Jackery 12V 自動車用バッテリー充電ケーブルの詳細はこちら

信頼性・安全性


最後になるが信頼性・安全性は最も重要なことだ。

バッテリーの種類でも少し述べたが、便利なリチウムイオンバッテリーは扱いを誤ると火災事故に繋がる危険性を秘めている。

だからこそ、名の通ったメーカー・ブランドは大きな目安の一つになる。

メーカー保証の存在も、「何かあった時に保証してもらえる」だけでなく、製品への自信の表れと私は考える。

例えばJackeryのWebサイトを見ると、数々の認証や基準をクリアしていることが記載されている(数が多いのでここでは省く)。

こうした安全への取り組みが明確に示されているメーカーを選び、逆にこういったことを疎かにしているメーカーは選択外だ。

激安品の危険性とECサイトの落とし穴


サポート体制が整っていることの記載があるか否かも、優良メーカーであるか否かを判断する材料になる大事なことだ。

最近、車中泊関連のSNSグループで、不幸にもモバイルバッテリーによる火災事故の投稿を見かけた。

こうした火災事故を起こすモバイルバッテリーは、PSE認証などを受けていないケースが圧倒的に多く、しかも多くはECサイトで販売されている。

問題なのは、こういったメーカー(外国籍なことが多い)が事故後に会社を潰すなどして逃げ、また別の名前で営業を開始するようだ。

巨大ECサイトに出店していても、そのサイト自体が責任を負おうとしないことも多い。

つまり、「大手ECサイトで買える=安全」ではないということだ。

やはり、信頼のできる「メーカー」を選ぶことが最も重要だ。

私が重視しているポイント


私は少しでも怪しいと感じたメーカーの製品には、最初から見向きもしないくらい慎重だ。

ポータブル電源にもこういったメーカーや製品があるのかは不明だが、例えば「業界No.1」など根拠不明のアピールをするメーカーではなく、安全基準や認証についてくどいくらいに記載しているメーカーが信頼性が高いのではないかと私は思う。

Jackery 1000 New▽


Jackery 1500 New▽


Jackery 2000 New▽

自分に最適なポータブル電源を見つけよう


いかがだっただろうか?

ここまで、私がJackery 1500 Newを選ぶまでの経過を例に整理したので、結果としてJackeryの魅力を伝えるような内容に見えたかもしれない。

しかし、これはあくまで「熟考して選んだ結果、私にはこれが最適だった」ことに過ぎない。
この記事の目的は、数ある製品の中から自分に最適なポータブル電源を選ぶ際の参考になればという思いからだ。

特別にJackeryのみをおすすめしようという意図ではないので誤解のないように。

そして、自分に最適なものを見つけるためには、自分で知識を身につけることも大切だ。

「ポータブル電源は何が良いのですか?」のような漠然とし過ぎた質問をするなど、安易に他人に頼ろうとするようなことは一番良くないと思う。

JackeryのWebサイト内には、電気の基礎を分かりやすく解説したページがあり、製品紹介だけでなく、ためになる情報が充実している。

こういったWebサイトを覗いてみることから始めることをおすすめする。

間違いのない買い物のためにも事故を起こさないためにも、苦手意識のある人も敬遠せず、少し勉強してみてはいかがだろうか?

笠原 サタン

スポーツカーやピックアップトラックも好きだけど、車を見ると快適に寝られるかどうかを先ずは考えてしまう。 VANと旅と波乗りとネコをこよなく愛するPaddler。