【プロが教える】誰でも簡単に!?くつろげる車内へ変身「お手軽改装術とインテリア装飾」
一歩踏み込んで「お家気分」に近づける
木目をモチーフにしたりすることが多いキャンピングカーの内装。
特に最近は流行にもなっている感がありますが、私は敢えて「白」などの基調色を一部に塗装することでより部屋らしい空間を作っています。
意外と無いんですよね「内装が白い車」。
でもどうですか?
皆さんのご自宅は白が基調になっていませんか?
キャンピングカーの狭い車内でも、こうした見慣れた色合いの錯覚を利用してより広く落ち着く内装を目指すことが可能です。
車内を塗装するには勇気が要ると思いますが、ある程度古くなった車両や傷んできた車内であれば思い切って「塗装」してみると雰囲気がガラリと変わりリフレッシュできると思います。
時には一部に「リアルウッド」や「タイル・石」を使うことも。
大きな面積で無くて良いんです。
少しあるだけでやはり「本物」の存在感は際立ちます。
床・壁・天井などの一部を天然木にできるとぐっと雰囲気が良くなりますが、例えばテーブルだけでも大きく貢献することでしょう。
徐々に日焼けや汚れで経年変化していく天然木は、これまでと違ったイメージと思い出を作ってくれると思います。
薄い素材の板ならば両面テープや接着剤で貼ることが可能です。
ここで注意が必要ですが、自動車の内装に使用できる「天然木」は3ミリ以上の厚さが必要です。
キャンピングカーやモーターホームで無い場合でも、「車っぽさ」を薄めることでイメージがガラリと変わります。
一番効果的なアイテムは「カーテン」。
スモークガラスは自宅には使いませんよね?
夜のお部屋を見渡せばカーテンが目に入るはず。
目隠し効果も高い「遮光カーテン」を取り付ければ機能的にも効果が高いですね。
レールもカーテンも住宅用の物で十分です。
好きなテイストのカーテンを選び、寸法に合わせてお直しして取り付けます。
面積も大きいので車内のイメチェンにはお勧めです。
クッションやラグマット、ブランケットは「柄物・色物」をチョイスしてアクセントとして利用してみてください。
大きくはない車内で目を引くアイテムがあれば、楽しさが増すばかりか空間にメリハリができて広く見える効果も。
エリアごとに雰囲気を変えたり色味に統一感を持たせたりするのも効果的。
大きめの布を使ってソファーやシートをすっぽりと覆うと雰囲気を一気に変えることも可能です。
スパイスは「照明」と「グリーン」で
キャンピングカーやモーターホームも家と同じく寛ぐ時間帯は「夜間」です。
日中は移動や遊びになると思うので、一番滞在時間が長い夜の車内をどう演出するか?
それも楽しみの一つではないでしょうか。
私のこだわりはズバリ「照明」。
非日常を楽しむための車内だとすれば、そこのお手本は「ホテル」や「旅館」などのように、照度を落とした落ち着きのある空間づくりが大切です。
まず車内の照明の電球を温かみのある「暖色系」の物に交換しましょう。
LEDの物も多く出回っているので消費電力も心配ありません。
個数や位置も考慮して空間全体に「陰影」を設けることで、見えるところと見えないところが出来、奥行きを演出することができます。
明るさを得るだけではありません。
敢えて「魅せる」ことが目的の灯りを取り入れることで安らぎの空間を目指しましょう。
前述の通り、目指すのは寛ぎの「お部屋感」です。
取り入れる雑貨や寝具もアウトドア用の物からステップアップしてみてください。
特にキャンピングカーやモーターホームならばサイズさえ合わせれば、お布団なども家庭用の物はとてもリーズナブルですし、快適性も寝袋より上だと思います。
そして車内を絵や写真、緑で飾ってみましょう。
雑誌の切り抜きや写真をプリントした物でも良いですし、お気に入りのテイストにあっていればポスターなども。
さらに上級テクニックとしてお勧めなのが「観葉植物」を飾ること。
雑貨量販店等で手に入る「造花」(フェイクグリーン)が最適です。
最近売られているものは本当に驚くほどの出来栄えで、センスもよく鉢や花瓶などもついている物が沢山売られています。
車内をフェイクグリーンで彩れば、お部屋のクオリティはグッとアップすること間違いなしです。
走行中に倒れたり破損しないよう、両面テープ等で固定することはお忘れなく。
自分でDIYできることから、プロに依頼して大きく変えることまで、さまざまな楽しみ方ができる「インテリア」。
シートやソファーの張替えや、内装レイアウト変更などの大幅なリフォームは、お家を建てるようなワクワクを味わえますし、プロに依頼した出来上がりはきっと想像以上になるでしょう。
今回ご紹介した自分でできる「お手軽改装術とインテリア装飾」ならば、お休みを利用してちょっとづず楽しんで頂けるのでは無いでしょうか?
まずはご自分で「どのような内装にしたいのか?」など夢を膨らませてみてください。
コツコツ自身で作り上げるもよし、プロに依頼して理想を作り上げるもよし。
より良い寛ぎの空間で楽しい車中泊ライフを実現してみてください。