【車中泊で250泊の経験者が教える】突然の車中泊のために普段から備えておきたいこと
目次
【急な車中泊に備える】まずは事前確認!
まずは自分の車は車中泊にどのくらい適しているかの確認をしてみましょう。
突然の車中泊に備え、事前にチェックするポイントは
・車の中はフラットになるか
・車中で仮眠を取る場合、何人寝ることができるか
実際に座席を倒した状態で寝転んでみたり、バックシートに横たわったりしてみてください。
【急な車中泊に備える】車中泊してもよい場所とダメな場所!
車中泊や車での仮眠はどこでしてもいいというわけではありません。
私が一番多く車中泊場所として利用しているのが道の駅、その次に多いのが公園の駐車場です。
道の駅に関してはだいたい駐車場に注意事項の看板があるので、「禁止」と書かれていなければ利用していました。
そのときに気をつけた方がよいことがいくつかあります。
●アイドリングストップ(近隣への配慮)
●店舗が営業時間中の長時間駐車をしない
●キャンプ行為や複数駐車スペースの占拠はしない
道の駅の場合、営業時間中であればスタッフがいるので、体調不良や何か困ったことがあって長時間滞在する場合は一度相談してみるとよいかもしれません。
公園駐車場も気をつけた方がよいことは大体道の駅と同じです。
また高速道路のSA・PAや幹線道路沿いで見かける大きな駐車場もケースバイケースですが、仮眠やひと休みでの利用であれば問題ありません。
【急な車中泊に備える】あったら便利な車中泊アイテム!
次に、突然の車中泊や車内での仮眠となったときに、あると便利なアイテムを紹介したいと思います。
そんなにかさばらないものばかりなので、長距離運転するときはぜひ車に積んで出かけることをおすすめします。
シェード
シーズンを通して車中泊で重宝するアイテムです。
車内のプライベート空間を作ってくれる目隠し、別名ウインドウシェードとも言います。
短時間の仮眠であったとしても駐車場では様々な人が車の近くを通りますし、日中まぶしすぎるときは太陽の光を遮りたいところ。
これがあるだけで車内を部屋のようなプライベート空間にすることができます。
車種ごとに専用のシェードを作っている会社もありますし、DIYでも問題ありません。
一度検討してみてください。
扇風機とウインドウネット(夏)
夏は上記のシェードにプラスして、充電式の小型首振り扇風機とウインドウネット(通称バグネット)があると過ごしやすいと思います。
夏の車中は想像よりも暑くなるので、この2点は最低限持っていたいアイテムです。
参考記事:https://news.drimo.jp/item/d-vanlifeneeditem5th230428
それでも夏本番の7月中旬〜お盆くらいまでの期間は熱中症を発症する可能性が高いので、車中泊はおすすめできません。
できれば宿泊施設や漫画喫茶など、空調が効いている場所を利用しましょう。
防寒具(冬と)寝袋
冬は夏よりは車中で過ごしやすいものの、時期やその年によって厳しい寒さのときがあります。
そこでシェードの他に用意しておきたいのが防寒具です。
特に登山用品を扱うブランドのダウンジャケットはコンパクトに収納できるので場所も取らず、普段はプライベートの衣服として着用できるので便利。
さらに、登山用の寝袋があれば完璧です。
ちなみに自分の経験上、季節問わず夜の車内温度は外気温プラス4℃〜7℃程度。
風向きや駐車している場所、そのときの環境にもよりますが、例えば夏の夜に気温が25℃であれば車内は29℃、高ければ32℃ほどになる計算です。
【急な車中泊に備える】快適な睡眠を手に入れるために!
車種によってはなかなか難しいことですが、自分が寝るスペースを可能な限りフラットにすることが大事です。
運転席か助手席に寝るのであれば、座席を1番後ろに倒したときに衣服やタオル類を使って少しでも凸凹を埋める努力をすると、睡眠の快適度は多少違うと思います。
駐車する場所もフラットなところを探しましょう。
そもそも車中泊のために駐車場を設計しているわけではないので、普段はあまり気付きませんが、寝ようとすると意外と傾斜があるところが多いのです。
自分も一度傾斜のあるところで頭が下、足元が上の状態で寝てしまい、翌朝頭痛と胸のむかつきで目覚めたことがありました。
それからというもの、傾斜のあるところでは必ず頭が上になるように車を止めます。
最後に寝ていていちばん気になるのが騒音。
外なので鳥も鳴きますし、人もいます。
幹線道路沿いなら車もビュンビュン走ります。
私は車中泊旅をしているので、Googleマップやwebで静かそうな場所を調べてから車中泊場所を決めますが、想定外の車中泊や仮眠の場合、そんなことはしていられないでしょう。
そこで、車内で休むときは、大型車両からはなるべく離れて、道路から遠い場所に止めることをおすすめします。
もう一つ付け加えれば、駐車場の端がベスト。
両隣に駐車されることがないので、あまりストレスを感じることなく休憩できます。
音や人から距離を置けば快眠度も違ってくるはずです。
突然の車中泊のために普段から備えておきたいこと あとがき
ここ数年、毎年のように大雪による車の立往生のニュースがあります。
体調不良や眠気などに限らず今後も突然、車中泊や長時間の車中待機を迫られるケースは増えるかもしれません。
私の地元・富山の大雪時には、自分のパートナーが普段30分で帰ってくるところ、約7時間かけて帰宅したことがあります。
帰宅したのは深夜2時。開口一番のセリフは「お腹減った」でした。
それ以来、大雪警報が出たときは必ずお菓子やフルーツを持って出勤しています。
みなさんも長距離運転や悪天候の予報のときは、水と少しの食料を持って出かけることをおすすめします。