【東和モータース】CARBBY R2B(カービィR2B)
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【東和モータース】CARBBY R2B(カービィR2B)
国産のライトキャブコンに興味を持ったことのある方なら誰しもが知っていると言えるほど高い人気を誇るのが東和モータースの『カービィシリーズ』。
現在は、リアエントランス×リアキッチンで前部に広いダイネットを持つCARBBY DCとL字型のダイネットとリアハイマウントベッドが特徴的なCARBBY RWB、そして今回メインで紹介するCARBBY R2Bの3種類のレイアウトが展開されている。
カービィR2Bは対座式ダイネット×リア2段ベッドというファミリーで使いやすいキャブコンのオーソドックスなレイアウトを踏襲しつつ、日本の道路や駐車場事情に合わせた大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ感に収まっており女性からの支持も厚いようだ。
それではカービィR2Bの外装や内装を詳しく見ていこう。
CARBBY R2B(カービィR2B)
ビルダー:東和モータース
タイプ:キャブコン
ベース車両:マツダ ボンゴトラック
価格:¥4,460,000~
乗車人数:6名
就寝人数:大人3名、子供2名
全長:4,850mm
全幅:2,000mm
全高:2,700mm
※ベース車両となるマツダ ボンゴトラックの生産終了に伴い、受注可能台数に制限がございます。詳しくは販売店にお問い合わせください。
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外装
カービィではシリーズ全てにマツダのボンゴトラックが採用されており、キャンピングカー初心者でも運転しやすい仕様だ。
ボディパネルにはキャンピングカーの本場ヨーロッパでメジャーなアルミを使用しており、断熱性や軽量化などキャンピングカーの性能を向上させているほか、省エネやリサイクルなど環境にも配慮した作りになっている。
また、上の写真はグレーに青味がかったスチールブルーメタリックというカラーになっているが、シンプルなホワイト&グレーや可愛らしい赤色が特徴的なバロックレッドメタリック、海を想像させるグラデーションが美しいボストンメタリックの4種類からカラーリングを選択することが可能だ。
このカラーバリエーションとカービィという某有名キャラクターに似ている名前の影響もあってか、可愛らしい目ためと雰囲気も魅力の一つだ。
その他、断熱性能や結露の防止に一役買っているアクリル製の二重窓やエントランス上部に設置されたLEDライトなど細かい箇所にもこだわっており、大型のキャブコンのクオリティに引けを取らない使い勝手の良さがある。
内装
レイアウト
冒頭に紹介したようにカービィR2Bは対座式ダイネットとリア2段ベッドのファミリーで使いやすいオーソドックスなレイアウトとなっている。全体のインテリアはベージュやホワイトなどのナチュラル色合いで統一され、飽きがこないシンプルな作りだ。
車内に入ると、カムロードなど大型の車をベースにしたキャブコンに比べて、一回り小さい印象を受けるが、限られたスペースを上手に活用しダイネットやベッド、ギャレーなどがバランス良く配置されている。
ダイネット
ダイネットには対座式が採用され、補助マットをエントランス部分にはめ込めば、乗車定員6名全員でテーブルを囲むことも可能だ。サイドにはドリンクホルダーも設置されているので飲み物類はもちろん、移動中に滑りがちな小物を入れるのにも役立つ。
また、テーブルを下げ、背もたれのクッションをシートの間にはめ込むことによって、1,800mm×900mmのシングルベッドを展開することも可能だ。
リアの2段ベッドやバンクベッドなどベッドスペースは多いカービィR2Bではあるが、友人や親戚が来客した時には重宝するだろう。
バンクベッド
運転席上部のバンクベッドはスライド式になっており、使用する際だけ引き出すことができるので、車内空間を圧迫することはない。
ベッドサイズとしては1,800mm×1,490mmと家庭用のダブルベッドに近い広さを誇るが、天井との距離がやや近い。この辺りは気にする人としない人で差が出てくるとことなので、実際に寝てみて判断するのをオススメする。
ギャレー
エントランスのすぐ右側にはギャレーが設置されている。コンパクトな作りにはなっているが、標準装備で40Lの冷蔵庫が下部にビルドインされていたり、シンクのシャワーも伸縮可能なタイプになっているなど使い勝手は良い。
さらにカセットコンロや換気扇も標準装備されているので、車内でちょっとした調理をするのには十分な機能を持っている。
2段ベッド
車内後方には1830mm×750mmの二段ベッドが設置されている。すぐそばにマルチルームがある影響で足元は590mmになってはいるが、慣れれば問題ないレベルだろう。
ベッド脇にはそれぞれにキャビネットが付いているので、お気に入りの本をここに入れておけば、寝転びながら読書に耽るという家のベッドさながらのリラックス空間になるだろう。
ちなみにベッド下は、外からもアクセス可能な大きめのラゲッジスペースとなっているので、キャンプ道具など外で扱うアイテムをここに片付けておくと、車内に取りに行く手間も省けるのでオススメだ。
マルチルーム
ダイネットのすぐ後ろには完全防水のマルチルームが設置されている。アウトドアアクティビティで汚れたり濡れたりしたものを一時的に片付けておくのにも使えるほか、オプションでトイレやシャワーを取り付けることも可能だ。
電装系
115Aのサブバッテリーや外部電源からの入力、走行充電システムなどが標準装備されているが、インバーターやソーラパネル充電はオプションとなっている。
また、冬の車旅には必須と言われるFFヒーターはオプションで取り付けが可能だが、家庭用エアコンに関しては、同シリーズのカービィRWBのみがオプションで選択できるようになっているのでご注意いただきたい。
まとめ
今回は東和モータースの『CARBBY R2B』を紹介した。全体として使う人を選ばない標準的な作りとなっており、初めてのキャンピングカーとしてファミリーにおすすめしやすい一台となっている。
もし、カービィが気に入った方で、2人旅をメインに考えている方がいらっしゃれば、同シリーズの別モデルであるDCやRWBもぜひチェックしてみて欲しい。