ディーゼル車に決めた理由

ハイエースの購入ディーゼルorガソリンどっち?ディーゼル車に決めた理由



ディーゼルエンジンの5つのデメリット

ハイエース ディーゼル ガソリン

続いて、ディーゼルエンジンのデメリットを紹介します。

デメリット1.車両価格が高い

ハイエース スーパーGL 標準ボディで車両価格を比較してみたいと思います。

トヨタハイエースのWebカタログに載っている販売価格は以下のとおりです。

2WD 2800ディーゼル車:3,765,500円(税込)
2WD 2000 ガソリン車:3,155,700円(税込)
※2024年12月時点調べ

ディーゼルエンジン搭載車の方が新車購入時で約60万円も高くなります。

強固なエンジン設計が必要になるので、どうしても価格が上がるそうです。

デメリット2.アドブルーの定期的な補充が必要

ハイエース ディーゼル ガソリン

アドブルーとは尿素水溶液のことで、排気ガスに含まれる有害物質である窒素酸化物を、無害な水と窒素に分解する役割があります。

ディーゼル車は、走行すればするだけアドブルーを消費し続けることになりますね。

だいたい1,000kmで1リットル消費するのを目安にしてください。

アドブルーのタンク容量は7.4リットルなので、7,400km走行するごとに補充をすることになります。

残量が2リットルを切ると警告音とメーター表示がされるので安心ですが、残量ゼロになるとエンジンをかけられなくなりますので、注意しましょう!

私は、楽天市場で10リットルのものを定期的に購入し、約5,000km走行したら5リットルのアドブルーを補充するようにしています。

開封後は長期間の保存はできないとのことなので、2回分だけを購入して補充し続けています。

デメリット3.軽油は寒冷地だと凍る場合がある

ハイエース ディーゼル ガソリン

軽油には、暖かい地域用から寒い地域用まで、特1号・1号・2号・3号・特3号の5種類があります。

冬の北海道は特3号、冬の東北で3号というように、寒冷地では寒冷地用の軽油が販売されています。

例えば、冬に関東で軽油を入れて、東北に向かうと軽油が凍ってしまう恐れがあるので注意が必要だということになりますね。

行先の気温をしっかり調べなくてはなりません。

ハイエース ディーゼル ガソリン

3号の軽油が対象の寒冷地へ行くなら、現地に到着するまでの必要な量(2号軽油)だけを給油し、目的地で寒冷地対応の3号軽油を満タンにしましょう!

東北以南の人が冬の車中泊旅で北に向かうときは、ちょっと面倒ですが、くれぐれも凍結しないように考えて行かないといけません。

標高が高い地域においても注意が必要ですので、気を付けてください。

デメリット4.自動車税が割増しになる

ディーゼル車の場合、新車登録後11年経過で重課率が15%になります。

ガソリン車は新車登録後13年経過で15%重課になります。

そもそも「重課」とは、何重にも税金が課されることを意味します。

ディーゼル車の排出するガスが地球温暖化などに悪影響を与えると考えられているために、自動車税が重くなるそうです。

デメリット5.DPRの故障を考える必要があります

ハイエース ディーゼル ガソリン

「DPR」とは、ディーゼル車を走行させることで発生する有害物質を、フィルターで捕集し燃焼させることで浄化を行うシステムです。

エンジンを始動してから、走行距離が少ない乗り方を繰り返すと故障の原因になります。

この浄化を行う必要があると、メーターに表示されるため、安全な場所に停止し、DPR強制燃焼スイッチを押しましょう!

ボタンを押しても表示が消えない場合は、ススが詰まり故障している可能性があるため、購入したお店に問い合わせしてみてください。

寒冷地仕様、ディーゼル車を選択した理由

ハイエース ディーゼル ガソリン

私が住んでいる地域は雪が降り、水道も凍結することもあるところで、地域のみんなが4WDの車をずっと所有しています。

ハイエースを自家用車として購入し、車中泊仕様車にしていく上で、私達は4WDの車のみを検討!

さまざまなデメリットはありますが、燃費とリセール、そして何より軽油が安いのでディーゼル車を選びました。

ハイエース スーパーGLの標準ボディで4WDを選択すると必然的にディーゼル車になります。

購入当時、寒冷地仕様の提案をいただき、オプション価格38,500円(税込み)で寒冷地仕様も選択しています。

以下が寒冷地仕様の装備の一部です。
1.ボディの塗装が1層多い
2.オルタネーターが100Aから130Aに強化されている
3.セルモーターが強化され、冬の始動に優れている
4.フロントヒーターとリアヒーターを採用している
5.性能低下を防ぐため、バッテリーが2個搭載されている
6.防塵処理がされていて、砂やホコリが入りにくい
7.燃料ポンプにヒーターを装備している
8.スライドドアのステップ部分にカバーがある
9.リアドアアウトサイドモールディングを採用している

調べただけでもたくさんの装備が付いていますので、ぜひ皆さんも検討してみてください!

実際にハイエースのディーゼル車を購入して、1年半で2万km程度走ってみて、給油をするたびにガソリンより安い軽油の車でよかったなと感じています。

車両価格が高いですが、長距離の使用を考えている方には特におすすめしたいです。

購入前に少しだけ気になっていた、運転しているときのエンジン騒音はそれほど大きくなく、快適に乗れているため、今のところ、ディーゼル車を選んで本当によかったと思っています。

こんな人にはディーゼルのハイエースがおすすめ

ハイエース ディーゼル ガソリン

ハイエースのディーゼル車をおすすめしたい人は以下のような人です。

・長い距離を走行する
・ 年間走行距離が多い
・予算に余裕がある
・坂道をよく走行する
・最大積載量1.000kgまでの重い荷物をよく積む
・キャンプなどで地面が悪いところを走る
上記に当てはまる方には、ディーゼル車を是非おすすめしたいです!

ハイエースのディーゼル車は、海外需要が高く、走行距離が長い車でも、下取り時にはある程度の価格が付くようなので、リセールにこだわる方もディーゼル車はおすすめかもしれません。

まとめ

私が購入を検討した1年半まえは、「ハイエース スーパーGL 標準ボディ 4WD」を選択すると、ディーゼル車しかありませんでした。

現在もWebカタログでみる限りは変わっていないですね。

私達はオプションで寒冷地仕様をつけて乗っていますが、とても満足しています。

たくさんのメリットやデメリットがあるため、この記事が、あなたが購入を検討する際の参考になれば嬉しいです!

軽油も安いし、燃費もいいので、遠くの観光地へたくさん行って、いろいろな思い出を夫婦でつくるのに最適な車だと思っています。