【キャブコン乗りが実践】キャンピングカーの車内をきれいに保つための掃除方法!
目次
MAXファンの掃除は意外と簡単?
我が家のバンテックZILのようなキャブコンには、天井にMAXファン(換気扇)が付いていることが多いと思います。
家のキッチンの換気扇が汚れるように、MAXファンも外気の影響や車内のほこりなどが、網戸部分に付着したりファンがくすんできたりします。
面倒だと感じるかもしれませんが、やり方さえ知っていれば30分から1時間もあれば掃除できるので手順を紹介していきますね。
MAXファンの掃除に必要なもの
MAXファンは分解して掃除します。
MAXファンを分解するのに必要なのがインチサイズのレンチ。
我が家のバンテックZILの場合、サイズは3/32です。
ホームセンターで『GISUKE 精密六角棒レンチ 7本組(インチ)』を500円程度で購入しました。
ほかに必要なのはウェットティッシュ、タオル、中性洗剤。
家にあるものを使用すればいいでしょう。
分解の手順
分解中に間違ってボタン押してファンが回るとケガをする恐れがあるため、まずMAXファンの電源が入らない状態にします。
次に網戸を外していきます。
網戸の周りにある4カ所(写真の赤丸部分)のツメを内側から180度回転させ外側にツメを移動させていきます。
この時、対角線上にツメを外し3つ目4つ目のツメを外すときには網戸が落下しないように軽く手で支えておきます。
外れたら網部分を破らないように安全な場所に置きます。
注意点として、MAXファン使用時は網戸とMAXファンカバーの間は基本的に屋外になるため、まれにカメムシが隠れている可能性があります。
我が家でも一度ありました。
虫が嫌いな人は、少し注意しながら網戸を外した方がよいかもしれません。
次にファン部分を外していきます。
ファンを外すには用意したレンチを使います。
モーターの軸とファンがセットボルトで固定してあるので、ファンが落下しないように手で持ちながらセットボルトを緩めます。
緩んだらファンを少し下に引くと取れます。
もっと分解できるのかもしれませんが、我が家ではここまでの分解で掃除していきます。
ファンの掃除の仕方
網戸部分は裏表の両面をウェットティッシュなどで拭いてホコリや汚れを落とします。
ファンも、あまり汚れていないようならウェットティッシュで拭くだけでいいです。
汚れが気になるようなら洗面台やお風呂に持っていき、中性洗剤を付けて洗ってタオルで拭けばピカピカになります。
MAXファンカバーは室内側から軽く拭けばOKです。
後は分解した逆の順番で戻して、電源を入れて動作に異常が無ければ完了です。
生活水タンクの掃除
我が家のキャンピングカーには生活水タンク55Lと温水ボイラータンク22Lのタンクが付いています。
車中泊旅した後は毎回すべての水を抜いています。
タンクのフタを開けて、タンク内を乾燥させるのが理想だとわかってはいるものの、ズボラな我が家ではなかなかそこまではできません。
タンク内はどうしても汚れてしまいます。
そこで半年に1回程度タンク内の清掃と消毒をしているので、その様子を紹介していきます。
タンク内の掃除
消毒する前に生活水タンク内の掃除を行います。
我が家のキャンピングカーの場合、生活水タンクはシートの下にあるので、掃除の邪魔になるテーブルとシート部分を外します。
2カ所ある生活水タンクのフタを取ります。
次にタンク内に少し水を入れて、スポンジでタンク内の手の届く範囲の汚れを取ります。
ある程度きれいになったら汚れた水を捨てて、タンク内をすすぎます。
余談ですがバンテック・ZILの生活水タンクのフタは標準仕様では1カ所。
我が家の場合はオプション装備として、『インスペクションハッチ』を追加しているのでタンク掃除用のフタが2カ所付いています。
タンク内を掃除するときに2カ所にフタがあると、タンク内全部に手が届いてしっかりと掃除できるので便利。
バンテック・ZILに限らず、水タンクのフタがいくつあるかはキャンピングカー購入を検討する際に要チェックです。
タンク内やホース内の消毒にはこれ
タンク内やホース内の消毒には赤ちゃん用品や哺乳瓶などの消毒に使用する『ミルトン』を使っています。
赤ちゃん用に使用する消毒液ということで、安心・安全なのがおすすめポイント。
薬局などで『ミルトン1000㎖』が1,000~1,500円程度で販売されています。
記載されている効能・効果は哺乳瓶や器具などの消毒・殺菌。
用法・用量は約80倍に薄めて1時間以上、または約10~50倍に薄めて15分以上浸す、とあります。
今回は約80倍に薄めて1時間以上浸しました。
我が家のキャンピングカーは、タンク容量の合計が55L+22Lで合計77L。ホース類などを含めると約80L程度。
『ミルトン1000ml』をちょうど1本使用することになります。
実際の消毒の手順は
生活水タンク(55L)に水をいっぱいに入れて、そこに『ミルトン1000ml』を約3分の2入れていきます。
ボイラー用水タンクも消毒します。
水道の温水側コックを開いて水を入れていきます。
ボイラーの水がいっぱいになると水道から水が出てきます。
※ボイラー用水タンクの消毒の手順は、キャンピングカーの車種によって方法が違う可能性があるので、バンテック・ZIL以外のキャブコンの場合は要確認。
さらに、トイレの水道とシャワーのホース内も消毒したいのでミルトンを入れた水を通していきます。
ボイラータンク(22L)や各ホース内にも水を通したので生活水タンクの水が減っています。
生活水タンク内を消毒するため、残りのミルトンをすべて入れてもう一度満水にします。
満水になったら半日程度放置。
消毒後に臭いは残らないのか?
消毒後の臭いは人によっても感じ方が違うかもしれません。
私の感覚では、消毒後に水を入れ替えて使用した際にほぼ無臭で、言われなければ消毒したことに気づかない程度でした。
ミルトン使用後の臭いは心配しなくていいと思います。
まとめ
キャンピングカーをきれいに保つために行っていることを紹介してきました。
少しは参考になったでしょうか。
個人の感想ですが、いろいろな設備が付いているからといって、キャブコンの掃除がそれほど大変ということはありません。
掃除の手間よりも、装備が充実していることによる車中泊旅の満足度の方が高いと思います。
掃除が大変そうとキャブコンを敬遠されている人もいるかもしれませんが、ぜひキャンピングカー購入検討時には候補に入れてもらいたいと思います。
今年もキャンピングカーショーが開催される時期が近づいてきました。
実車を見ながら購入を検討する際は室内レイアウトや装備だけでなく、掃除面を気にしながら見るのもいいかもしれません。