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「カーナビはやっぱスマホじゃダメ?」便利な反面思わぬ落とし穴も…スマホナビで困った経験談



GPSが入らない!トンネルやビル街にご用心

スマホナビ カーナビ 道案内

©Maksym/stock.adobe.com

スマホナビは通信機能が使える状況であっても、GPSを測位しない場所においては自車位置を見失ってしまうことがあります。

単純なルートであれば、自車位置が不正確でもなんとかリカバリーできる場面もありますが、複雑なルートでは正しい進路を選べないこともあるでしょう。

「はじめて首都高を走ったときに、道を間違えてものすごい時間をロスしてしまったことがあります。中央環状線の地下トンネルでGPSが入らなくなって、分岐のポイントを間違えてしまったんです。

幸い、同乗者は高校からの友達だったので、間違いに気づいたときも『これもまぁ思い出だよね』みたいに笑って済ませてくれました。ただ、迂回して同じジャンクションに戻ってきたときに、危うくまた違う方向に進みそうになり、結構キツめに『大丈夫かお前』と突っ込まれてしまいました」(20代男性)

車載型のカーナビであれば、GPS以外にもジャイロセンサーなどを用いた測位が可能であり、トンネル内やビルの密集した都心部などでも位置がズレにくい傾向にあります。

一方、スマホナビを使いながらGPSの入りにくい場所を通る際には、あらかじめ曲がる交差点名やジャンクション名などを把握しておくとよいのでしょう。

スマホホルダーの設置場所に困りがち

スマホ固定装置 カーナビ 道案内

©Jaromr/stock.adobe.com

スマホをナビとして利用する際に、意外と困るのが「スマホをどこに固定するか」という問題です。

多くのメーカーからさまざまな種類のホルダーが発売されていますが、「種類が多すぎてかえって選べない」という人も少なくないでしょう。

さらに、いざホルダーを購入しても、車やスマホにうまくフィットしないケースも考えられます。

「ナビの性能とはまったく関係ないのですが、スマホのホルダーをダッシュボードの真ん中らへんに設置していて、フィッティングがイマイチだったのか、数時間走行しているうちに突然落ちてしまったことがあります。

知らない道でルート案内を任せきりにしていたので、すぐに元に戻したかったのですが、スマホが微妙にシートの裏に入ってしまっていて……暗い田舎道でなかなか信号もなく、後続車もいて止まれるポイントが見当たらず、音声もオフにしていたので、そのまましばらく走り続けるしかありませんでした。

ようやく左に寄れるポイントがあったので拾うと、曲がるポイントを過ぎてしまっていたようで、到着時間がかなり遅くなっていました。結局その場で転回しましたが、街灯もなくどこかにぶつけないか気が気じゃなかったですね」(30代女性)

ドライブの強い味方になってくれるスマホナビですが、車載型のカーナビに比べ、細かい部分の使い勝手に不満を抱く人もいるようです。

スマホナビをメインに用いる際には、あらかじめイレギュラーな事態を想定しておくことが望ましいでしょう。スマホナビと車載ナビ、双方の特性を理解しながら、用途に応じて選択したいところですね。

ライター:鹿間羊市
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