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ハイヒール

「サンダルで運転」は道交法違反になる?行楽シーズンにやりがちな「実は危険な運転」…なぜサンダル運転がダメ?



サンダル運転にはどんな危険がある?

サンダル ヒール 運転

©Africa Studio/stock.adobe.com

こうした規則があるのは、脱げやすい履物で運転するのが危険だからにほかなりません。

筆者はかつて公道ではない安全なコースで、サンダルやハイヒール(かかとを高くした靴)などを履いて運転操作を体験したことがあります。

まず、サンダルですが、アクセルを踏むことはできても、ブレーキに足をかけた際、つま先がブレーキペダルの端に引っかかり、痛い思いをしました。

この操作を繰り返すたびに痛い思いをしていては、運転どころではありません。

次にハイヒールで運転したところ、かかとがぐらついてしまい、アクセルやブレーキの微妙な踏み加減の調整がかなり難しくなりました。

靴の種類にもよりますが、フロアマットが引っかかり、とっさにブレーキが踏めないといった危険性が生じる可能性もあります。

このように、サンダルやハイヒールで運転するにはかなりの危険を伴うことがわかりました。

「近場なら大丈夫だろう」「短時間しか運転しないから大丈夫だろう」といった油断は禁物です。

かかとが高い靴NGの教習所も多い

サンダル ヒール 運転

@Imaging-L/stock.adobe.com

東京都内の教習所では、「確実な操作」の妨げになるため、どのような種類の靴であっても、かかとの高さが3~5cm以上あるような靴では教習を受けられないことが多いです。

その一方で、かかとが低く、かつ、かかとをしっかりとサポートできるタイプのサンダルであれば、教習が可能なケースもあります。

しかしつま先が露出していると、前述のようにペダルにつま先が引っかかり、ケガにつながるかもしれませんので、注意が必要です。

どうしてもサンダルを履きたいという場合は、車内にサンダルを常備しておいて、車を降りたら履き替えるといった方法がいいでしょう。

「運転専用の靴を履こう」とまでは言いませんが、安全のためにも、歩きやすいスニーカーなどで運転するように心がけてください。

ライター:MOBY編集部
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