4,000円台でDIY!車中泊に便利なポータブルシンクの作り方
目次
購入したものを紹介!
ポータブルシンクをDIYするために、YouTubeでたくさん調べ、私たちなりの最適なものを作ることを心掛けました。
さらに、お金をなるべく抑えるため、材料は100円均一のお店で揃えることを目標にしました。
ウォーターポンプ
USB充電式の多機能ポンプは、センサー感知モードが付いている点が魅力的だったため選びました。
汚れた手で本体を触らずに、センサーがオン・オフを感知してくれるのはとても便利です。
さらに、充電式でLEDランプの照明がついているため、暗い場所でも使用できます。
ホースの長さは2.4メートルあるので、重い給水タンクを車内の足元に置いたままでも問題なく使用できます。
シンクと排水受け
100円均一のお店で、2種類のコンテナボックスを購入しました。
白いコンテナボックス(シンク):横36cm×縦24.5cm×高さ13cm
赤いコンテナボックス(排水受け):横36cm×縦24.5cm×高さ25.4cm
この2つは高さが違うだけなので、重ねて使用することが可能です。
コンテナボックスを重ねることで、歯磨きでうがいをしたり、汚れた手を洗った際に出る排水を隠すことができ、さらに匂いも抑えることもできます。
フック付きポケット
100円均一のお店で購入しました。
これはもともと冷蔵庫内をスッキリ収納するための商品として販売されているものですが、ウォーターポンプを入れるのにちょうどいいサイズだったため選びました。
もう1つの容器は、歯ブラシや歯磨き粉などを収納します。
簡単な作り方!
① 白いコンテナボックス(シンク)の角にドリルやドライバーを使い穴を開ける
② 赤いコンテナボックス(排水受け)に白いコンテナボックス(シンク)を重ねる
③ フック付きポケットを縁にかける
④ ウォーターポンプをフック付きポケットに入れる
⑤ ウォーターポンプと給水タンク(2リットルのペットボトルなど)をホースで繋ぐ
⑥ ウォーターポンプの電源を入れる
以上の工程で、簡単に使用することができます。
DIYにかかる所要時間は、穴を開ける作業だけで約30分ととても簡単に完成します。
実際に作ってみてのポイント
最初に白いコンテナボックスの角に13カ所の穴をネジ釘で開けましたが、穴が小さすぎて排水がスムーズにできませんでした。
そこで、6mmのドリルで穴を広げたところ、スムーズに排水できるようになりました。
赤いコンテナボックスは最大で8リットルの汚水を溜められるため、排水処理が可能な場所を見つけた際にまとめて捨てることができます。
1泊程度であれば、家に帰ってから処理することもできます。
白いコンテナボックスには濡れたままのポンプやホースを収納し、蓋をしてそのまま出発することもできます。
衛生的に使うために、時間を見つけてコンテナボックスやポンプ、ホースをきれいに拭き上げましょう!
車内で使ってみた!
ウォーターポンプは充電式で、満充電の状態では約2.5時間連続で水を汲み上げることができます。
車中泊での使用なら、頻繁に充電する必要はあまりないと思いますが、USBタイプAのみ対応の充電方式となっているため、その点は注意してください。
また、ポンプ音については、そこまでうるさくないと思いましたが、車内に寝ている人がいる場合、タイミングによっては音で起きてしまうかもしれません。
筆者は、どこでも洗顔できるので問題ありませんでしたが、妻にとっては「車中泊場所に洗面所があるかどうか」を気にする必要がなくなり、以前よりも気軽に車中泊を楽しめるようにったと喜んでいます。
キャンピングカーに近い機能がハイエースで実現できたことが、とても嬉しく感じています。
参考商品:ニューゾーブ▽
いくらかかったのか?
白いコンテナボックス:220円
赤いコンテナボックス:440円
フック付きポケット×2:220円
多機能ポンプ:3,280円
合計:4,160円
4,160円でポータブルシンクをDIYすることができました。
この金額で車内で気軽に水を使えるようになり、とても満足しています。
ポータブルシンクのデメリットは?
センサーの感度がよすぎる
手動モードボタンを長押ししてセンサー感知モードに切り替えて使用していますが、感度が良すぎて意図せず止まったりすることがありますので、慣れが必要なポイントです。
水量がもう少し欲しい
充電式のポンプの力圧が、あと1.5倍くらいあれば理想的だと思いました。
ですが今の水圧で、実際に2リットルのペットボトルで試したところ、1人が洗顔すると約1リットル減るため、節水を意識しながら使う必要があります。
節水を心がけると、車内で使うには現在の水圧でも十分かもしれません。
ボタンが押しにくい
ウォーターポンプ本体をフック付きポケットに入れて使うと、電源ボタンが押しにくくなります。
ボタン操作がしやすいように、本体下にある6mmのネジ穴を活用し、ポンプをコンテナボックスに固定する方法を検討したいと考えています。
水漏れの恐れ
赤いコンテナボックスに汚水が溜まったまま運転する場合、水漏れの恐れがあります。
密閉できる容器に移したり、コンテナボックスを荷室にしっかり固定するなどの工夫が必要です。
車内で水を保管する際の注意点
水は無機物のため腐ることはありませんが、空気中の細菌や浮遊物に反応して、水中のミネラル分が劣化し、腐敗することもあるそうです。
特に、水道水や開封済みのペットボトルの水など、空気にさらされた水は賞味期限が短くなるため注意が必要です。
車内に持ち込む水道水は、飲料用ではなく洗顔や手洗いなどの用途に限定してください。
また、多くの細菌は20℃〜50℃で繫殖しやすく、特に食中毒細菌は37℃で最も活発に繁殖します。
そのため、高温環境で水を保管すると雑菌が増え、水が腐る原因となりますので、冷蔵庫や直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。
まとめ
4,000円ちょっとでDIYできたポータブルシンクは、誰でも気軽に取り組める装置ではないでしょうか?
車内で気軽に手を洗ったり、野菜などの食材の汚れを落としたり、歯磨きもできますし、100円均一のお店で見つけた赤のコンテナボックスも可愛らしいデザインでとても気に入っています。
価格の高いキャンピングカーではなくても、工夫次第で快適な車中泊ができると思っています。
少しでも、皆さんの参考になればとても嬉しいです。