キャンピングカー
砂漠の遊牧民の世界観。ダイレクトカーズの軽キャンピングトレーラー「NOMADOA」で愛機と旅に出る
去る「ジャパンキャンピングカーショー2026」にて全6台の新型モデルを一挙に披露したダイレクトカーズ。
なかでも砂漠の遊牧民がイメージされた「DN-75シリーズ」は、鮮烈な印象を残しました。
今回ご紹介する「NOMADOA(ノマドア)」は、DN-75シリーズと世界観をともにする軽キャンピングトレーラーです。
ヘッド車にはコンパクトSUVを想定し、軽量性にこだわった1台。
スリムなボディは道幅の狭い場所でもけん引が可能で、日本の道路事情に適しています。
それでいて直線的なシルエットや、渋みのあるカラーリングからは硬派な雰囲気がただよい、道なき道をいくワイルドな旅を連想させます。
遠目からでもシリーズの一員であることがわかる、ダイレクトカーズの新作トレーラーをご紹介します。
大陸的な空気をまとうエクステリア

エクステリアを特徴づけるのは、甘さを排したソリッドなフォルム。
カラーはキャンピングカートレーラーでよく見るホワイトやメタルではなく、砂漠を連想させるサンドベージュです。
余分な装飾はありませんが、さりげなく配されたエンブレムプレートは必見です。
透かし彫りの「NOMADOA」の文字が静かに存在感を放っています。

エントランスドアは左前方に設置。
すぐ横にはツールなどを収納できるコンテナとスチールボックスが並びます。
あえて外側に出したツールボックスは、外観のアクセントとなると同時に、必要なものをすぐに取り出せる利便性を発揮。
さらに水タンクへアクセスできるコネクタや、電源ポートが壁面に連なり、トレーラー全体がひとつのギアのようです。

逆の側面には大きなプレートを装備し、スコップやスタックボードなど非常時の備えを固定しておけます。
フロント側の大きなストレージボックスにはエアコンの室外機を格納。
室外機の下には電源システムが構築されています。
リヤゲートの扉は真上に大きく跳ね上がり、ランタンなどを吊すこともできます。
スロープを接続すればモンキーサイズの小型バイクの積載が可能で、愛機とともに旅ができます。
アウトドアチェアを並べてキャンプを楽しむなら、オプションのサイドオーニングはぜひ追加したいところです。
NOMADOA(ノマドア)
ビルダー:株式会社ダイレクトカーズ
タイプ:キャンピングトレーラー
全長:3,430mm
全幅:1,570mm
全高:1,890mm
けん引免許:不要
ナンバー:8ナンバー
参考価格:269万円〜
公式サイト:ダイレクトカーズ
空間を有効活用するインテリア

室内はモノトーンを基調とした家具に、木目の床が温かみをプラスした落ち着きあるデザイン。
コンパクトな空間ながら、それを最大限に活かせるよう機能的に家具が配置されています。
ポップアップルーフを展開すれば、大人が立ち歩ける開放的な空間になります。

左側にギャレー機能をもつ家具が並び、右側は折りたたみ式のベンチでアレンジできます。

折りたたみ部分を収納すれば、すっきりしたバゲッジルームになります。
床には埋め込みフックが取り付けられており、バイクや荷物のタイダウンが簡単にできます。
オプションではありますが、このサイズのトレーラーで家庭用エアコンを設置できる点にも注目です。
バイクを積んだまま就寝できるルーフベッド
ポップアップルーフを展開し、開口部にフロアマットをセットすれば、大人2名が就寝できるルーフベッドになります。
屋根が水平に持ち上がるエレベータールーフ型のため、狭くなっている部分がなく広々とした印象。
テントの窓をオープンにすれば自然光も差し込みます。
フロアにある折りたたみボードを展開したベンチは、シングルベッドとしても利用可能。
ベッド下の空間に荷物を置けるほか、脚部もスリムな収納棚になっており、空間を無駄にしません。
折りたたみテーブルが便利なギャレー

ギャレーキャビネットには冷蔵庫、シンク、ガスコンロを標準装備。
モノトーンで統一され、キッチンというよりはワークテーブルのようなインダストリアルな雰囲気も魅力です。
冷蔵庫はリヤエントランスから手が届く配置なので、車両後方にアウトドアリビングを展開するのにも便利です。
テーブルは折りたたみ式で、キャビネットから天板を引き出し、左右に展開することで幅広の作業スペースになります。
前述の折りたたみベンチに座れば、食事スペースにもなるでしょう。
「使うときだけ広げる」という工夫が各所に凝らされていることがわかります。
電装系はオプションでアレンジ
給電は外部電源を基本としますが、オプションでリチウムイオンバッテリーの搭載も可能です。
照明・空調・バッテリーを1箇所で管理できるオリジナルコントロールパネルは、ダイレクトカーズ特製のもの。
オプションで家庭用エアコンの搭載も可能です。
近年の気候変動により、空調設備のないキャンピングカーは実用に耐えないという状態になりつつあるなか嬉しい仕様です。
まとめ
荒涼とした大地に似合いそうなワイルドな魅力をまといながら、日本の道をラクにけん引できるコンパクトなキャンピングトレーラー。
サンドベージュの特別塗装は、人とは違う個性も十分に表現してくれます。
小型バイクに限りますが、愛機と一緒に旅をしたい人にもおすすめ。
各所のストレージは飾りではなく、ガレージをそのまま持ち出すような利便性を感じさせてくれるでしょう。
お気に入りの1台を積んで、冒険心あふれる車中泊旅に出かけてみませんか?



