【キャブコン歴10年が実践】車中泊で収納しにくい荷物を整理整頓するコツ
目次
収納に困りがちなグッズやアイテムは?
キャンビングカーで収納に困る、出し入れが面倒なアイテムやグッズはどんなものでしょうか。
長尺のもの
キャンプ場に行ったら使いたい「タープ」といったポールの付いているもの、焚き火の風よけ、窓を洗うブラシ、給水用ポンプなど。
どれも中途半端に長くて45cmから70cmくらいのものが多くて、ほとんどがパイプ状です。
これらは吊り下げ棚に渡せるようにすれば、じゃまにならずスッキリ収納できて、出し入れもしやすくなります。
重ねて置けないもの
凸凹していて重ねて置きにくいグッズやアイテムも収納に困ります。
例えば私の場合、給排水タンクを運ぶために台車(カート)を積んでいます。
台車は折りたためますがキャスター(車輪)が付いているので、上に物を置きにくくて困っていました。
長尺のものや重ねて置けないものは、普通の収納棚に仕舞おうとすると面倒ですが、ちょっとDIYするだけですっきり収納できます。
次の項で限られたスペースに長尺のものや重ねて置けないものを効率よく置くために私が実践しているアイデアを紹介します。
長尺物や重ねて置けないものをすっきり収納するDIYアイデア
長尺のものや重ねて置けないものをすっきり収納するために実践したDIYは以下の2つ。
吊り下げ棚(ラック)
キャブコン・セレンゲティの後部収納スペースの天井にDIYで作った吊り下げ棚を取り付けました。
タープや給水ポンプといった長さがあって、使用頻度が少ないグッズを渡して収納しています。
天井近くのデッドスペースに設置しているため、下に置いた物のじゃまにもならなくて効率よくスペースを使えています。
コの字型ラック(棚)
コの字型ラックは重ねて置けないものの収納に便利。
↑写真のようなキャスター付きの台車も、コの字の棚に収納すると、別のグッズやアイテムを積み重ねられます。
台車を使いたいときにサッと出して、サッと仕舞えるのでおすすめ。
もちろん台車に限らず、電気ケトルやカセットコンロなど、凸凹した形のものはなんでも収納するのに重宝します。
さらにコの字型ラックは、収納棚としてだけでなく、キャンプのときに車外に出してテーブルや物を載せる台としても使えます。
私は、アイスボックス、コーヒーメーカー、炊飯器、ポータブル電源などの電化製品や、食材などを置くときに便利さを実感!
吊り下げ棚もコの字型ラックもDIYで格安・簡単に作れます。
DIYなら、自分のキャンピングカーや車中泊仕様車の大きさや用途に合わせて、サイズや設置する位置が決められるのもおすすめポイント。
参考までに私の作り方を次項で紹介します。
簡単DIY!吊り下げ棚の作り方
私は金属パイプがあったのでそれを使用していますが、すべて木材で作ったほうが簡単です。
以下に自分が作った図面を載せてみます。
蝶番(ちょうつがい)とネジ、留め具で、適当な寸法に切った木材(と金属パイプ)を取り付けていきます。
寸法はキャンピングカーによって異なるので参考まで。
材料費は全部で1000円程度でした。
工具はノコギリとネジ回し、ドリルがあれば作れるはずです。
どうしてもDIYは無理、苦手という場合は市販の吊り下げ棚を購入して取り付けるという手もあります。
また、市販の突っ張り棒を利用して、長物を渡す吊り下げ棚の代わりにすることもできるでしょう。
簡単DIY!コの字型ラックの作り方
コの字型ラックは車内に置くだけで取り付けはないのでDIYが吊り下げ棚より簡単。
こちらも下に図面を載せます。
材料は入手しやすくて加工もしやすいシナ合板をホームセンターで購入。
1. カート(台車)を入れる場合は台車の寸法を測って、簡単でいいので板の厚さも記入した図面を書く
ちなみに私の台車の大きさは高さ110mm、横幅330mm、前からハンドルまでが475mmあります。
ハンドルを除くと400mmの長さがあります。
コの字の収納は奥行きを430mmにして、取り出しやすいように少しだけ台車のハンドル部分が出っ張るようにしました。
左右には50mm程度の余裕があります。
2.板を寸法通りに切り出す
板の切断にはノコギリを使います。マルノコなどの電動工具があれば使用しますが、手鋸でもカットできます。
3.「コ」の字に組み立てる
私は長さ40mmのビスで板と板を接合しました。
このくらいですと接着剤も不要です。
電動工具を使用しない場合は金槌で釘を打ちますが、その際は木工用ボンド(白い一般的なもの)を接合面に塗ってから、38mm程度の釘で組み立ててください
材料費は全部で2,000円程度でした。
これからDIYを始めるから不安、道具も作業場所もないという場合は、どんどんホームセンターを活用していきましょう。
ホームセンターには、工具のレンタルや材料のカットサービスを行っているところもあります。
DIYする上でのアドバイスを受けることも可能なので、図面を持っていくといいです。
コの字型ラックも、DIYは無理、苦手という場合は市販のものを購入して取り付けるという選択もあります。
ただ、市販のものなので望み通りピッタリのサイズや強度の製品を探す手間がかかります。
まとめ/キャブコンでなくても応用できる
私が乗っているキャブコン・セレンゲティの場合の荷物の整理整頓方法について紹介しました。
これは他のキャブコンやバンコンでも応用できると思います。
アイテムやグッズの収納場所を決める。
自分のキャンピングカーに合ったサイズの吊り下げ棚とコの字ラックを設置する。
これらだけを実践すればかなりスッキリ収納できて、荷物の出し入れもしやすくなるので、ぜひ試してみてください。