ハイエースで夢の車中泊旅!実際に役立ったキャンピングカー装備3選
目次
防虫ネット
愛犬のフィラリア症予防のため、蚊対策は欠かせないものでした。
そこでUIビークルの防虫ネットをオプションで追加。価格は約2万8千円です。
この防虫ネットは、愛犬の蚊対策だけでなく、私たち夫婦にとっても大変役に立ちました。
車内で過ごす際、防虫ネットとペット用の蚊取り線香を併用することで、蚊に刺されることなく快適に過ごすことができます。
さらに、防虫ネットは虫対策以外の場面でも活躍!
換気・暑さ対策に有効
私たちの愛車にはベンチレーション(換気扇)が装備されていません。
代わりに、サイドドアやリアハッチを開けて換気を行っています。
そんなときに防虫ネットがあると、サイドドアやリアハッチを急に開けても荷物が崩れる心配がなく、車内にしっかり収まるので便利です。
また、暑い日に換気する際には、金具を使ってリアハッチを少しだけ開けて空気を入れ替えます。
その際も防虫ネットのおかげで荷物が崩れることがなく、安全に金具を取り付けることができるので助かっています。
さらに、私たちのキャンピングカーはワゴンタイプのため、運転席の後部にはサイドドアがなく、小窓があります。
この小窓には、100均で購入した43×60cmのサンシェードを使用しています。
これがシンデレラフィット!網戸の代わりになるので、換気に大活躍です。
暑い日の換気はもちろん、車内調理をする際も換気が必須なため、冬でも役立っています。
プライバシー保護に有効
防虫ネットは、虫除けだけでなく、プライバシーを守る「レースカーテン」のような役割も果たしてくれます。
この防虫ネットは長さを2重にして調節できるため、短く調節したときには特に効果を発揮!
遠目から見ると、防虫ネットが視界を遮るため、高速道路のSA(サービスエリア)や、ドライブ中に立ち寄った施設の駐車場で、車内を気にすることなくサイドドアを開けることができます。
愛犬は外を見るのが好きなので、ドライブ中の休憩時にサイドドアを開けて過ごせるのは、散歩と同じくらい良いリフレッシュです。
特に運転手の短い休憩時間で、愛犬の散歩までは時間が取れない場合、このカーテン効果は大活躍。
実際に使ってみると、防虫ネットは換気、防虫対策に加え、車内の覗き防止としても非常に便利で、多機能な装備だと感じました。
テーブルレールをリアに増設
冒頭にもお伝えしたように、私たちの愛車は、ほとんどの装備がオプションで構成されています。
テーブルについてもオプションだったため、私たち夫婦の車中泊シーンをイメージし、テーブルが使えそうな場所すべてにテーブルレールを取り付けてもらいました。
対面リビングモードでの使用はもちろん、お座敷モードや、リアから外を眺めながら食事を楽しむときにも同じテーブルを使いたいと考えたからです。
特に私たちがこだわったのは、普通のキャンピングカーには装備されていないリア部分へのテーブルレールを取り付けてもらいました。
対座リビングモードの時
後部座席と運転席の間、小窓の部分にもテーブルレールを設置しました。
この位置は、日帰りドライブで立ち寄ったスポットで持ち帰りしたスイーツやランチを車内で楽しむ際に大活躍。
おかげで愛犬が車内でお留守番する機会がぐっと減り、一緒に過ごす時間が増えました。
お座敷モードの時
TVの下にもテーブルレールを設置してもらいました。
1週間以上の長期車中泊旅では、車内で朝食や夕食を摂ることが多いため、お座敷モードでのテーブル位置はとても重要です。
この位置は、ハイエース後部荷室の真ん中にあたるため、対面で座ってもどちらかが窮屈になったり、TVが見えにくくなったりすることがないので、とても満足しています。
さらに食事後、同じスタイルでリラックスした時間を過ごせ、寝る時間になればテーブルを移動するだけで、すぐ寝られるのが最高にお気に入りポイントです。
野外モードの時
RVパークなどで椅子程度なら出してOKな場所や、長期車中泊旅の途中でオートキャンプ場に1泊する際、簡単に設置できるように、リアの家具にもテーブルレールを取り付けてもらいました。
一見、小さなテーブルですが、車内で使うだけでなく外でも十分活躍します。
宿泊地を見つけてキャンピングカーを停め、おもむろにテーブルを出して、テラス席のような感覚で景色を眺めながら、ゆったりとビールを飲む時間は最高の贅沢です。
私たちは長期の車中泊旅が多く、荷物を減らすためキャンプ用品を自宅に置いて出かけることがほとんど。
そのため、車内装備でちょっとしたアウトドア感を演出できるものがあると、手軽にキャンプ気分を楽しめてとても便利です。
さらに、キャンプ用具が不要なので荷室を広く使うことができ、長期旅に必要な荷物を多く積むことができる点も重宝しています。
私たちがキャンピングカーショーに訪れていた頃、リアにテーブルレールを取り付けられている展示車両は少なく、特にハイエースのバンコンでは珍しかったようです(軽キャンピングカーでは見かけることがありました)。
あるキャンピングカービルダーさんに愛車を紹介した際、リアのテーブルレールが盲点だったと感激され、新車開発の参考にしていただきました。
実際にそのビルダーさんが手がけた新車には、リアにテーブルレールが取り付けられており、とても嬉しく感じました。
キッチンシンク
愛車購入当初は乗用車登録で3年間使用していましたが、車検を機にキッチンシンクを設置し、キャンピングカー登録に変更しました。
シンクがない3年間もそれほど不便を感じることはありませんでしたが、実際に設置してみると、その便利さに感激しました。
ちょっとした食器洗いで気軽に使える
コップやシェラカップを2〜3個だけ洗いたいときに、わざわざ外の水回りまで移動せず車内で済ませられるのはとても便利です。
出不精というわけではありませんが、まさに「あったらいいな」がここにあります。
足洗いに大活躍
シンクの蛇口はシャワーヘッドになっており、ホースを伸ばせるので、愛犬や私たち夫婦の足洗いに大活躍しています。
アウトドアで思う存分遊んだ後も、車の近くでシャワーが使えるおかげで安心して楽しめます。
洗面所として大活躍
シンクには蓋がついており、普段は閉じておいて、使用する際に蓋を開けます。
その蓋の裏に、ニトリの貼る鏡を取り付けたことで、シンクが洗面台に早変わり。
私たち夫婦は2人ともコンタクトレンズを使用しているため、目覚めてすぐや、寝る直前にコンタクトの取り外しを洗面台で行えるのは非常に便利です。
さらに、顔を洗ったりメイクをしたり、歯を磨くといった日常のケアを車内ですぐに済ませられる快適さには驚きました。
これまでは、公衆トイレで顔を洗ったり歯を磨いたりしていました。
それでも不便は感じませんでしたが、自分たちだけが使う清潔な水やシンクで済ませられる安心感は格別です。
特に、朝起きてすぐ外に出る必要がないことや、お酒を飲んだ後に外に出なくても済むのは本当に助かります。
歯磨きや洗顔、メイク落としが車内で完結できることで、朝晩の時間をより快適に過ごせるようになりました。
給水・排水タンクをメンテナンスできれば便利に使い倒せます。
シンクを使う際、多くの方が気にするのは「水道タンクのメンテナンス」ではないでしょうか。
私たちの場合、給水タンクへの水の補充は、ペットボトルの水ではなく、地元の湧き水や無料給水所を利用しています。
地元の名水に出会えることもあり、観光の楽しみの一つにもなっています。
また、一部の給水所では10リットルあたり50~100円程度で給水できる場所もあり、ペットボトルの水を購入するよりも安価で済むのも魅力。
さらにgoogleマップなどを活用して給水スポットを事前に調べ、観光ルートに組み込むようにしています。
排水タンクについては、匂いやカビを心配される方も多いかもしれません。
私たちは、排水タンクにミルトンを入れて消毒しながら使用しています。
おかげで、目立ったカビもなく、キレイなまま使うことができています。匂いも全く気になりません。
ちょっとした工夫ですが、タンクを快適に使うためのコツとしておすすめです。
理想のキャンピングカー装備へ!DIYする手間も考えてオプション装備を考えてみては?
私たちは、ワゴンベースのハイエースにオプション装備を一つ一つ追加していく形でキャンピングカーを作りあげました。
テーブルレールの位置を指定して設置したり、シンクを後付けしたりと、他のキャンピングカー購入とは少し違ったプロセスで、装備を1から考えることができました。
その結果、「あったらいいな」と思える装備を、納得いく形で整えることができたと感じています。
ただし、予算の制約がある中で、全ての装備を揃えるのは難しい場合もありますが、DIYでコストを抑える方法も選択肢に入れることができます。
手間と時間を考えると、安全性や耐久性を重視したい装備は、プロに任せて準備しておくのがおすすめです。
現在、理想のキャンピングカーを考えている方や、「あったらいいな」と思う装備を探している方に、少しでも参考になれば幸いです。
あなたの夢のキャンピングカー作りを応援しています!