車中泊ポータブルエアコン購入!早速キャンピングカーで使ってみた【EcoFlow WAVE 2】
目次
車中泊ポータブルエアコンEcoFlow WAVE 2を購入した理由は性能とセール価格
キャンピングカーで暑い夏をどう乗り切るのか、車中泊でワンちゃんが車内でお留守番できる環境を整えたいと思ったのが車中泊用ポータブルエアコン購入の理由。
車中泊用のポータブルクーラーまたはエアコンはいろいろなメーカーから発売されています。
その中からどれを選ぶかは迷いました。
今年のDRIMO記事や、動画サイトなどから情報を得ながら考えた結果WAVE 2にしたのですが、決め手は性能の向上とセール価格でした。
●性能の向上・・・先述のとおり前モデルよりいろいろ改良されています。
特に小型のポータブルエアコンは冷房能力が1kw以下のモデルが多い中、1.5kwは頼もしいと思いました(家庭用エアコン6畳用は2.2 kwが目安)。
●セール価格・・・107,250円(税込) 専用バッテリーなし
※メーカー希望価格143,000円(税込)。
セール期間中に、メーカーサイトで購入しました。
WAVE2についてのDRIMOの記事はこちら▷▷▷【取材】車中泊用クーラー、じゃなくてなんと冷暖房!ポータブルエアコン新登場!EcoFlow WAVE 2
車中泊エアコン購入!キャンピングカーへのWAVE 2の設置方法について
WAVE 2の設置場所は、センターコンソールボックスと常設ベッド上段のどちらかで検討。
吸排気ダクトの取り回しの都合からセンターコンソールボックスにしました。
センターコンソールボックスは運転席と助手席の間にあるので、WAVE 2を使用しない時は簡単に取外せるように設置するのが条件です。
WAVE2をセンターコンソールボックスに置く
走行中にWAVE 2を使うことは想定していないので、設置はとにかく簡単脱着と安定性、水平を保つことを重視。
今のところは仮置きで、WAVE 2の大きさに合う板を用意。
コンソールボックスの後部座席用ドリンクホルダーのくぼみで固定するようにしています。
設置の要はダクトの取り回し
車中泊用ポータブルエアコンやポータブルクーラーを設置する場合、排気と給気の2本のダクトを車外に出すのが一般的。
これはWAVE 2も同じ。
WAVE 2の吸排気ダクトは、助手席側窓に段ボールの台紙にアルミシートを張って取り付けました。
車中泊ポータブルエアコン購入!夕刻と就寝前・起床時に使用してみた
吸排気ダクトの取り付けができたら試運転です。
自宅ガレージで夕刻に使ってみた後、ガレージに止めたキャンピングカーで車中泊。
就寝前・起床時に稼働して検証しました。
まず夕刻に試運転
夕刻の試運転では前から持っていたポータブル電源Eco Flow DELTA 2から電気を取りました。
所有するポータブル電源DELTA 2のバッテリー容量は1,024Wh(約1kwh)。
車内でWAVE 2につないでスイッチオンにすると、稼働直後のディスプレイの残電力量表示が2時間と出ます。
電力を多く必要とする立ち上がり稼働時の消費量から割り出された表示でしょうか?
残電力量表示が少なくて心配でしたが、車内が1回冷えるまでは使えるかなと思って試してみました。
・ポータブル電源 仕様
メーカー:Eco Flow
品名:DELTA 2
バッテリー容量:1,024Wh(約1kwh)
出力:1,500W
重量:12㎏
●温度計測は2カ所、車内中央と後部ベッドで
天候 | 曇り |
試運転開始時刻 | 17:00 |
外気温 | 33.7℃ |
設定温度 | 22℃ |
風量 | 3(最大) |
検証結果は、
温度計測点 | 車内中央 | 後部ベッド |
開始時車内温度 | 35.3℃ | 35.℃ |
経過計測 | ||
15分 | 33.5℃ | 33℃ |
30分 | 32.4℃ | 32℃ |
45分 | 31.7℃ | 32℃ |
60分 | 31℃ | 31℃ |
90分 | 29.9℃ | 29℃ |
120分 | 28.6℃ | 29℃ |
・終了時外気温 29.7℃
車中泊して就寝前・起床時に使用
夏場のキャンピングカー内の寝苦しさを解消できるかどうかは、就寝前・起床時の温度や湿度がポイント。
ということで、自宅ガレージで一晩車中泊してWAVE2を使ってみました。
●就寝前および起床時の試運転
※起床時は、蒸し暑かったので湿度も計測。
就寝前 | 起床時 | |
天候 | 曇り | 雨 |
試運転開始時刻 | 20:15 | 05:35 |
外気温 | 33 | 26 |
設定温度 | 24 | 24 |
風量 | 2 | 2 |
温度計測点 | 車内中央 | 車内中央 |
検証結果は、
就寝前 | 起床時 | ||
開始時車内温度 | 32.1℃ | 28.3℃ | 湿度78% |
経過計測 | |||
30分 | 27.1℃ | 27.1℃ | 湿度55% |
60分 | 24.9℃ | 25.9℃ | 湿度52% |
就寝前の検証で車内温度がすぐに下がったので、計測は60分で終了。
その後も使い続けましたが、0:00ころ寒く感じ一旦OFFにしました。
車中泊ポータブルエアコンは夏場の車内環境を変えた
経過計測による結果、WAVE 2の性能について感じたことを紹介します。
夕刻の時間帯の試運転では
夕刻の試運転2時間の終了時。
ポータブル電源のバッテリーの残容量は16%、あと22分稼働できると表示。
したがってバッテリー容量1,024Whのポータブル電源DELTA 2で一晩稼働させるのは難しいといえます。
涼しさについては、温度の下がり方は遅いが、ムシムシする湿気がなく実際の温度よりもかなり涼しく感じました。
また、風量と風向調整が適正だったのか、冷気がうまく循環したようです。
車内中央と後部ベッドの温度がほぼ同じでした。
ただ、ワンちゃんの留守番については、試運転時の室温から犬が舌を出してハアハアするパンティング状態になることが推測され、誰かがそばで犬の様子を観察する必要があると思いました。
したがってWAVE 2を動かした状態でも夏場の夕刻に犬だけで留守番をさせるのは危険という判断です。
車中泊での就寝前・起床時の時間帯では
自宅ガレージでの車中泊でのWAVE 2の検証では、実際に後部の常設2段ベッドの上段で就寝。
就寝前の時間帯は特に温度の下がり方が早かったです。
先に行った夕刻の時間帯の試運転で除湿されていたからでしょうか。
すぐに車内が寒いくらいになったので60分で計測終了しました。
起床時は、かなり蒸し暑さがあったので湿度も計測してみました。
湿度を測ったことで、涼しさは湿度の変化で感じることが改めて実感。
一晩でドレーンから出た水が1.7ℓも溜まりびっくりしました。
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