200泊以上して発見!本当は教えたくない温泉5選

【車中泊で日本一周】250泊して発見!本当は教えたくない温泉5選




【車中泊で日本一周中】温泉を始め、入浴施設は7タイプ


入浴施設・温泉と言ってもいくつかタイプが分かれると思います。

私が思ういわゆる「入浴施設」は7タイプ。

無料温泉(寸志・協力金が必要な施設も含む)


市町村や温泉組合などが管理しているケースが多く、下水に直結していないためシャンプーやボディソープなどは使用不可。

稀に使えるところもある。

共同・公営浴場


市町村や温泉組合などが管理している。

温泉や沸かし湯とタイプは様々。

シルバーセンターや福祉施設もここに含まれる。

銭湯


番台があって富士山の絵が描かれているイメージ。

各県の銭湯組合で決めた料金がある。沸かし湯の施設が多いが温泉銭湯もある。

日帰り温泉


全国浴場組合に加入していない施設で、値段の設定は施設ごとに違う。

大きな温泉地付近には必ずある。

スーパー銭湯


昔の健康ランドの流れを汲む大型公衆浴場。

露天風呂やサウナなどたくさんの種類のお風呂が楽しめる。

温泉付きの宿(ホテル含む)


温泉宿、最近では温泉地に進出するホテルも増えてきた。

日帰り入浴が可能なところも多くあるが、不可のところも多い。

シャワー施設


入浴とは言い難いが、サーフィンや海水浴場が盛んな場所にはシャワー施設が多い。

最近はシャワーのあるネットカフェや道の駅も。ネットカフェで有名なのは快活CLUB。

今回紹介する秘湯は共同・公営浴場、日帰り温泉、温泉付きの宿が中心になります。

【車中泊で日本一周中】温泉施設を利用するときの注意点!


温泉施設

入浴施設を探すときは「ゆる〜と」という日帰り温泉や銭湯、温泉宿、足湯などをたくさん紹介しているサイトを使っています。

地図上で滞在する場所を決めたら「ゆる〜と」で、近辺で最安値のお風呂を見つけて向かいます。

今回紹介する秘湯は各施設独特のルールがあったり、オーナーの意向が強く出ていたりするような施設もあります。

地元の方にいろいろと話を聞いたのですが、会話の中で、地元の共同浴場を利用する際に気をつけた方がいいなと思ったことがいくつかあります。

●地元の方がよく利用するお風呂にお邪魔していることを忘れない。
●人が不在の時は大丈夫だと思うが、混雑時は長湯しない。
●湯温の調整はしない(水を大量に足さない)。
●出入り時には挨拶をする。
●無人のお風呂で無銭入浴はしない。


私の経験上、上記を守ると気持ちよく利用できます。

地元の人たちにしてみれば旅行者は一目で分かるので挨拶するだけで距離が縮まり、ゆっくりと気兼ねなく入浴できます。

ん?と思ったら番台の人に聞いたり、入浴中の地元の人に教えてもらったりしましょう。

たまに、おじいちゃんやおばあちゃんの方言が分からないことがありますが、それもまた旅の思い出になります。

【車中泊で日本一周中】おすすめ温泉、中でも秘湯と呼べそうなところを紹介!


それではいよいよ私が本当は教えたくない、お気に入りの温泉を紹介します。

北海道、東北、北陸、北関東にある秘湯です。

おすすめの秘湯1.初めての共同・公衆浴場!雲母温泉上関共同浴場(新潟県)


温泉

場 所:新潟県岩船郡関川村
温泉地:荒川峡温泉郷
タイプ:共同・公衆浴場
施設名:雲母温泉上関共同浴場
料 金:100円


この温泉でその後に続く共同・公衆浴場との付き合い方を学んだ気がします。

まず入口に番台はないし券売機もなくてどうしたらよいか分からず、入り口付近にいたおばあちゃんに聞いてなんとか入場。

お金を入れるマシーンがあって100円を投入すると「ブッーーー」とかなり大きい音が鳴ります。

ここはアメニティもなければイスもありません。

あるのは湯船と数本の蛇口と桶だけです。

恐る恐る入ると私一人でどうしたらよいのか分からず、とりあえず地べたに座り込んで湯船からお湯を汲み、頭と体を洗い始めました。

すると体を洗い終わるくらいのときに地元の人が入ってきて、私と同じ行動をしていたので安心しました。

肝心のお風呂は写真の通り古い黒と白のタイル張りで、アメニティグッズはなし。

温泉は熱めで源泉掛け流し

皮膚の脂を洗い流す力のある硫酸塩泉で肌もツルツル

お風呂上がりはさっぱり気持ちのよい温泉でした。

おすすめの秘湯2.温泉と冷泉を交互に楽しむ!海のしずく(青森県)


温泉

場 所:青森県西津軽郡鯵ヶ沢町
タイプ:共同・公衆浴場
施設名:海のしずく
料 金:370円


たくさんの温泉施設を訪れていますが、初めて入浴できる冷泉に出会いました。

写真は冷泉のお風呂で、奥に見えるのが温かいお風呂です。

私が秘湯に挙げたいのはこの冷泉の方。湯の色が薄茶というかグリーンにも見えます。

温度は、サウナ施設にあるような水風呂よりも少し温度が高い常温と言えば分かりやすいでしょうか。

湯花も舞っていて源泉掛け流し、良いお風呂の条件が整っています。

温かい温泉と冷泉を交互に入ると気持ちよかったです。

おすすめの秘湯3.過去一番熱い湯船で固まる!新栄館(北海道)


温泉

場 所:北海道茅部郡森川町
温泉地:濁川温泉
タイプ:温泉宿
施設名:新栄館
料 金:400円


まず「すみませーん」と玄関で声をかけるも返答なし。

どうしてよいのか分からないパターンだなと思いつつ、表に出ると遠くから作業着姿のおじさんが近寄ってきてけげんな表情で私を見ました。

話しかけるとどうやら宿の方で400円を支払い入湯。

正直建物が古くて若干傾いているような感じで、お風呂までの廊下が長く感じました。

お風呂は岩をくり抜いたような湯船が3つ

それぞれで温度が違うようで、その内の一つから掛け湯をしていざ足を入れると強烈に熱くてびっくり。

以前入ったことがある草津温泉を超えた気がしました。

温度は46℃〜47℃くらい、頑張って肩まで浸かりましたが一切動けませんでした。

小さい波でも立とうものなら悶絶です。

以前に訪れた新潟糸魚川市のひすいの湯ほどではありませんが、若干石油臭というか油の匂いを感じました。

好きな温泉の匂いの一つです。

おすすめの秘湯4.永遠と入れるヌルヌルで優しいぬる湯!芹の湯(群馬県)


温泉

場 所:群馬県甘楽郡下仁田町
温泉地:八千代温泉
タイプ:日帰り温泉
施設名:芹の湯
料 金:500円


この温泉は軽井沢と下仁田の山間にあり、温泉藻(おんせんそう)と呼ばれる「藻」がつくことで有名です。

お湯の感じは藻の影響かヌルヌルというか肌の周りに膜ができるような感じです。

冷鉱泉のため加熱していますが、掛け流しなので成分が濃いのかなと思いました。

湯船は大きくはありませんが、秘湯感あふれる温泉といったところでしょうか。

訪れたのが秋口だったせいか長湯しました。

温度が高くないので気分的には永遠に浸かっていられる感じです。

入浴後もポカポカが続いたので温泉藻の影響かなと勝手に思っています。

なかなか出会えないタイプの温泉でした。

おすすめの秘湯5.黒い温泉に色が変わる温泉!?大出館(栃木県)


温泉施設

場 所:栃木県那須塩原市
温泉地:塩原温泉
タイプ:温泉宿
施設名:大出館
料 金:800円


塩原温泉の山の中へ入っていくと木々の間から大出館が見えてきます。

ここには全国的にも珍しい「墨の湯」という黒いお湯の温泉があり、私が訪れた日は黒というよりは濃い灰色のような色合いでした。

また、湯の花が黒ずんでいて、湯船から出たときに温泉の匂いが強かったのを覚えています。

もう一つ「五色の湯」にも入ったのですが、ここの色はエメラルドグリーンでした。

天候や温度によって湯の色が乳白色に近い色だったり、灰色っぽい色になったりすることもあるようです。

正直、今までそんな温泉に出会ったことはありません。

しかも数日間ずっと温泉の匂いが消えなくて、当日着ていた服やタオルにも匂いが残っていました。

高い服を着て行かない方が賢明ですね。

【車中泊で日本一周中】おすすめの温泉/まとめ


今回紹介したのは2022年6月〜12月までの間にお世話になった温泉施設です。

それからまだ数カ月ですが、その後に値段が上がっていたり、サービスの内容が変わっていたりするケースがあります。

もし気になったり、近くにいるから寄ってみようとなったりしたら、一度それぞれの温泉施設へ直接連絡することをおすすめします。

今香川に滞在中ですが、お風呂に関して言えば、愛媛の道後温泉が楽しみです。

また機会があれば秘湯(パート2)や銭湯なんかも紹介したいと思います。