ルーフテント 5

ルーフテントが落下、底に穴が!失敗から学ぶ安全な積み降ろしとは!?



積み降ろし方法、再考の結果

カーポートの支柱、滑車とロープの組合せとチェーンブロック

カーポートの支柱を使用する点は落下事故当時のシステムと基本的な部材構成は同じですが、特徴としては、よく使われている動力源と複数の滑車を組み合わせて安定した動作が見込める構成にしました。

器具などの構成は次の通りです。

① カーポートの支柱

カーポートの支柱にある注意書き

構造物の耐荷重は、カーポートにある表記と施工業者への聞き取りで確認しました。

ただし、ルーフテントの積み降ろしに使用することは用途外の使用方法になるのでメーカー保証外であることは承知する必要があります。

② 滑車を3個使用

滑車3個

耐荷重は250㎏~400㎏。

③ 主ロープ(8mm)16m

③ 主ロープ(8mm)16m

最少破断強度1,732㎏

④ アイフック ラッチ付き(使用荷重250㎏)

④ アイフック ラッチ付き(使用荷重250㎏)

⑤ 動力 チェーンブロック(定格荷重500㎏)

⑤ 動力 チェーンブロック(定格荷重500㎏)

使い方も簡単で構造上故障が少ないと思われます。

また、次の機器も動力源の候補として検討しました。

〇ドリルウインチ

〇電動ウインチ

ドリルウインチも電動ウインチも動力源として人力を必要としない点がとても魅力的です。

なかでもドリルウインチは、所有している日曜大工用の電動ドリルが使えそうですし、キャンピングカーにカヌーを載せるときの引き上げ装置としても使えそうなので、汎用性や機械としての信頼性などを調べて今後の使用を検討したいと思っています。

落下事故から学んだ積み降ろし作業上の注意点

① フックに掛けるロープは等長にする。

ルーフテントを水平に保った状態

ルーフテントを水平に保った状態で上下移動させる必要があります。

色んなロープワークがあるのでしょうが、等長が一番確実だと思います。

② 吊りっぱなしにしない。

アイフック

作業中は、目を離さないことが重要です。

屋外作業であり道路に面した場所では歩行者や他車の通行の妨げにならないように注意する必要があります。

また、万が一落下させたとしてもそのことで怪我をすることがないようにしたいものです。

どちらも基本的なことですが、つい安易にこれくらいで良いとか大丈夫だろうとか、そう思ってしまいます。

それが一番の要注意点であることも今回の落下事故で思い知らされました。

まとめ

穴の開いたFRP

結局、穴の開いたFRPが教えてくれたことは、十分に準備することと安易な考えで実行しないと言うことでした。

確かに、ルーフテントは簡単な作業で展開でき、設営時間も短いなど、とても魅力的なアウトドアアイテムですが、安全に積み降ろしができて初めて楽しく使えるのだと思います。

私の場合は、チェーンブロックで何とか安全に積み降ろせそうですが、どこかでまた「へま」をしそうです。

今回の失敗を教訓にして慎重に作業をしたいと思います。