【車中泊DIY】ちょっとした工夫で車内が快適になる!アイデア6選




「車内快適化」のための工夫2.壁・床・天井に断熱材を入れる(DIYの場合)


壁・床・天井部分を断熱した状態

筆者のバンは、DIYの段階で壁・床・天井部分に断熱材を入れて、断熱処理をしています。

断熱材をあらかじめ入れておくことで、車外の気温と車内の温度を隔てることができます。

例えば、夏場であれば、気温が高い日であっても、車内の温度の上昇を抑える効果があります。

反対に気温の低い冬場は、車内の温度が下がりすぎることがなく、一定の温度を保つことが可能です。

DIYでの断熱処理自体は、そこまで難しい作業ではなく、時間もそれほどかかりませんでした。

キャンピングカーを購入する場合も、購入時であればディラーに直接依頼することが可能ですし、最近は元から断熱材が入っている状態のキャンピングカーも多く販売しています。

車自体が季節や気温の影響をとても受けやすいため、FFヒーターの有無に限らず、断熱材をいれておくことがおすすめです。

断熱材があることで、車内の温度を快適に保つことができるようになりますよ。

「車内快適化」のための工夫3.床にマットを敷く


車内にマットを引いた様子

車内で快適に過ごすために、キャンピングカーや車中泊仕様車の床部分にマットを敷くのもおすすめです。

マットを敷いておけば、車内で過ごす際に底冷えしにくくなったり、床面が汚れるのを防ぐことができます。

また少し厚みのある肌触りの良い素材をチョイスすることで、座った時や車内を移動するときなど、足やお尻が痛くなりづらく、とても過ごしやすくなるんです。

床面にあまりスペースの余裕が無い場合でも、場所を取らない小さめのマットを選ぶことで、出入り口付近やベッド下などにピンポイントで敷いておくことが可能です。

好みの素材・色柄のマットを選んで車に敷いておくだけで気分も上がりますし、快適度がいまよりもグンとアップしますよ!

「車内快適化」のための工夫4.シーツや敷パッド、シートクッションは季節に合わせた素材を


車内にマットやシーツを敷いた様子

ベッドのシーツや敷きパッドも、季節に合わせて交換するようにしています。

夏は車内の温度が上がりかなり寝苦しくなるため、ひんやりするシーツや敷きパッド、タオルケットを使用し、少しでも涼しく快適に眠れるようにしています。

冬は厚手で暖かみのある素材のものをチョイス。布団や毛布は保湿力・保温性が高く、肌触りの良いものを使用するとよいですよ。

また移動中にも快適さを求めるなら、シートクッション(座席用の座布団)も、季節に合わせたものを選んでみましょう。

シート下にエンジンがあるタイプの車の場合は座面の温度が上がりやすく、特に夏場などはかなりの熱さになってしまいます。

夏場だけはシートクッションをひんやりタイプのものにしてみたり、送風機能がついたものに交換をしておきましょう。

そうすることで、長時間の移動中ずっと快適に過ごせます。

「車内快適化」のための工夫5.車内収納を多めに設置しておく


収納スペース

筆者のバンはベンチチェストの中やベッド下、壁掛けフックなど「収納スペース」を多く取っており、かなりたくさんの荷物を積み込むことができるようにしています。

車内が窮屈になりすぎないように注意しながらではありましたが、できるだけ多くの収納スペースを作ったことで「荷物が入りきらない!」となったことはいままでありません。

現在も収納スペースの2割程度に空きがあり、旅先で購入した物や新しく購入した調理グッズなども追加で積み込むことができるようになっています。

さらに、大半の荷物を、雨の日でも車内で出し入れできるようにしています。

雨の日などは一度車外に出てバッグドアを開け、荷物を出し入れするのはとても大変です。

収納スペース全体の8割超が車内からアクセスできることもあり、雨の日でも物の出し入がスムーズで、ストレスもありません。

「車内快適化」のための工夫6.「毎回使うもの」は積みっぱなしにしておく


収納スペース

歯磨きセットなどの洗面用具やお風呂セット、防寒着やポータブル電源、クーラーボックスなど、筆者が車中泊をする際「毎回必ず使用しているもの」は、基本的に車に積みっぱなしにするようにしています。

積んでおけばいつでもすぐに出かけられるということもあるのですが、「日帰りのつもりだったけれど急遽車中泊」となったときでも、すぐに対応ができるという点が1番のメリットだと考えています。

実際いままでに何度も、突然「車中泊をしよう」となったことがありますが、必要なものを常に積んでいたことで、困ることは一度もありませんでした。

調理器具や食器類なども積んでありますので、食材さえ揃えば車中飯を作ることも可能です。

もちろん、定期的に車内の荷物の見直しをおこない、使っていないものはおろしたり、必要なものと入れ替えたりするようにしています。

定期的に見直しをすれば、常に「車中泊で本当に必要なもの」だけを車に積んでおくことができますよ。

数々の「工夫」を組み合わせて、快適な車内空間を作りあげよう!


車内レイアウト

今回は、車内を快適にするために、筆者が実際に車に施している数々の工夫をご紹介しました。

いま現在行っていることの他にも、FFヒーターをつけたり冷蔵庫を設置するなど、「車内快適化」のために行えることはたくさんあります。

しかし、予算やスペースの都合で諦めなくてはならない部分もあるのが現実です。

それでも、実現可能なことからひとつずつ実行し、追加や改善を繰り返しながら、少しずつ車内を快適にしていきましょう。

その工夫や改善を積み重ねる過程も楽しむことができれば、車中泊に出かけた際も、充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。

ぜひ今回の記事を参考に、ご自身にとっての「快適な車内空間」を時間をかけて作ってみてくださいね。