エンジン停止していても動くカーエアコン?!開発の展開が気になる「Parkooler」
既存の車にも装着できる?!
さて、気になるのは電源である。
「きゅうでんしゃ」ではリチウムイオンバッテリーを搭載して、サブバッテリー機能&カーエアコンのエネルギー元としていた。
今回展示された「Parkooler」ではリチウムイオンバッテリーは搭載せず、外部電源(AC100V)でのみ作動、となっていた。
そこだけ切り取って考えると、一見「退化」の様にも思える。
だが、リチウムイオンバッテリーはまだまだ高価である。
システムをシンプル化することで価格を抑え、外部電源さえ得られれば使えるというメリットは大きい。
RVパークやキャンプ場などAC電源を備えた場所はもちろん、最近流行中のポータブル電源でも対応可能。
大容量サブバッテリー×インバーターの組み合わせでももちろんOK。
つまり、十分に活躍の場はあると言える。
さらに、システムがシンプル化した最大の利点は「既存の車にも装着できる」ということだ。
前述の通り、元々のカーエアコンを使うので室内・外機を取り付けるスペースを捻出する必要がない。
軽自動車やワンボックスカーなどのコンパクトな車両にも、後付けで装備可能だという。
新車のときにしか装着できないシステムが多い中、これは期待大といえるのではないか。
コンパクトキャブコンやバンコン、軽キャンピングカーオーナーなら気になるParkooler。
残念ながら、今のところ市販時期などは発表されていない。
しかしその完成度は高く、次の展開が待たれるシステムだ。
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