軽キャンピングカーのデメリット

軽キャンピングカーのデメリット4つ「2人で車中泊」を後悔しないために!!




私たちの軽キャンピングカーのデメリット


私たちは、スズキエブリイをベース車にした「軽バンコン」で車中泊をしています。

コンパクトで小回りが利き、普段乗りができる軽バンコン。

ですが、実際に使ってみて感じているデメリットもあります。

・居住スペースが狭い
・スピードが遅い
・パワーが出ない



居住スペースが狭い


・後部座席をたたんでベッドを作らないといけない

スズキエブリイの後部座席

普段は子どもの送迎やお出かけなどに、後部座席を使っています。

車中泊をする時にはベッドを作るために、後部座席をたたむ必要があります。

ベッドを作るには車外に出なければいけないので、雨や風の強い悪天候の日は大変です。

・寝る時にお互いの体が当たる

スズキエブリイのフラットベッド

夫婦2人で寝るときはかなり窮屈です。

寝返りを打つたびに相手の体が当たります。

身長が170cmの夫は、ギリギリ足を伸ばせますが、身長180㎝以上ある方なら足を曲げて体を丸めないと寝られません。

・天井が低い

スズキエブリイの車内

軽バンコンの室内では、頭が天井に当たってマットの上には立てません。

マットの上でひざ立ちをしても、夫は頭が天井に当たります。

・運転席から後部座席に行くとき、体を丸めるのが大変

スズキエブリイの車内の運転席助手席

雨の日や、夜にスライドドアの閉まる音を出さないように、運転席から後部座席に移動することも多いです。

頭を打たないように、体を丸めて移動するのが窮屈で、腰や体が痛いと姿勢を変えるのが大変です。

・体が家具に当たる

スズキエブリイの車内頭上収納

ビルダーさんが、オリジナルで収納家具を手作りしてくれた私たちの軽バンコン。

収納には便利ですが、時々体が家具に当たります。

スズキエブリイの車内男性ひとり

大きく体を動かせないので、動きは小さくなります。

車内では、家具の位置を把握して動いています。

・スライドドアから入る時に、くつを置く場所がない

スズキエブリイのベッド下

車内に入るときは、くつを置くところがありません。

雨の日は、車内に入るときが大変です。

・家電を置く場所がない

大きいサイズの冷蔵庫、電子レンジ、クーラーなどは置けません。

・荷物を置くスペースが少ない

スズキエブリイの収納庫

天井付近に収納家具があるので1泊分の荷物は十分置けますが、キャンプ道具や長期間の旅行などに必要な道具を置くスペースはほとんどありません。

スピードが出ない


スズキエブリイの運転時の様子

高速道路を時速100キロで走ると、パワー不足を感じます。

ベース車はスズキのエブリイバン(4ナンバー商用車)。

ターボ車も選べましたが、私たちはノンターボにしました。

運転は普段使いが多いのでターボエンジンは必要ないかな、と思ったのです。

遠くに行くことが多く高速道路をよく走るのなら、ターボ車にすることをおすすめします。

高速道路を走るときなど、ターボ車にしなかったことを後悔します。

パワーが足りない


坂道

上り坂や登り勾配のきつい坂道では、勢いがなくなります。

アクセルを全開まで踏んでも、ゆっくりしか進みません。

また、でこぼこした不整地などでは、進む力が弱いです。

私たち夫婦の車中泊スタイル


スズキエブリイの車中泊の様子

私たちは購入前に「自分たちの車中泊スタイル」をよくイメージした結果、軽のバンコンを選びました。

私たちの車中泊スタイル
・ 夫婦で活用
・ 一泊ぐらいが多い
・ご当地グルメを楽しむことが多い(本格的な料理は車内で作らない)
・近場がほとんど(地元和歌山が大好きなので近場で車中泊することが多い)



軽キャンピングカーに求めること


スズキエブリイのリア荷物
私たちが車中泊をする目的は、

・趣味を楽しむ
・自然や景色を見て癒される
・写真を取る
・ウォーキングをする
・地元のおいしいものを食べる
・お酒を飲む
・温泉に入る


などです。

夫婦で行きたい場所を探し、やりたいことを見つける。

日常から離れて、気ままにわくわくすることを楽しみたい。

そんな目的を叶えるために、キャンピングカーが必要だと考えました。

そして、いろいろなタイプや大きさがあるキャンピングカーの中から、

・コンパクトで、小回りがきく
・普段も乗れる
・購入価格・維持費が安い


といった理由でバンコンタイプの軽キャンピングカーを選びました。

「狭い」というデメリットは、承知の上での選択です。

窮屈に感じることもあります。荷物が収まりきらないこともあります。

でも、狭い空間が心地よく感じられ、顔を寄せ合って食事をしたり、話をしたりすることが楽しいのです。

冬なら、小さい空間がゆえにすぐに車内が温まります。

必要ないと思った車内の設備


最後に、私たちが軽キャンピングカーのバンコンタイプを選ぶ際に「必要ないな」と判断した車内の設備をご紹介します。

いらないと判断した設備
・水回り
・電装系(サブバッテリー)



水回りの設備はいらない


キッチンや洗面などの水回り。

大型のキャンピングカーに備えてあり、キャンプや車中泊をする時に「あると便利」だとは思いました。

しかし、私たちは以下の理由で水回りは取り付けませんでした

•  排水処理に手間がかかる
•  きれいに保つためにメンテナンスやそうじが必要
•  水回りの設備を置くスペースが必要


歯磨きや洗顔は、道の駅や公共の施設(使用可能な場所のみ)の洗面所を使わせてもらっています。

基本的には車内で料理はせず、サンドイッチやおにぎりなどを買って車内で食べたり、コーヒーやスープを作って飲んだりする程度。

旅先のグルメを外食で楽しみます。

手を拭きたい時は、ウェットティッシュや濡らしたハンドタオルを使っています。

電装系(サブバッテリー)はいらない


サブバッテリーとは、車のエンジンをかけていなくても電気を使える居住スペース用のバッテリー。

軽キャンピングカーにもよく搭載されています。

バッテリーの容量・出力によりますが、これがあると電子レンジや冷蔵庫、クーラーなど、複数の家電が使えます。

私は以下の理由でサブバッテリーをつけませんでした。

•  居住スペースが狭くなる
•  小型の家電くらいしか使わない
•  車内の照明はLEDランタンで十分
•  ポータブル電源で使いたい家電を使える


ポータブル電源から電気をとる家電

ポータブル電源があれば小型家電を快適に使えます

ポータブル電源はカンタンに持ち運びができるので、車内で置き場所を変えられて便利。

小型家電なら居住スペースを圧迫しません。

車で使わないときは自宅に置いておけば、災害などで停電した際の備えにもなります。

軽キャンピングカーがあれば2人のよい思い出ができる


スズキエブリイの外観

今回は軽キャンピングカーのデメリット4つを紹介しました。

1. 居住スペースが狭い
2. 車内の設備が充実しない
3. パワーが足りない
4. スピードが出ない


軽キャンピングカーでも、キャブコンがバンコンかによって、広さや使い勝手は異なります。

自分たちの車中泊スタイルと目的をしっかり考えて、デメリットを理解した上で軽キャンピングカーを選んでください。

狭くても、工夫しながら楽しむことで、2人のよい思い出がたくさんできます!