【2024年版】車中泊の暑さ対策!対象をピンポイントで冷やすスポットクーラー5選
小型、省エネ、さまざまなスポットクーラー5選
低消費電力が魅力、シロカ「除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151」調査時価格38,538円(税込)
家庭用でもスポットクーラーはさまざまありますが、車中泊に転用する際、問題となってくるのが消費電力。
サブバッテリーやポータブルバッテリーでまかなえる電力であることが必要です。
Siroca(シロカ)「除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151」は消費電力約160Wという省エネ製品。
エアコンと同じコンプレッサー式を採用し、室温27℃、湿度60%の場合、室温-7℃の冷風が出ます。
冷風、除湿、送風の3モードがあり、1日で4.4L分の除湿が可能な除湿機能を有することも特徴。
内蔵タンクは1Lのため、こまめに水を捨てられる環境なら利用価値大です。
2022年2月時点で業界最小・最軽量だったというコンパクトさも魅力。
本体上部にハンドル付きで、簡単に持ち運びできます。
風量は3段階で調節可能、さらに2・4・6時間の3段階に設定できるOFFタイマー機能付き。
付属の排熱ダクトを屋外に出すことで効果的に冷却するため、排熱できない場所での使用は推奨されません。
空間全体を冷やす能力はありませんが、身体に直接風をあてるスポットクーラーとしての用途なら好評です。
シンプルに機能を絞ったナカトミ「スポットクーラー MAC-10CG」調査時価格27,800円(税込)
ポータブル冷房機器を多数展開するNAKATOMI(ナカトミ)の「スポットクーラー」は、機能を絞ったシンプルなミニクーラーです。
重量約13kgで、両手で持ち上げての移動が可能なほか、Amazonで販売する「MAC-10CG」モデルは底面にキャスター付き。
床などの平面なら簡単に移動させることができます。
やや高さがありますが、テーブルの上にも置けるサイズ感。
消費電力188(50Hz)/215W(60Hz)、冷房能力0.41(50Hz)/0.43kW(60Hz)で、フレキシブルダクトを向けた方向に冷風を送れます。
逆に排熱口にフレキシブルダクトを取り付ければ、熱を屋外に逃すことができるようになり、狭い空間でも使えます。
排水は容量0.75Lのドレンタンクに溜まり、満水になると自動的に冷風モードから送風モードに切り替わります。
動作音は50(50Hz)/48(60Hz)dB。
比較的高さのあるデザインで、さらにダクトが上方向に付くため、スペースに余裕のある車向けです。
持ち運びが簡単JESIMAIK「ポータブルエアコン QN650」調査時価格68,700円(税込)
JESIMAIK「ポータブルエアコン QN650」は、パナソニック製のコンプレッサーを搭載した冷却能力0.69kWのスポットクーラー。
重量約9.5kgで、ハンドル付きのため片手で持ち運べます。
操作はタッチパネルから直感的に可能で、風量は微風・弱風・強風の3段階の切り替えに対応。
ポータブル電源での使用も可能です。
送風ダクトを使えば360°の方向に風向きを調整可能で、また、排気用ダクトとドレンホースで水と熱を外に排出します。
ダクトを装着した状態で、1mの基準距離で測定した動作音は44dB~64dB。
この製品に限ったことではありませんが、静かなキャンプ場などでの使用は注意が必要です。
スタイリッシュなデザインが好評、ZY.Hyisinn「ポータブルエアコン」調査時価格69,980円(税込)
ZY.Hyisinn「ポータブルエアコン」は、珍しいカラーとデザインに注目したいスポットクーラー。
重量5.2kgのコンパクトなボディにパナソニック製のコンプレッサーを搭載し、0.52kW/1800BTUの冷却能力を発揮します。
これはおよそ3~5㎡を冷やす力で、1~3人用のテント、または1.8~2.5畳の空間に相当するとのこと。
冷房、強冷、送風、睡眠、除湿、照明の6つのモードを搭載し、付属のリモコンで操作が可能です。
容量1.2Lの水タンクを内蔵しますが、付属の排水ドレンパイプで水を屋外に出せば満水を気にする必要がなくなります。
本体から熱が出るため、窓などから排熱することが推奨される点は他社製品と同様です。
動作音は約49dB。
ポータブル電源のほか、別売りの着脱式バッテリーパックと組み合わせれば、連続約8時間の使用が可能となります。
シリーズ共通のバッテリーが便利、山善「ELEIN コンパクトクーラー」調査時価格83,500円
山善「ELEIN コンパクトクーラー」は同社のコードレス製品ライン「ELEINシリーズ」のひとつ。
単体でも購入可能ですが、充電パックと急速充電器のセットで上記の価格となっています。
AC・バッテリーの2WAY電源により、コンセントに接続して長時間使う、バッテリーパックを装着してアウトドアで使う、といった使い分けが可能です。
排熱ダクトを装着し、屋外に熱を逃せば周辺温度-10℃の冷房能力を発揮。
運転モードは冷風・送風の2つで、2段階の風量調節が可能、1・2・4時間のOFFタイマー機能を有します。
気温30℃、湿度60%時の消費電力は206Wで、約53dBの動作音が出ます。
ELEINバッテリーは、急速充電器により約2時間でフル充電に。
バッテリーは1個でも動きますが、最大4個まで装着でき、その場合は最大出力状態で2時間の連続使用が可能となります。
複数のバッテリーを用意すれば、途切れることなくコードレスで使用可能です。
もちろんバッテリーは他のELEINシリーズと共通なので、フレキシブルに家電を活用できます。
また、バッテリーにはUSB Type-Cの出力ポートが搭載されているので、モバイルバッテリーとしても使用可能です。
まとめ
いずれも扇風機や冷風扇との大きな違いは、コンプレッサーの力で室温よりも冷たい空気が送られること。
ただし車内全体の温度を下げるほどのパワーはなく、あくまで対象物に直接冷風を届ける、というイメージが近いでしょう。
室内機・室外機一体型のため、本体から排出される熱を屋外に逃すことがポイントです。
車で使うなら、本体背面を窓にあてる、排熱ダクトを通す穴を自作する、リアゲートストッパーを使うなどの工夫が必要です。
また、コンプレッサーの動作音が出るため、静かなキャンプ場では注意が必要なことや、枕元に置くと睡眠を妨げる可能性があることも考慮したいです。
それらがクリアできるなら、「夏はオフシーズン」とさえ言われる車中泊の暑さを軽減する、強力な相棒となってくれるでしょう。