キャンピングカーに発電機を搭載!使ってみてのメリット・デメリットを解説

キャンピングカーの電力不足を解決!発電機を導入するメリットと注意点



購入した発電機はこちらのポータブルタイプ!

ポータブル発電機 メリット デメリット

私たちが選んだ発電機は、ドイツ製の「maXpeeding rods(マックスピーディング・ロッズ)」というメーカーのものです。

この会社は車関連の製品を取り扱っており、ネット上のレビューも良く、価格も手頃で利用者が多いことから、この製品を選びました。

商品はMXR1500 価格:279ユーロ(約44,000円)

⚫︎重さが11,5kgと女性でも持ち運べます
⚫︎大きさ:高さ42cm、長さ40cm、幅24cm。コンパクトサイズでキャンピングカーの収納にも便利
⚫︎出力電力:最大 1,200W
⚫︎インバーター内蔵で家庭用コンセントの他、USB端子も付いてます
⚫︎燃料はガソリン
⚫︎燃料タンク容量:2,4L
⚫︎エコノミーモードで6〜8時間運転可能

ポータブル発電機 メリット デメリット

もっと大きな電力を供給できるモデルもありましたが、大容量になるほどサイズや重量も増すため、持ち運びしやすいコンパクトサイズを選びました。

またカバーも付いているので、キャンピングカーのトランクに収納しておき、必要なときに簡単に取り出せるようにしています。

※1ユーロ=160円(2024年8月10日時点)

詳細はこちら▷maXpeedingrods HP

日本ではまだ未発売のようです。

類似商品はこちら▽

実際にキャンピングカーで発電機を使ってみた

ポータブル発電機 メリット デメリット

実際にキャンピングカーで発電機を使ってみました。

発電機にはいくつかの注意点があり、メンテナンスも重要なので、初めて使用する前にはマニュアルをしっかり読むことが大切です。

発電機はガソリンを使用するため、排気ガスが本体から出ます。

そのため必ず外で使用します。

室内での使用は非常に危険なので絶対に避けてください。

私たちはできるだけキャンピングカーから離れた、ひらけた場所で排気口を車と反対方向に向けて使用するようにしています。

ポータブル発電機 メリットデメリット 使い方

まずは、専用のエンジンオイルを注入します。

このオイルは、最初の20時間使用後に一度交換し、その後は100時間使用毎に交換が必要です。

燃料口にガソリンを入れ、ガゾリンタンクにつながる排出口を開けます。

そして電源を入れた後、ガソリンの開封レバー(安全装置)を開きます。

発電機はリコイル式で起動するため、ハンドルを押さえながらロープを勢いよく引きます。

最初は慣れていないため、何度かやり直すこともありましたが、コツはためらわずに一気に引くことです。

気温が低い日は、起動に少し時間がかかってしまうこともありました。

ポータブル発電機 メリットデメリット 使い方

エンジン音は大きめですが、そこまで気になるほどでもないかなと感じました。

音の大きさは、芝刈り機やミキサーくらいの音かなと思います。

近隣の人には騒音となる可能性があるため、なるべく住宅を避けて、人の居ないとこで使用するようにしています。

この発電機はインバーターを内蔵しており、コンセントやUSBポートもついているため、パソコンやスマートフォンを直接充電できるのですが、私たちは主にポータブル電源の充電やキャンピングカーのサブバッテリーへの給電で使用しています。

ポータブル発電機 メリットデメリット 使い方

ポータブル電源への充電は、約1時間のスタンダードモード起動で、0%から80%まで充電できたのでとても満足しています。

また、キャンピングカーの外部電源コンセントへ繋いで、サブバッテリーへの給電も問題なく行えました。

2,4Lの燃料でエコノミーモードなら約6時間〜8時間稼働できるようです。

ポータブル発電機 メリットデメリット 使い方

使用後はまだ少し熱を持っているため、1時間ほど外に置いて、完全に熱や排気が無くなってから収納するようにしています。

発電機のメリット・デメリット メリット

ポータブル発電機 メリット デメリット

メリット

コンパクトで持ち運びが可能なため、手軽に持ち出すことができるので、大雨や台風、地震などの災害時の停電対策としても非常に役に立ちます。

また、ガソリンさえあればどこでも発電し電気を供給できるので、外部電源のない大自然の中でも長期の車中泊が可能です。

エンジンよりも排気量が少ないため、効率的に電力を供給することができます。

デメリット

発電機は室外でのみ使用したり、燃料タンクの補給や保管に細心の注意が必要だったりと注意事項が多いです。

また音が大きく、使用する際は近隣住民への配慮が欠かせません。

そのため日本で使用する場合、使用できる場所が限られてしまうかもしれません。

周囲に住宅がない自然の中で使用するのが理想ですが、ヨーロッパでも他のキャンピングカー利用者がいる場合は、できるだけ音が気にならない時間帯や、少し距離をとって使用するよう心がけています。

また、サイズが大きいため、搭載場所に悩むこともあります。

特にガソリンを扱うため、安全面を考慮して居住空間には収納せず、車のトランクなど外部に収納するようにしています。

発電機を載せて快適で自由度の高いアウトドアライフを提供

発電機を導入してから約2ヶ月が経ちましたが、今までの使用回数は3回ほどです。

現在、私たちは夏でも気温の低いノルウェーを旅していますが、雨が多い地域で、5日間続けて雨が降った際に発電機を利用しましたが、とても助かっています。

以前は、雨の多い地域や外部電源がない場所への旅を、エネルギー不足が心配でためらっていましたが、発電機を乗せてからはその心配も無くなり、より快適で自由な車中泊ライフを楽しめるようになりました。

これからも、悪天候や災害時などの「いざという時」の備えとして、発電機を使い続ける予定ですが、キャンピングカーに発電機を搭載することで、電源確保の柔軟性が高まり、快適なアウトドアライフを楽しめています。