キャンピングカーいる装備 いらない装備

キャンピングカー憧れの装備は本当に必要?実際に追加搭載した装備としなかった装備



はじめに


こんにちは。家を断捨離してキャンピングカーで毎日バンライフを送っている、むっちゃんです。

さて、既にキャンピングカーに乗られている方も、これからキャンピングカーを購入したいと考えている方も、何かしら憧れのキャンピングカーの装備があるかと思います。

しかし、キャンピングカーの装備というのは往々にして高価なので、憧れの装備があっても、実際に搭載するかどうかは予算との兼ね合いで非常に迷うところですよね。

そこで今回は、私がキャンピングカーを購入する前に「あったら良いな」と思っていた装備を5つピックアップ。実際にバンライフを送ってみて、改めてそれらの装備はいるのか?いらないのか?どう感じたのかをご紹介していきます。

キャンピングカーに搭載する装備について迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

購入する前に「あったら良いな」と思っていた装備


皆が口を揃えて絶賛!FFヒーター


FFヒーターを欲しいと思った理由は、車内がとても温かくて快適になると評判だったから。

キャンピングカー乗りの先輩達が口をそろえて「冬はFFヒーターがないとやってられない!」「FFヒーターは必須!」とおっしゃっていたこともあり、「寒いのを我慢して風邪を引くくらいなら、思い切って買っても良いかなぁ」と思っていました。

FFヒーターはダイネットだけでなく、バンクベッドやリアベッド、はたまたマルチルームまで吹き出し口があり、どこで何をしていても温かい――そんな魅力的な話を聞いてしまうと、キャンピングカーショーやフェアに出かけても、ついついFFヒーターに目が行ってしまいます。

冬場にキャンピングカーショーやフェアでFFヒーターの威力も体験してしまったので、購入へと気持ちが傾いていました。

しかし、予算との兼ね合いから、結局購入したのはFFヒーター未搭載の車体。ですがそれでも、秋~初冬にかけてはバンライフを送ることができました。

安全対策に!タイヤ空気圧センサー


タイヤ空気圧センサーを欲しいと思った理由は、もちろん安全対策として。

キャンピングカー関連の事故でもっとも発生件数が多く、甚大な被害につながるのが『タイヤのバースト事故』だと耳にしていたからです。

トラックと生活用品が満載の居住スペースからなるキャンピングカーは、いわば重量級選手。普通車よりもタイヤに負荷がかかるので、よりバースト事故に気を配らないといけないのです。

そのため、常にタイヤの状態を把握し、定期メンテナンスを行うことは欠かせません。

そこで、タイヤ内の空気温度を測ることができ、異変をいち早く察知できる空気圧センサーは、命を守るためのアイテムとしても必須だと感じたのです。

しかし、こちらも予算の関係でいったん搭載は見送りました。

太陽の力を借りて電力を確保!ソーラーパネル


ソーラーパネルを欲しいと思った理由は、常に屋外で過ごすバンライフにおいて、毎日生活するのに必要なだけの電力を賄うためです。

しかし、ソーラーパネルはキャンピングカーのオーナーさんによって意見が分かれるアイテム。

「常に屋外に停めてあるけど、週末にくるま旅をする分には十分な電力を賄える」と言う方もいれば、「いつも晴れているとは限らないし、毎日生活するための電力までは補えない」と言う方もいたり。

さらには「ソーラーパネルがあったら天井部分の掃除が大変だし、雹(ひょう)でも降ったら傷ついてダメになる。車体も重たくなるから、タイヤにも負担がかかる」なんて話も。

いろいろな意見を聞いているうちに迷いが生まれ、結局ソーラーパネルが付いていない車体を選びました。もしも最終候補に残った車体にソーラーパネルが付いていたら、購入していたかもしれませんが……。

このリアを見たらキャンピングカーだと分かる!ラダー


キャンピングカー ラダー

ラダーとは、キャンピングカーのリア部分にあるハシゴのこと。

このラダーが欲しかった理由は単純で、ラダーがあれば一気に『キャンピングカー感が増すから』というものでした。むしろ、どのキャンピングカーにも標準装備として搭載されていると思っていたんですよね。

ラダーがあれば天井部分の掃除もしやすそうですし、夜になったら天井に登って横になり星空観察ができるのでは……とも期待していたのですが、そもそもキャンピングカーの荷室に使われているFRP素材は強度的にあまり乗らない方が良いとされていますし、全長が長くなることでフェリーに乗船するときの搭乗料金が高くなるというデメリットもあると知って搭載は諦めました。

パワー十分!リチウムイオンバッテリー


リチウムイオンバッテリーを欲しかった理由は、普通の鉛バッテリーに比べて軽くて耐久性に優れ、電圧降下が起きにくいため。電気残量がかなり減っても、家電を使えることも魅力的でした。

高性能であるし、万年重量級のキャンピングカーを少しでも軽量化できるところに惹かれましたが、非常に高価で手が届かないこともあり、リチウムイオンバッテリーも搭載を見送ることに。

結局、後日に追加搭載した装備


「あったら良いな」と思っていた装備の搭載を見送った理由はさまざまですが、共通するのは予算の都合がつかなかったこと。こればかりはどうしようもありません。

脱サラして無収入の状態で日本一周バンライフをしてみようと思ったものですから、憧れの装備すべてを搭載した車体は購入できなかったのです。

しかし、一度は搭載を見送ったものの、実際にバンライフを送る中で必要性を感じ、追加搭載した装備もあります。それがこちらです。

FFヒーター


キャンピングカー FFヒーター

予算との兼ね合いからFFヒーター未搭載の車体を購入しましたが、バンライフ初めての秋~初冬を過ごした後、やはり冷えが厳しくなってきたので真冬前に追加搭載しました。

FFヒーターは、バンクベッド・リアベッド・マルチルームにも吹き出し口をつけるのが一般的ですが、我が家では相談した結果「ダイネットが暖かければ良い。バンクベッドやリアベッド、マルチルームは暖かくなくて良い」という結論に。

FFヒーターを導入してからというもの、室内はいつでも快適空間です。搭載前は室内でも動きづらい程の「防寒モコモコ姿」でストレスを感じていましたが、FFヒーターを搭載してからは、外は-10℃でも、室内はシャツ1枚で身軽に過ごせるのです。


また、寒い中での観光も「家(キャンピングカー)に戻れば暖かいから、もう少し楽しんじゃおう」という気持ちの余裕が生まれ、クルマ旅もより充実したものになりました。





※もし我が家と同じ考えの方で、搭載作業をしてくれるビルダーさん(キャンピングカー製造会社)を探すのが難しいという場合は、一度下記のビルダーさんにご相談してみてください。追加装備の取り付けやリフォームなど、他社のキャンピングカーでも様々な相談に乗ってくれます。

NEST TOOLS
電話番号:04-2001-0501
公式サイト:http://www.nesttools.co.jp/




タイヤ空気圧センサー


キャンピングカー タイヤ空気圧センサー

タイヤ空気圧センサーも、実際にバンライフを始めてから追加搭載しました。キャンピングカー横転事故のニュースを立て続けに見たのがキッカケです。

空気圧センサーは国内の電波法を順守している物を愛用しています。実は現在使っている空気圧センサーの前に、ケチって海外で製造された物を使ってみたのですが、電波を受信せず使えませんでした。

ケガや命の危険に繋がることなので、今度はケチらず電波法を順守している物を用意し直すことに。ちなみに、違法電波製品と国内電波順守品では、値段が2~3倍ほど違ってくる傾向にある気がします。

導入前は、寝ている時に「タイヤをいじられていやしないか」「知らない間にパンクしていて空気が抜けてやしないか」不安で、走行前は車外を一周して、タイヤ周りの確認をしていました。


出発前にはタイヤ周りを一周する癖は抜けませんが、タイヤ空気圧センサーを導入してからは異常を知らせてくれる安心感から、夜、心配しながら寝なくて済むようになりました。



やっぱり必要ないと感じた装備


追加搭載をした装備もありますが、結果的に「搭載を見送って良かったな」と感じている装備もあります。あくまで我が家の場合ですが、それがこちらです。

ソーラーパネル


実際に430日バンライフを送っていますが、一度もソーラーパネルがないことで不便さを感じたことはありません。

ただし、これは発電機やサブバッテリーがあることも影響していると思います。

ラダー


430日のバンライフの中で、天井に登ったのはたったの2回だけでした。使用頻度的に、無理に搭載しなくて良かったと思っています。

リチウムイオンバッテリー


現在搭載しているサブバッテリーだけで結果的に十分生活ができます。高性能なだけあって大変高価なので、背伸びしなくて良かったと思っています。

まとめ


キャンピングカーいる装備 いらない装備

これまでキャンピングカーを乗り継いで来ている方は、すでに自分のスタイルが確立できていたり、乗り継ぐたびにいろいろなスタイルを試しているかもしれません。

しかし、これからキャンピングカーの購入を検討している方は、どんな装備を整えた車体が自分に合っているのかまだピンと来ていないと思います。

私自身、キャンピングカーを購入する前には「あったら良いな」と思っていたものの、実際にバンライフを始めてみると、結局は必要なかった装備もいくつかありました。

希望のスタイルや予算と相談しながら、ぜひご自分に合った車体を探してみてくださいね。あなたも、素敵なキャンピングカーと巡り会えますように。