【日本特殊ボディー】HAYABUSA(ハヤブサ)

【日本特殊ボディー】HAYABUSA(ハヤブサ)



日本特殊ボディー HAYABUSA(ハヤブサ)

日本特殊ボディーHAYABUSA 内装

日本特殊ボディーの「HAYABUSA(ハヤブサ)」は、一見するとその大きさからバスコンか?と思うほどだが、実はこれ、ベース車両はいすゞのエルフをベースにキャンピングカー専用の設計変更を施した、シャシーを持つBe-camを使ったキャブコンである。この、いすゞのBe-camを使うことで快適かつ安全・安心なキャンピングカーライフの実現が可能になった。

ユーザーと共に構想から3年もかけて作ったというHAYABUSA(ハヤブサ)。ユーザーの声が直に入っているため、細かいところまで手が届き、欲しいものが全て入っている完璧なキャンピングカーである。

HAYABUSA(ハヤブサ)
ビルダー:日本特殊ボディー
タイプ:キャブコン
ベース車両:いすゞ Be-cam 2tワイド
価格:¥19,900,000〜
乗車定員:8名
就寝定員:大人7名
全長:5,750mm
全幅:2,200mm
全高:2,950mm

外装

耐荷性が驚くほど高く運転も快適

日本特殊ボディーHAYABUSA外装

スタイリッシュな外装は日本の車とは思えないほど洗練されている。こんなに大きな車だと運転が大変ではないか気になるところだが、Be-camというベース車両の特性で高速走行でもハンドルがブレることもなく安定して走ることができる。

また、たくさんの機能や設備を兼ね備えたこの車だが、それらすべての設備を全部含めても耐荷重は十分に耐えられるようになっている。大人7人が乗って、荷物を500キロのせても十分に耐えられるというのだから驚きだ。

日本特殊ボディーHAYABUSA左側面

その高い耐荷重を実現する秘密のひとつがタイヤだ。後輪がダブルタイヤにすることで耐荷重を高めている。また、太くて頑丈なハブボルトが使われており、タイヤの幅もかなり大きめ。ブレーキも高性能なものを使用しているため制動力も確保できる。足回りはとても安心の設計だ。

電気系統もかなり強い

日本特殊ボディーHAYABUSA ギャレー

電気系統の性能は他の車と比べても最高レベルに高い。床下に配置されるサブバッテリーは12V/190Aのバッテリーを左右に2個ずつつ搭載しており、エンジンをかけず、発電機も使用せずに、ルームエアコンを2泊3日もつけていられる程だ。

そもそも運転の発電容量、オルタネーターが24V/90Aと他と比べても飛び抜けて大きい。なんと1〜2時間の走行でほぼ満充電となる性能の高さだ。

他にも天井にはソーラーパネル155Wが4枚もついている。日中はソーラーパネルの電気でエアコン等の電力を賄えるため、夜にバッテリーを使えば電気がなくて困ることはほぼないだろう。

居住スペース

ダイネット

日本特殊ボディーHAYABUSA ダイネット

とても広いダイネットはまるで家にいるかのようなゴージャスな雰囲気。ホームシアターシステムも装備されており複数のスピーカーが装備されているので快適に過ごせること間違いなしだ。

日本特殊ボディーHAYABUSA内装ダイネットフルフラット

テーブルは折り畳むことでサイズを変更することができ、高さの調節もできる。このテーブルを一番下まで下げ、背もたれのマットを設置することでフルフラットベッドに変更可能。

ベッド

日本特殊ボディーHAYABUSA リア二段ベッド

車両の最後部に設置されている二段ベット。枕元にはライトに加えてUSB充電が可能な電源や小物を置けるスペースがあり使い勝手が非常に良さそう。窓についているバーは寝ている時に身体がぶつかって窓を壊さないように取り付けられたものだそう。

日本特殊ボディーHAYABUSA バンクベット

バンクベットは格納式になっており、使用しない時には天井にくっつけるような形で格納されており、これを下げることで大きなバンクベッドが出現する。一見重そうだが、ダンパーがついているので女性の力でも楽々展開することが可能。転落防止のネットもついているので小さな子供でも安心だ。

お風呂

日本特殊ボディーHAYABUSA お風呂

この車の一番の特徴と言っていいのが風呂付きという所だろう。湯船には110リッターの水が入り、追い焚き機能まである。浴槽にお湯を入れたまま走れるのかという疑問が浮かぶが、そのまま走行してもお湯が飛び出さないような工夫がフタに施されているので安心。

日本特殊ボディーHAYABUSA 風呂2

浴室乾燥機が付いているため、車内の湿気に悩まされることもないだろう。そして、なんと浴室乾燥機にはミストサウナがついている。これは女性にも嬉しい装備ではないだろうか。

日本特殊ボディーHAYABUSA シャワー

窓を開けることもできるので、景色の良い場所で外の景色を見ながらお風呂に入れば露天風呂のようで気持ちが良さそう。

日本特殊ボディーHAYABUSA 風呂場収納

防水の小さな収納スペースもあるので、タオルなどを収納することができる。冬場などの乾燥する季節にはダイネット側についている防水の窓を開けることで、湯船の湯を利用して部屋の加湿ができる工夫もある。

最後に、使用した風呂の水はどうするのかが気になるが、キャンプ場などの排水ができる場所であれば、床下にホースをつけてダイレクトに捨てることができる。直接の排水ができない場所では切換えバルブをひねれば、排水タンクに捨てることが可能。

まとめ

構想から3年もかけて作ったということだけあり、HAYABUSA(ハヤブサ)は完全無敵のキャンピングカーに仕上がっている。風呂やトイレ、大容量の電気と、もはや無いものが無い。

広さも十分にあるため、自宅にいるのとほぼ変わらない感覚で過ごせるのではないだろうか。値段は他のキャンピングカーに比べて高いものの、内容はもはや家とほぼ変わらないので買う価値は十分にあるだろう。