軽バンで車中泊日本一周した夫婦が積んでいた装備を全公開
目次
荷物選定の基準
私たちの荷物選定は、以下の基準でおこないました。
• 必要最低限のもの
• 途中で買い足せるものは除外する
• プラスチック製を中心に捨てやすいもの
• スタッキング(積み重ね)可能なもの
• 安くて壊れても問題ないもの
• できるだけ小さいもの
まず、大前提として「不要なものは持っていかない」というルールを徹底。
夫婦で「本当に必要か?」と吟味しながら、アイテムを厳選していきました。
食器やキッチン道具などは、壊れにくく捨てやすいプラスチック製のものを揃えました。
実際に使っていたグッズを紹介
ここからは私たちが日本一周中に実際に使っていたグッズを以下の項目に分けて紹介していきます。
• キッチングッズ
• お風呂グッズ
• 工具や趣味グッズなど
• 電気関係グッズ
それぞれを写真付きで紹介します。
キッチングッズ
キッチングッズの選定基準は以下のとおりです。
• コンパクトなもの
• 100均で買えるもの
• プラスチック製のもの
使うかどうか迷うものは除外し、確実に使うと判断できるものだけを持っていきました。
包丁はペティナイフのみ、まな板は約15cm×約25cmのコンパクトなプラスチック製のものを選択。
割り箸を常備しておき、料理するときや食事するときに使っていました。
炊飯はメスティンで
旅の途中で購入した、DAISOの1,100円のメスティンが大活躍。
実は日本一周に出発する前に購入していたミニ炊飯器を持っていったのですが、初期不良で炊飯できず荷物になってしまいました。
そのため、しばらくは手持ちの鍋で炊飯していましたが、出会った旅人さんにメスティンの良さを教えてもらい、購入することに。
フッ素加工されている1.5合のメスティンを購入したのですが、大きさもちょうど良くおいしく炊飯できました。
調理器具やキッチングッズを汚さずに使う工夫
私たちの愛車には水道設備がなかったため、調理や食事の際は、できるだけ調理器具やキッチングッズを汚さないように気をつけました。
具体的には以下の工夫をしていました。
• まな板にはまな板シートを敷く
• 調理や食事には割り箸を使用
• お皿はラップを巻いて使用
野菜は包丁で切っていましたが、生肉専用のキッチンハサミを別で用意して使用していました。
使用後のメスティンは、温かいうちに少量の水を入れて拭き取ります。
その後「エコキッチンクリーナー」で仕上げ拭きをしていました。
調理器具が汚れたときにも、エコキッチンクリーナーで拭き取っていました。
エコキッチンクリーナー▽
お風呂グッズ
お風呂グッズは、無印良品のミニボトルに詰め替えたものをポーチに入れて持ち運んでいました。
カゴにボトルやボディタオルを入れておき、すぐに持ち運べる「銭湯スタイル」も検討しましたが、2人分のスペースがもったいないと考えた結果、ポーチ持ち運びスタイルに決定。
シャンプーやボディソープはキャップ付きの詰め替えパックを購入し、車内で保管。
必要に応じてミニボトルに詰め替えていました。
キャップ付きの詰め替えパックは、振動などでポンプが押される心配がなく、立てても横にしても保管できる点がメリットです。
また、なくなった際に処分しやすいのも嬉しいポイント。
一時期は多くのシャンプーがキャップ付きの詰め替えパックで販売されていましたが、最近は少なくなってきたように感じます。
そのため私たちは無印良品の詰め替えシリーズを購入していました。
工具や趣味グッズなど
自分たちでDIYした車だったため、何か不具合が出た際に対応できるよう、最低限の工具を積んでいました。
実際に積んでいた工具は以下のとおりです。
【実際に積んでいた工具】
• ドライバー
• ネジ
• ラチェット
• モンキーレンチ
• 六角レンチ
• キリ
• 定規
• メジャー
• カッター
• はさみ
• 両面テープ
• 養生テープ
• ガムテープ
• ボンド
• ニッパー
• ペンチ
• やすり
幸いにも、旅の途中で大きな不具合はなかったため、出番はほとんどありませんでした。
換気扇のファンの調子が悪くなった際に、工具を使って解体と修理に使ったくらいです。
工具の使用頻度は低いため、床下収納の1番奥に保管していました。
また、登山用のシューズとウェアも持っていきましたが、こちらも使用頻度は低いため、ルーフキャリアに積んでいました。
ルーフボックスは購入せず、タイヤ保管用カバーで包んだものをルーフキャリアに積むスタイル。
タイヤ保管用カバーは旅の途中で購入したのですが、紫外線防止効果や防水効果があり、安くて大活躍でしたよ。
具体的には、ルーフで保管したいものを45リットルのポリ袋に入れて口を結び、それをタイヤ保管用カバーに入れて口を結んでいました。
ルーフキャリアに積んだあとはラチェットベルトでしっかり固定していました。
タイヤ保管用カバー▽
電気関係グッズ
快適に車中泊生活が送れるように、電気関係の道具は充実させていました。
具体的には以下の道具を車載しています。
• ポータブル冷蔵庫
• ポータブル電源
• ソーラーパネル
• 照明
【ポータブル冷蔵庫】
−20℃から20℃まで温度調整ができる15Lのものを購入。
静音設計でバッテリー上がりも防ぐ仕様など、車中泊向きであると考えてこちらを選びました。
車内温度が高くなる夏場は特に大活躍しました。
ポータブル冷蔵庫▽
【ポータブル電源】
私たちはECO FLOWの「River Pro」を購入しました。
走行充電とソーラー充電の両方に対応していることや、大容量なのにコンパクトなところが決め手です。
720Whの大容量ながら、車内に置いても圧迫感がないサイズが気に入っています。
ポータブル電源▽
【ソーラーパネル】
RENOGYの100W2枚セットを購入しました。
さまざまなソーラーパネルを比較したところ、サイズ感や価格、口コミのバランスが最も良いと感じたので、選択しました。
RENOGYソーラーパネル参考商品▽
【照明】
ネットで購入した「ASSEUI LED バーライト」を天井に備え付けました。
USBバーライトなので、ポータブル電源から給電して常時使えるように。
調色や調光もできるので、使う場面に応じて変えられるのも便利でした。
照明▽
寝具と衣類は夏用と冬用に分けて衣替え
寝具や衣類は季節によって使うものが変わるため、大きく夏用と冬用に分けて衣替えしていました。
ここでは寝具類と衣類に分けて解説します。
寝具類
2022年7月の出発時には夏用のタオルケットのみを積んでいた私たち。
9〜10月に北海道を巡っていたのですが、あまりに寒くて途中で電気毛布と薄手の毛布を購入しました。
そのままなんとか旅の前半戦を終えて、11月に所用のため一次帰省しています。
後半戦の出発時には電気毛布、冬用寝袋、夏用の寝具を積みました。
その時期に使わない寝具は、圧縮したうえでタイヤ保護用カバーの中に入れ、ルーフで保管していました。
電気毛布参考商品▽
衣類
他の荷物と同様、厳選して使っていました。
旅中の洗濯はコインランドリーで乾燥までしようと考えていたため、乾燥機にかけても問題ないものを選びました。
また、春服と秋服は兼用することで枚数を減らし、冬も上着を羽織るなどで調整しました。
私たちはおしゃれさよりも機能性を重視し、動きやすいものや乾きやすい素材の衣類を着用しました。
限られたスペースの収納の工夫
軽バンという狭い空間で大人2人で生活するために、以下の工夫をしました。
• できるだけスタッキング(積み重ね)をする
• 同じタイミングで使うものは同じ場所に収納する
• ルーフキャリアを設置して積載量を増やす
• 衣類はコンパクトに畳んで保管する
同じカテゴリのものを同じ場所に収納しがちですが、同じタイミングで使うものをまとめることをおすすめします。
たとえば、調理するときも炊飯とおかず作りでは使うものが異なります。
炊飯で使うお米や計量カップ、メスティンはひとまとめにしておくと、給水させるときもパッと準備ができて便利です。
また、長期的な軽バン旅を大人2人でする場合、ルーフキャリアの設置はマストでしょう。
少しでも車内空間を快適に過ごすために、使用頻度の低いものはルーフへの積載がおすすめです。
軽バン車中泊は工夫するのも楽しみの1つ
今回は軽バンで車中泊日本一周をした私たち夫婦の荷物についてご紹介しました。
空間が限られている軽バンは荷物選びがとても重要です。
ミニマリストではない私たちは選定にとても悩みましたが、本当に必要なものを見極める力がついた気がします。
夫婦であれこれ話しながら荷物選びをしたのも良い思い出となっています。
荷物選びも軽バン車中泊の醍醐味だと思えば、より楽しくなりますよ。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。