「HONDAバモス」をDIYでキャンピングカーにしてみた【軽バン秘密基地計画#01】

DIY・パーツ

ひょんなことから本田バモスをもらえる話が舞い込んだ。
これをそのまま2回り位大きくしたような日産キャラバンスーパーロングを持っているから、自分には必要ないといえば必要ない。

しかし、この狭くて広い不思議な空間の中にいると何故かワクワクしてしまう。小回りが効いて燃費が良くて高速代が安いというメリットもあるにはあるが、2台持ちの経費は無駄だし、キャラバンで旅をするのは快適で使い心地に不満などない。

「実際、これをもらったところでキャラバンとどうやって使い分けるの?」と自問自答もしてみた。でも、言って見ればどうやら自分は、家族に何と言われようと天井の高い家より狭いところにいる方が落ち着くタイプなようだ。

「バモス君小さな秘密基地化計画」に駆られる衝動を抑えきることなどできず、結局譲り受けることになってしまった。

色も偶然同じ黒で、なんとなく全体的なシルエットも顔つきも似ていて、こうやって並べてみると親子みたいでかわいい。

後部座席を収納すれば長さが180cm以上あるほぼフラットな空間が出現するため、ちょっと工夫すればこのままでも寝ることは可能だ。

しかし、ほぼフラットとは言え、収納した後部座席と荷室の床面とは4cm位の段差があり、左右両端から20cm位のところに座席を固定する金具が出ているため、敷物で段差を解消しても真ん中辺りで寝ることを強いられる。

どうせ一緒に寝てくれる人などいないオッサンだから、就寝スペースは一人分でOKだけど、車で移動する目的がインフレータブルSUPボードやフォールディングカヤックなど比較的大きな荷物を運ぶことでもある私にとっては、真ん中に寝るのでは荷物の積載を考えると効率が悪い。

また、後部座席は左右分割して収納することができる仕組みになっているが、右後部座席を収納した状態では、私には運手席が少し窮屈になってしまうため、右後部座席は基本収納しない状態にしておきたい。そしてその方が靴を脱ぐ玄関のようなスペースも確保できて便利でもある。

経験上、サービスエリアなどで仮眠する際に、いちいち荷物を一旦外に出したりベッドを作ったりするなどの面倒は絶対に避けたく、サッと寝られるスペースを常に確保しておきたいという希望もある。

後部座席は天井の高さはそこそこあるけど床の高さが低くて、案外年寄りを乗せる時なども使い勝手が良い。後部座席を収納すればバイクや耕運機なんて物も積むことができる。そんなことも考えると、せっかくなら簡単に「素の状態」に戻せるようにしておきたい。

これらを総合すると左後部座席を収納し、段差を解消する床を作ってしまうのがベストと考えた。室内高を極力減らさないように2×4材で低い枠組みを作って段差と金具の問題を解消し、その上に構造合板を乗せて平らな床を作ってみた。


床はとにかく真っ平らなので、良いマットさえあれば究極の快眠スペースが出現する。尚且つマットは別体なので荷物の積載に使いやすい状態も確保されている。


床板は簡単に外すことができ、下はこのようにちょっとした収納庫になっている。


意外とこうした細々したものを置くスペースがないので、このささやかな床下収納が思いの外重宝する。枠組みは固定せずに置いてあるだけなので全撤去するのも簡単。

でもピタッとはまっているような状態になっているため、ズレてしまうようなこともない。
そして前後分割式なので、前半部分を外して荷室側に移動し、左後部座席を出せばこの通り。

通常の4人乗り状態と遜色がない。
快適な睡眠には遮光も重要。リアサイドウィンドウ用のカーテンは、磁石で固定するタイプの手頃な大きさのものが見つかった。


荷室のサイドウィンドウを塞ぐ蓋のようなものは、ダンボールとプラダンの2パターンを作ってみた。どちらも新聞紙で型を取って切り抜いただけ。窓枠にギュッと押し込めば設置完了。


殺風景なので、切り抜いたダンボールに100均で見つけたレンガ柄のシートを貼ってみた。


プラダンの蓋には、外しやすいようにウェビングを付けておいた。リアウィンドウは不織布を適当な大きさに切り抜き、100均で入手した強力な磁石で留める仕組み。


実際に旅に出るときはこんな感じ。


インフレータブルSUPボードとウェットスーツや道具一式、20Lのポリタンク、キャンプ道具一式などを積み込んであるけど、そのまま寛いだり休んだりスペースは確保されたまま。

この小さな秘密基地でパドリングの旅に出ることを考えると子供のようにワクワクしてしまう。「で、これからキャラバン君とはどうやって使い分けよう?」