キャンパートレーラー オーナーインタビュー

30分で設営可能!折り畳み式キャンパートレーラーのオーナーにインタビュー



アウトドアが盛んな、ここオーストラリア。週末ともなると、キャンプ場はさまざまな楽しみ方をする人でいっぱいになる。

そんななかでもひときわ目を惹くのが、アンディさん・テリーさんカップルの、折り畳み式キャンパートレーラーだ。

今回は、オーナーであるお二人に、設営・収納についてや、天候に合わせた工夫など、折り畳み式キャンパートレーラーの魅力をたっぷり伺った。

今回お話を伺ったアンディさんとテリーさん2

30分で設営できる、折り畳み式のキャンパートレーラー


折り畳み式のキャンパートレーラー

―キャンプ歴と、このトレーラーを選ばれた理由を教えてください。

【アンディ】このトレーラーでキャンプをするのは、今回が初めてです。中古なので、遠くではなくて自宅から近いキャンプ場でテストしようと思って来ました。

あえて中古を選んだ理由は、私もテリーも仕事が忙しく、せっかく新品を買ってもそれほど頻繁にキャンプに行けるかわからなかったので、まずは様子を見ようということになったからです。

それに、キャンプに不慣れだったのもあります。慣れないうちは、どこかにぶつけてしまったり、何かトラブルを起こしてしまったりする可能性が高いですからね。

―移動や設営は大変なのでしょうか。

折り畳み式のキャンパートレーラー2

【アンディ】今は設営している状態なのでスペースを取りますが、移動の時はかなりコンパクトになります。高さも幅も、今の半分くらいでしょうか。設営には30分もかかりません。

高さがあるので男性の方が設営しやすいと思いますが、力がいらないので女性でも問題ないですよ。

ー外に出されているアイテムについて教えてください。

キャンパーバン用のスペアタイヤ

【アンディ】これは、キャンパーバン用のスペアタイヤです。黒い箱は道具箱。設営に使う道具や水平に保つための道具などをしまっています。

黒の道具箱とボトル

【テリー】水のボトルの中身は、飲料水です。いろいろ置き場を試しましたが、ここが私たちに一番しっくりきますね。

連結部分

【アンディ】こちら(上の写真)が連結部分。これまでトレーラーをけん引したことがあるので、初めてするキャンパーバンのけん引にも特に困りませんでした。

ガスボンベ

ガスボンベは料理をする時に使う予定でしたが、利便性を考えた結果、しばらくは卓上コンロを使うつもりです。BBQ台を使うのにはこのサイズのボンベが欠かせないので、いつかは出番が来ると思うのですが……。

その日まで埃まみれにならないように、摩擦や衝撃をやわらげるためにも、スーパーのバッグをかぶせています。

気候で使い分けられるスクリーンをはじめ、利便性を第一に考えた設備


―照明やスクリーン、調理設備についても教えてください。

ライト

【テリー】ライトはデコレーションの要素もあるんですが、基本は夜に見失わないために付けました。この辺りは街灯が一切なく、夜になるとどこにバンがあるかわからなくなるので。

キャンパートレーラー

【テリー】テントの後方部分は、風通しを良くするために大きく開けられます。ただし、一番薄いスクリーンだと、どうしても中が透けて見えてしまうんです。でも、換気と暑さ対策のためには仕方ないですね。

通気性は悪くなりますが、別のスクリーンにすれば外からの視界を遮られるので、あまり気にしていません。

雨の日や寒い日の時は、風が入り込むのを防ぐために、一番分厚いスクリーンにしています。

キャンパートレーラー スクリーン

【テリー】キッチンは外に設置しています。中に設置することもありますが、匂いや煙を考えると、やっぱり外の方が良いですね。動きやすいですし。

アウトドアテーブル

【アンディ】このテーブルは畳めて、移動の時はかなりコンパクトになるんです。広げるとテーブルの下に収納スペースができるので、調理器具や食器などを入れています。

アウトドアキッチンツール

【アンディ】これが先ほど少し話題にのぼった卓上コンロです。調理器具は、基本的に小鍋とフライパン、そしてダッチオーブンのみ。基本的にダッチオーブンは何でも作れますが、特に煮込み料理はおいしく仕上がりますよ。

ダッチオーブン

【アンディ】蓋はかなり熱くなるうえに重みもあるので、慎重に開けるようにしています。ただ、開け閉め自体は専用の棒を取っ手に引っ掛ければ簡単にできます。

収納も兼ねた機能的なベッド。就寝はコンパクトな寝袋で


―ベッドなど、内側にあるアイテムについても教えてください。

キャンパートレーラー 中

【アンディ】日本人はきれい好きなんですよね?だいぶ散らかっているからびっくりするかもしれません。

入って右がベッド、真ん中から左のエリアはリビングスペースです。見ての通りベッドは高さがありますが、下が収納スペースになっています。

【テリー】ベッドは丁度タイヤの上部にあります。正直、家のベッドほど寝心地が良いわけではないですが、数日間のキャンプだったら全く問題ないですね。

ベッド前の箱はステップとしての役割もあります。これがないとベッドになかなか上がれません。

箱の中

ちなみに中身は適当なものです。見ての通り、私たちは片付けが上手くないので、入れられそうなところに入れられるものを押し込んでいます(笑)

キャンパートレーラー中2

【テリー】これほど高い位置にベッドがありますが、それでも天井が高く、圧迫感はありません。熱もこもりにくく、快適に過ごせていますよ。

寝袋

寝る時は、軽くて持ち運びにも便利な寝袋を使っています。毛布や布団はかさばるし重いので。

キャンパートレーラー中3

【テリー】テント内ののテーブルはもともとベッド下に収納されていて、本来は調理台として使うものなんです。

パイプから水をくみ上げて蛇口から出る仕組みになっているんですが、見ての通り、私たちは調理台として使っていません。

外に設置しているテーブルの方が調理台としては使いやすいので、このテーブルは“何でも用”にしました。

テーブル

【アンディ】その横のテーブルも、正直、あまり必要がないんです。

何となく「小さなテーブルがあるに越したことないかな」と思って持ってきただけなんですよね。次回は自宅に置いてくると思います(笑)

愛犬用ベッド

【テリー】これは愛犬ビリーのベッドです。寝心地が良いようで、夜も静かに寝ていますね。まだ生後7か月なので、一度目を覚ましたらずっと暴れていますが。

―チェアが目立ちますが、屋外ではどのように過ごしているのでしょうか。

アウトドアチェア

【アンディ】外にあるこのアウトドアチェアは、ゆったりと休めるので気に入っています。足を伸ばせるので良いですよ。

特に夜、キャンプファイヤーをしながらここでビールを飲むのは最高です。

キャンプ場の様子

【テリー】このキャンプ場は川沿いにあるので、さまざまな水上スポーツを楽しむ人がたくさんいます。私たちはカヤックをしていましたが、水上スキーやジェットスキーをしている人を、今日はよく見かけましたね。

今回お話を伺ったアンディさんとテリーさん

【アンディ、テリー】日本の皆さんが、オーストラリアでのキャンプに興味を持って頂けたら嬉しいです。いつかオーストラリアにも遊びに来てくださいね!