冬の車中泊に備えて5,000円以下のシュラフを買って使ってみました!
目次
車中泊で使うシュラフの検討ポイント
小学生のころ、ボーイスカウト活動を通してキャンプでシュラフを使用した経験がありました。
その経験から冬の車中泊でシュラフを使えば快適に過ごせるのではないかと考えました。
そこで、私たち夫婦が車中泊で使用するシュラフを選ぶ際に検討したポイントをご紹介します。
シュラフの形状
シュラフには大きく分けて、「マミー型」と「封筒型」の2種類があります。
マミー型
マミー型という名前は、ミイラを意味するMummy(マミー)に由来しています。
シュラフに入って寝ている姿がミイラに似ていることから、この名前がつきました。
このタイプは足元に向かうほど細くなる形状のため、保温性が高い一方で、少し窮屈に感じる方もいるようです。
封筒型
封筒のように長方形の形状をしたシュラフで「封筒型」と呼ばれています。
足元が広く、寝返りも打ちやすいので、家で寝ているときに近い感覚になるのが特徴です。
コンパクトに収納できる?
自宅で使用している布団を、車に持ち込めれば快適かもしれませんが、狭い車内では収納スペースに限りがあります。
特に、長期間の車中泊旅では寝具以外にも荷物が増えるため、収納の工夫が必要です。
マミー型シュラフに多く使用されている素材は、ダウン(羽毛の一種)です。
この素材は圧縮すると非常にコンパクトになるため、収納スペースに困ることはほとんどありません。
封筒型も布団に比べると、コンパクトに収納できますが、マミー型の方が優れている場合が多いです。
保温性は?
1年前の冬、布団を使用して車中泊をしましたが、とても寒く感じました。
シュラフはアウトドアでの使用を前提に作られているため、布団よりも保温性に優れています。
保温力は羽毛や綿の量が多いほど高くなります。
個人的には、窮屈そうなマミー型よりも、広々とした封筒型で十分な保温性が確保できれば理想的だと思っています。
それぞれの特徴から私たちが選んだシュラフの形
マミー型シュラフは、体にフィットする形状のため、シュラフ全体が温まりそうです。
首まわりを絞れるタイプも多いので、冷気をシャットアウトできるのも嬉しいポイント。
軽量で包まれるような安心感があり、熟睡できそうです。
一方で封筒型シュラフは、家で寝ているような感覚を大切にしたい人に向いています。
多くの場合、化繊素材が使用されており、濡れても保温性が低下しにくく、ダウン素材に比べて安いのも魅力です。
ただし、暖かさではマミー型のシュラフの方が優れていると思います。
シュラフを購入するのが初めての私たちは、家にいるような感覚でゆったりと寝られることを重視し、今回は封筒型を選ぶことにしました。
楽天市場で5000円以下の封筒型のシュラフ5選
車中泊で使用するのであれば、羽毛を使った高価なシュラフより、比較的安価なシュラフでも十分対応できると考え、今回は5,000円以下の商品を中心に、検索条件として「最低使用温度が-10℃から-1℃の範囲」に絞って検索しました。
その中で私がいいなと思ったシュラフを5つ紹介させていただきます。
アウトドアファッションYMBSTORE:4,390円
ダブルジップ・ネックウォームファイバー+エアヒート繊維採用の最新モデル
サイズ:190cm(調整ひもまで)×幅75cm
素材:コットンファイバー
仕様:簡易防水・防風仕様で丸洗い可能
シロクマの体毛と同じ中空繊維を使用し、断熱性と軽量性を備えています。
顔まわりに調整ヒモがついているので、冷気をシャットアウトできます。
cool beans:4,500円
210T生地、6Dファイバー繊維を使用し、保湿率を大幅にUPしたNEWモデル
サイズ:225cm×幅80cm
素材:6D中空綿
仕様:吸水性・速乾性に優れ暑い季節もさらさら生地で肌触り抜群
210Tの「T」は、繊維の密度を表しています。
密度の高い生地を使用しているため、熱を逃がしにくく、保温性に優れています。
DASHDREAM楽天市場店:4,880円
210T生地を使用し、耐久性に優れた素材で機能性抜群なワイドモデル
サイズ:220cm×幅85cm
素材:中空フォローファイバー
仕様:保温性や通気性に優れて、オールシーズン対応
繊維にマカロニのような空洞があるため、通気性がよく、蒸れにくいのが特徴。
家の洗濯機で丸洗いができます。
アウトドア専門店 ゴリラ:4,580円
ダブルキルト(化繊綿2層構造)だからできる抜群の保温力
サイズ:230cm×幅80cm
素材:中空化学繊維
仕様:吸水性・通気性の良い素材なので汗をよく吸う
豊富なカラーバリエーションで、手触りがよく、厚みがあり、ふかふかとした寝心地。
雑貨の国のアリス:3,278円
防災士災害備蓄管理士が監修した、210T生地を使用したモデル
サイズ:220cm×幅75cm
素材:中綿
仕様:防水・撥水加工で防風仕様
足元二重保温カバーで冷気を遮断し、真冬でも足先まで暖かい。
防災士災害備蓄管理士が監修しているので、安心して使用できます。
私たちが選んで購入したシュラフ
どれもいい商品ばかりで悩みましたが、今回私は雑貨の国のアリス(3,278円)のシュラフを購入しました。
・値段も手ごろ
・ライトブラウンのカラーが気に入りました
・防災士災害備蓄管理士が監修している
以上、3つが理由になります。
5つの商品すべて、コンパクトに収納でき、丸洗いもできますので、いろいろ検討してみてください。
実際に使ってみた感想
DIYした木製のベッドにマットレスがない状況では快適に寝られません。
思ったより薄手だったため、インフレーターマットやマットレスを併用するのがおすすめです。
室温9℃の環境で使用しましたが、シュラフだけでは寒さを感じたため、薄い毛布をシュラフの中に入れることで快適に眠ることができました。
また、首まわりについている紐を絞れば、頭までしっかりカバーでき、寒さ対策には効果的。
ライトブラウンのカラーが想像通りおしゃれで、車内の雰囲気にもぴったり!とても満足しています。
さらに、収納の簡単さも大きな利点です。
シュラフをコンパクトにまとめられるので、狭い車内でもスペースを有効活用でき、とても助かっています。
ポータブル電源が必要にはなりますが、電気毛布や湯たんぽを用意しておくのも良い方法ではないでしょうか。
より快適な車中泊が実現できそうです。
まとめ
たくさんあるシュラフの中から、車内で使用できる安価なものを見つけられてよかったです。
購入したシュラフは、春から秋にかけて活躍してくれると思いますが、冬には電気毛布などを併用していきたいと思います。
私たちの車中泊旅では、外気温が5℃以下の予報が出ているときは、ビジネスホテルなどの宿泊施設を選ぶほうが良いかもしれません。
どんなに工夫しても寒さには限界があり、寝られない車中泊旅は疲れをためてしまう原因になります。
無理せず、楽しみながら車中泊旅を続けていきましょう!