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大型犬と夫婦で車中泊。ハイエースのキャンピングカーを購入した理由
目次
愛犬との車中泊旅にハイエースのキャンピングカーを購入してよかったこと
「本当に買ってよかったの?」そう思う人もいるかもしれません。
そこで、私たち家族がハイエースのバンコン・アルコーバを購入して実際に使ってみてよかった点をお伝えします。
愛犬との快適な旅行を実現できる
私たちは「愛犬と一緒に旅がしたい」という思いからキャンピングカー購入を考えるようになりました。
キャンピングカーを購入する前の大型犬との旅行は、事前の準備が大変でした。
宿泊先のホテルや旅館の制限、移動手段の選択や移動中のスペースの問題など、解決しなければならない課題がたくさん。
例えば、公共交通機関を利用する場合、大型犬はケージに入れたまま長時間移動しなければならず、愛犬にとって大きなストレスになってしまいます。
また、宿泊施設も大型犬を受け入れてくれる所は限られており、ホテルを探すのに一苦労。
運よく空いていても、料金が高額になることも少なくありませんでした。
アルコーバに限らずですがキャンピングカーがあれば、愛犬をケージに入れることなく、同じ車内で移動できます。
愛犬ものびのびと過ごせるので安心です。宿泊先を探す手間もなく、好きな場所に車を停めて、自由に休憩を取れるようになりました。
運転しやすさと駐車しやすさが両立できる車両サイズ
キャンピングカーを選ぶ際は単に室内が広いだけでなく、運転や駐車のしやすさも考慮しなければなりません。
バンコンは普通免許で運転できるし、バックモニターや大きな窓による良好な視界も運転しやすさも利点。
それに、国産車と言う安心感と高い走行性能も魅力でした。
確かにアルコーバはハイエースの中でも大きい方ですが普段からミニバンを運転していたので、それほど違和感はありませんでした。
ただ、正直言って狭い道での対向車とのすれ違いや、スーパーなどの駐車場では少し注意が必要です。
特に狭い道路に面した駐車場だと、スペースが限られて取り回しに困ることもよくあります。
それに加えて、気をつけないといけないのが、車体の下、後方に設置されている家庭用エアコンの室外機。
車止めや段差に室外機をぶつけてしまわないように、慎重に運転・駐車しないといけません。
これは購入前には気づかなかった点です。
大型犬と飼い主の両方に適切な広さと室内レイアウト
アルコーバの室内スペースは幅1,650mm・高1,620mmと、身長163㎝の筆者がストレスを感じることなくスイスイ移動できるサイズ。
さらに大型犬が車内で快適に過ごすためには、専用の居場所を確保できる広さが必要です。
そこで思い切ってシートレイアウトを変更。
4人掛け用のテーブルを取り除き、本来1,640mm×900mmの子供用エキストラベッドとして使用するスペースを、我が家の愛犬(体長75cm・体重30kg)のために、ダイネット30cm延長シートを追加注文して、1,640mm×1,200mmの愛犬専用スペースを確保しました。
トイファクトリーで延長シートを作っているとディーラーから教えてもらってディーラーに発注。
取り付けも購入したディーラーでしてもらいました。
この延長シートは簡単に取り外しができます。
おかげで私たちのアルコーバの室内は、愛犬とゆったり過ごせる空間になっています。
車内中央部に愛犬スペース、運転席側の後方には、広々とした就寝スペース。
助手席側の後方には、システムキッチンが配置されていて、その奥にはトイレルームも完備。
助手席を前に倒せば、背もたれがバックシートに変身。
さらに、折りたたみテーブルや引き出し式のテーブルも標準装備されているので、ダイネットのテーブルを取り除いても、十分に食事や団らんを楽しめます。
自宅の駐車スペースに収まる
これは購入前の注意点ですが、キャンピングカーは思ったよりもサイズが大きいので、十分な広さの駐車スペースの確保を考慮しておくべきです。
自宅の敷地内に駐車することが難しい場合は、専用の駐車場を借りることを検討する必要があります。
私たちは自宅駐車場にアルコーバを止めていますが、購入前に駐車場の屋根の高さや、ガレージ前の道路幅などを確認し、スムーズに出入りできるかどうかをシミュレーションしました。
大人2人の独立した就寝スペースがある
快適に眠れる場所があるかどうかは、キャンピングカー選びの重要なポイントの一つです。
良質な睡眠は楽しい旅の基本なので、就寝スペースには特に注目しました。
アルコーバは、縦方向に長さ1,950mm×幅765mmの常設2段ベッド仕様。
愛犬がすぐ近くで安心できるように、私は下の段に、夫は上の段に一人ずつ自分のベッドを確保しました。
身長178cmの夫でも余裕で足を伸ばして眠れるので、長時間の運転後でも疲れはしっかり取れています。
ダイネット部分には愛犬専用のスペースを確保しつつ、大人2人が快適に就寝できています。
使い勝手の良いキッチン設備
アルコーバはキッチンも使い勝手抜群。
ガラストップ式のステンレスシンクに容量40Lの大型冷蔵庫、キッチン脇にはビルトインの電子レンジ、大容量の引出し3段。
上部にもシャッター付タワー型収納が設置されていて、電気ポットやフライパン、IHコンロを収納。
コンパクトながらも必要なものが全てそろっているので、旅先でも不便を感じることなく台所仕事がはかどります。
愛犬と私たち家族にとって、アルコーバはまさに「動くワンルーム」!犬だけに。
キャンピングカー購入前は、車中泊旅のYouTubeをたくさん観ました。中でも特に、「みなさん食事はどうしているのか」に興味があったからです。
RVパークやオートキャンプ場での車中泊の様子、ご当地の鮮魚や有名な食べ物を購入して、ご飯や真空パックの食材を電子レンジで温めたり、時には屋外でバーベキューを楽しんだりする様子が、とても参考になりました。
私の希望は、朝はIHで調理し、暖かいスープや香り高いドリップコーヒーを淹れて、外の景色を眺めながらゆっくり朝食をいただくこと。
そして洗い物を片付けること、などと夢を膨らませていました。
アルコーバは、そんな私の理想をかなえてくれるキャンピングカーでした。
食事スペースとステンレスシンクが窓際に配置されていることも高評価ポイントです。
さらにシンクの横には40Lの冷蔵庫。
ご当地の食材やデザートもこれのおかげでたっぷり買い込めるので、お買い物も楽しみの一つになりました。
アルコーバはベッドが常設されているので、キンキンに冷えたビールで乾杯し、眠くなったらそのままベッドにもぐり込む。
この贅沢さは、キャンピングカーの旅ならではの楽しみ方です。
愛犬との車中泊旅の必需品、家庭用エアコンを装備
さらに、私たちのアルコーバはトイファクトリーのクールコンプシステム(家庭用エアコン)を搭載。
エンジン停止中でもサブバッテリーでエアコンが動くので、就寝時はもちろん、買い物やお風呂で外出するときなど、愛犬だけでお留守番しないといけない場合に、車内を一定温度に保ってくれるのも大きな魅力です。
あとがき
キャンピングカーの購入は、愛犬との自由な旅を実現するための第一歩です。
ただ単に車を買うのではなく、新しい生活スタイルを手に入れられます。
一緒に旅をすることで、愛犬との信頼関係もさらに親密になりました。
日々の生活では見逃しがちな愛犬の新しい一面を見ることができたのは、キャンピングカー旅のおかげです。
愛犬と新しい場所でお散歩したり遊んだり、昼寝をしたりおやつを食べたり、四六時中、こんなにも近くで一緒に過ごせる時間は、何ものにも代えがたい宝物です。
キャンピングカー購入を検討されている人、特に愛犬との旅行を考えている人には、ぜひこの素晴らしい体験をしていただきたいと思います 。