【新モデル取材】HAPPY1+のオーナーが上位モデル「premium」を見て、比べてみた
目次
ベース車両は既存モデルと同じダイハツのハイゼットトラック。
既存モデルではオプションだった以下の装備が標準装備となっています。
400Ahリチウムイオンバッテリー ※筆者は200Ahを採用
ビルトインクーラー ※筆者はオプションで採用
エバスペヒャー製FFヒーター ※筆者はオプションで別メーカーのFFヒーターを採用
冷蔵庫 ※筆者はオプションで採用
ミラー型ドライブレコーダー ※筆者はオプションで採用
ステップライト ※筆者はオプションで採用
サイドオープナー ※筆者購入時にはなかったオプションなので不採用
外部コンセント ※車外でコンセントは使用しないことが多いかと考え不採用
参考価格: 448万円〜(税込、諸費用込み)
参考公式サイト:JPSTAR
メリット
・内装・外装や標準装備の充実
コーキングのメンテナンスやエアコンの騒音など、従来モデルに乗っているユーザーの意見を反映してモデルチェンジされており、つい筆者も乗り換えたくなってしまいました。
デメリット
・価格
筆者が選んだ足回りのオプション、Maxファン、電子レンジといった追加装備の費用を含めると、総額は500万円近くになります。
そうすると、普通車がベースのキャンピングカーと価格帯が近くなってしまいます。
500万円以上支払いが可能であれば、走行性を重視して普通車がベースのキャンピングカーを検討しても良いのではないでしょうか。
外観の進化
HAPPY1 premiumは、既存モデルと同じくダイハツ・ハイゼットトラックをベースとしていますが、外観が大きく変化していました。
ボディの継ぎ目がなめらか
私のハッピーワンプラス(写真左)はリアパネルのつなぎ目がコーキングされています。
プレミアム(写真右)ではリアシェルがなめらかで高級感のある外観となりました。
電動フラットオーニング
既存モデルの突き出たオーニングに代わり、プレミアムではボディと一体化したフラットタイプのオーニングを採用。
プレミアムは見た目がスッキリしただけでなく、既存モデルと同じく開け閉めが電動なので手間要らずです。
新たにサイドオープナーを装備
私が乗っている既存のハッピーワンプラスにも後部座席下に収納がありますが、プレミアムではこの収納スペースに外部からアクセスできるサイドオープナーを新たに装備。
筆者は普段この部分に折りたたみの机や椅子を収納していますが、プレミアムだといちいち車内に戻って取り出さなくてもいいので便利になりました。
外部設備の統合
既存のハッピーワンプラスのリア(写真上)。
給水口、シャワー、FFヒーター給油口が別々でデザインもあか抜けているとは言えません。
ハッピーワンプレミアム(写真下)では給水口、シャワー、FFヒーター給油口が一体型になり、使いやすさと見た目の美しさが向上しました。
エントランスドアの改良
↑従来モデルのエントランスの窓はカーテンで目隠しされていました。
↑プレミアムではスライド式のアコーディオンタイプの網戸に変更されています。
さらにプレミアムの扉には電子キーが採用されており、鍵の開け閉めがとてもラクに。
内装、運転席の刷新
HAPPY1 premiumは内装も既存モデルから大きく進化し、より快適で高級感のある空間となっています。
改良された網戸とシェード
既存モデルのハッピーワンプラスの窓(写真左)。
プレミアム(写真右)はフラットタイプの網戸とシェードを採用し、従来のものより操作しやすくなった印象。
クーラーがビルトインタイプに変更
↑私が乗っているハッピーワンプラスのクーラーはよくある車中泊用の12Vのもの。
コンパクトですが家庭用エアコンのように出っ張っています。
プレミアムでは、後部の収納スペースにクーラー本体が格納され居住空間の拡大に貢献。
吹き出し口が車両後部に移動したため、室内を均等に冷せます。
既存モデルでは、クーラー稼働時の騒音が気になり眠れないこともありましたが、新型は騒音が少なく快適に過ごせそうでした。
電子レンジが下に移動
↑電子レンジは既存モデルではキッチンに向かって右上に設置されています。
プレミアムはビルトインクーラーになった分、収納スペースが減ったため、電子レンジ置き場が車体後方のキッチン下に移動されていました。
特に調理中にしゃがむ必要があるため、個人的には従来の場所よりやや使い勝手が悪い印象です。
運転席もより快適に
運転席と助手席に肘掛け(アームレスト)が付いていました。長距離運転でも快適に過ごせそうです。
まとめ
HAPPY1 premiumは、現在のHAPPY1+の優れた特徴を受け継ぎつつ、さらに多くの改良と豪華装備を追加したキャブコンタイプの軽キャンピングカーです。
外観の洗練度、内装の高級感、そして電装系が強化され利便性が全体的に大幅に向上しています。
さらに、軽自動車ベースでありながら、フルサイズのキャンピングカーに匹敵する快適性と機能性があります。
ただ、従来モデルよりも約100万円高くなっています。
ご自身の予算と相談して、オプションを厳選してもいいのであれば安価な従来モデルを選択するのもアリではないでしょうか。