長期のひとり旅でも退屈せずに過ごせる!!夜の時間の楽しみ方




RVパークの夜


RVパークの駐車場

では、RVパークなどでの車中泊はどうでしょうか。

テーブルやチェアの展開は許されていても、野外調理はできない施設がほとんど。

また、基本的には駐車場なので、人目の多い施設もあるでしょう。

キャンピングカーであれば車内での調理も可能ですが、油や匂いが気になります。

私はレトルトパウチなどの簡単な惣菜で済ませることがほとんどです。

惣菜メインだと調理の前後にかかる時間はわずか。

残った時間は「車内で過ごす」ということになります。

もし同乗者がいる旅なら明日の予定を話し合ったり、車内で映画を観たり、夜の散歩に出かけたりといった何気ない行動で時間が過ぎていくのではないでしょうか。

ひとり旅では、話し相手は自分だけです。

とりわけ長旅になると、なんとなく退屈で、時間を持て余す夜もたびたびあります。

ぼんやりとスマホを眺め、そろそろ寝る時間になっただろうと思ったのに「まだ21時か」なんてことも。

本業はライターですから仕事をすればいいのかもしれませんが、身体は疲れているので気力がわきません。

だんだんと気分が落ち込み、「自分はこんなところでなにをしているんだろう……」「もう帰ろうか」と迷走してくることも。

そんな夜に私が実践していることを、いくつかご紹介します。

一日の行動を振り返る


手帳とペン

ブログ、SNS、動画、手帳や日記帳など、旅の記録を残す人は多いと思います。

私も夜にその日の行動を振り返り、旅日記をつける時間をとっています。

そのときに活躍するのが、過去記事でもご紹介したスマホ専用ミニフォトプリンター「iNSPiC」

その場で写真をプリントし、シールのように日記帳に貼れるガジェットです。

コンビニエンスストアでも写真プリントはできますが、車内で完結するのは便利。

充電式なので、数日に一度充電すればしばらく使えます。

撮った写真を振り返ったり、入場券などのペーパーアイテムを整理したりしていると、「今日もいい一日だった」と充実感がわいてきて元気が出ます。


オーディオブックを聴く


Iphone

「Audible」「audiobook.jp」など、いくつかの有料サービスが展開されているオーディオブック。

いわゆる「朗読」や「読み聞かせ」サービスですが、子ども向けばかりではありません。

ベストセラー小説、ビジネス書、実用書、語学教本などあらゆる書籍がオーディオ化され、「聞く本」として市民権を得つつあります。

利点はたくさんあり、運転後にありがたい「目を休められる」ところや、スマートフォンひとつで利用できるところ。

キャンピングカーに限らず普通車の車中泊でも利用できます。

タイマーをセットしておいて「寝落ち」してもOK。

総再生時間10時間以上の長編もあるので、毎日少しずつ進めていけます。

「寝る前に続きを聞こう」と、車中泊の夜に楽しみができます。

とくにホラーやサスペンスは、人の声で読んでもらうと臨場感抜群。

耳で聞くと普段は読み飛ばしてしまうようなディティールもしっかりと頭に残り、物語をより深く楽しめますよ。

有料サービスのいいところはプロのナレーターや俳優が朗読を行っているところですが、無料サービスならポッドキャストもいいですね。

海外ドラマやシリーズ小説など長編作品に挑戦する


テレビ

興味のないテレビ番組をなんとなく流しているよりも、「これを観よう」と能動的にコンテンツを選ぶ方が充実感を得られます。

「Amazon Prime Video」「Netflix」「U-NEXT」などの見放題サービスで、普段は挑戦できないような長編を少しずつ視聴していくのも効果的。

海外ドラマのような長期シリーズを見終わったときには、一種の達成感も味わえます。

キャンピングカーなら、HDMIケーブルでテレビにつなぐことでスマートフォンのコンテンツも大画面で楽しめます。

書籍は重く荷物になるので、旅の相棒には電子書籍もお勧めです。

インターネットさえあれば日本中どこででも買い足せるのも魅力です。

夜の過ごし方のポイント


車内の写真

あくまで「私にとっては」ということになりますが、退屈せずにひとりの夜を過ごすには、ルーティンを作るのがいいようです。

「ヒマだ」「なにしよう」とその場で考えるではなく、「毎日やること」を用意しておく。

もちろん自由なひとり旅ですから、スケジュールに縛られる必要はないのですが、選択肢があると過ごしやすいです。

また、長編を少しずつ味わうなど「昨日よりも前進している」「有意義なことをしている」という感覚も私にとっては大事。

よく考えると短期間の旅行では退屈を感じる間もなく時間が過ぎていくので、「今夜はどう過ごそう」とあれこれ悩むのは、長旅ゆえの幸せなことなのかもしれません。

日本一周など、長期のひとり旅を考えている方の参考になれば幸いです。